Story
グリーンベレーの戦闘エリートとして活躍していたジョン・ランボー(シルべスター・スタローン)は、いまだベトナム戦争の悪夢にさいなまれていた。ランボーは祖国アメリカへと戻り、故郷のアリゾナの牧場で古い友人のマリア(アドリアナ・バラッザ)、その孫娘ガブリエラ(イベット・モンレアル)とともに平穏な日々を送っていた。しかし、ガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致されたことで、ランボーの穏やかだった日常が急転する。娘のように愛していたガブリエラ救出のため、ランボーはグリーンベレーで会得したさまざまなスキルを総動員し、戦闘準備をスタートさせる。(映画.comより)
2019年/アメリカ/エイドリアン・グランバーグ監督作品
評価 ★★★☆☆
今回のランボーは旧知の女性とその孫娘で疑似家族を形成しているわけですが、ランボーの家庭生活が描かれているのはシリーズ中でも異色です。
しかし、度重なる戦闘での心の傷は癒されていないようで、精神安定剤を服用し、敷地内にトンネルを掘って生活しているところにそれが現れています。
冒頭の遭難救助シーンもこれまで救えなかった命への代償行為でしょうか。
正直、作る必要はあったのかなと考えたのですが、敵がメキシコの犯罪組織というところに、彼らの密入国と犯罪への怒りが反映されていると受け取れます。
最愛の娘を奪われたランボーが、協力者の女性ジャーナリストに彼の復讐哲学を切々と説き、逆襲に転じるところからの残虐アクションが凄まじい。
彼の怒りのボルテージはシリーズ中、本作が最大と思いました。
戦いの後、致命傷を負ったかに思えたランボーですが、ロッキングチェアから立ち上がって馬を駆る姿に新たな戦いが始まる余韻を残しました。願わくば流血を伴う戦いはこれでラストになって欲しいです。
⭐️ランボー、トリビア〜!!⭐️
女性の協力者
ランボー第1作には、逃亡中の彼を助ける女性が設定されており、実際に撮影までされていたそうですが、アクションの緊迫感を弱めることからカットされたそうです。
ランボーを助けたメキシコ人女性ジャーナリストには、その時のキャラが反映されているのではないかと思いました。
ブービートラップ
敵を迎え撃つ罠は第1作でも出てきて、この時は急所を外した作りにしてましたが、今回は容赦無しの完全殺戮仕様で鳥肌が立ちます。
エクスペンダブルズとのリンク
メキシコに囚われた女性を救出しに行くというストーリーは、当初からランボーの最新作として企画されていたのがエクスペンダブルズに変更。
しかし、結局ランボーとしても製作されてしまったわけです。
国境の壁
ランボーがアメリカとメキシコの国境フェンスを(メキシコ側から)ブチ破る場面があります。スタローンは国境に壁を作れ派なのが窺える。
ダマスカスナイフ
娘の誕生プレゼントに自作のナイフをプレゼントするランボー。
「ナイフなんて」「レターオープナーに使え」「いまはメールよ」のやり取りにランボーのアナログぶりが出て微笑ましい。
(ロッキースピンオフの「クリード」でもクラウドと言われて空を見上げるシーンがありました。)
この時作ったのがダマスカスブレードで、実物ははっきり映りませんでしたが、これは何種類もの金属を重ねて鍛造する高度な技術が必要なナイフで、年輪のような模様が非常に美しいものです。
ランボーの器用さは犯罪者を迎え撃つトラップに活かされました。
評価 ★★★☆☆
今までのランボーシリーズと比べてみても、今回のランボーは穏やかな家族との日常からスタートするので、私もwancoと同じでだいぶ異色な印象を受けました。
やっと幸せな日常を手に入れたはずだったのに、この後、最愛の娘が窮地に立たされ、復讐劇へと駆り出される展開は映画ではよくあるパターンですが、戦争というイメージが強かったランボーシリーズで、このハードボイルドな感じへと進んで行く展開は逆に新鮮で面白かったです。
娘役のガブリエラを演じた女優さんがちょっと危なっかしい感じのとてもキュートな女性で、ランボーが命がけで守ってあげたくなるのが分かるくらい、この映画に華を添えていました。
復讐劇に関しては、ちょっと目を覆うくらいグロいシーンがたくさん出てくるので、私は凝視できませんでしたね。。
でも、74歳とは思えないスタローンのアクションは、全盛期の当時のランボーを彷彿とさせて、とても格好良かったです。
スタローンって筋肉がスゴイ、アクション俳優のイメージが強いですが、実際は脚本家や監督の肩書きがある、おまけにシリアスな演技も上手い知的な役者さんなんですよね。この作品もシリーズのラストになるのでしょうか?晩年の年老いたランボーを魅力たっぶりに演じていたと思います。
過去のランボーシリーズのレビューはこっちを見てね↓。
『ランボー』
『ランボー2 怒りの脱出』
『ランボー3 怒りのアフガン』
『ランボー4 最後の戦場』
映画『ランボー ラスト・ブラッド』公式サイト
(「ランボー ラスト・ブラッド」2020年 7月 昭島ムービックス にて鑑賞。)
グリーンベレーの戦闘エリートとして活躍していたジョン・ランボー(シルべスター・スタローン)は、いまだベトナム戦争の悪夢にさいなまれていた。ランボーは祖国アメリカへと戻り、故郷のアリゾナの牧場で古い友人のマリア(アドリアナ・バラッザ)、その孫娘ガブリエラ(イベット・モンレアル)とともに平穏な日々を送っていた。しかし、ガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致されたことで、ランボーの穏やかだった日常が急転する。娘のように愛していたガブリエラ救出のため、ランボーはグリーンベレーで会得したさまざまなスキルを総動員し、戦闘準備をスタートさせる。(映画.comより)
2019年/アメリカ/エイドリアン・グランバーグ監督作品
評価 ★★★☆☆
今回のランボーは旧知の女性とその孫娘で疑似家族を形成しているわけですが、ランボーの家庭生活が描かれているのはシリーズ中でも異色です。
しかし、度重なる戦闘での心の傷は癒されていないようで、精神安定剤を服用し、敷地内にトンネルを掘って生活しているところにそれが現れています。
冒頭の遭難救助シーンもこれまで救えなかった命への代償行為でしょうか。
正直、作る必要はあったのかなと考えたのですが、敵がメキシコの犯罪組織というところに、彼らの密入国と犯罪への怒りが反映されていると受け取れます。
最愛の娘を奪われたランボーが、協力者の女性ジャーナリストに彼の復讐哲学を切々と説き、逆襲に転じるところからの残虐アクションが凄まじい。
彼の怒りのボルテージはシリーズ中、本作が最大と思いました。
戦いの後、致命傷を負ったかに思えたランボーですが、ロッキングチェアから立ち上がって馬を駆る姿に新たな戦いが始まる余韻を残しました。願わくば流血を伴う戦いはこれでラストになって欲しいです。
⭐️ランボー、トリビア〜!!⭐️
女性の協力者
ランボー第1作には、逃亡中の彼を助ける女性が設定されており、実際に撮影までされていたそうですが、アクションの緊迫感を弱めることからカットされたそうです。
ランボーを助けたメキシコ人女性ジャーナリストには、その時のキャラが反映されているのではないかと思いました。
ブービートラップ
敵を迎え撃つ罠は第1作でも出てきて、この時は急所を外した作りにしてましたが、今回は容赦無しの完全殺戮仕様で鳥肌が立ちます。
エクスペンダブルズとのリンク
メキシコに囚われた女性を救出しに行くというストーリーは、当初からランボーの最新作として企画されていたのがエクスペンダブルズに変更。
しかし、結局ランボーとしても製作されてしまったわけです。
国境の壁
ランボーがアメリカとメキシコの国境フェンスを(メキシコ側から)ブチ破る場面があります。スタローンは国境に壁を作れ派なのが窺える。
ダマスカスナイフ
娘の誕生プレゼントに自作のナイフをプレゼントするランボー。
「ナイフなんて」「レターオープナーに使え」「いまはメールよ」のやり取りにランボーのアナログぶりが出て微笑ましい。
(ロッキースピンオフの「クリード」でもクラウドと言われて空を見上げるシーンがありました。)
この時作ったのがダマスカスブレードで、実物ははっきり映りませんでしたが、これは何種類もの金属を重ねて鍛造する高度な技術が必要なナイフで、年輪のような模様が非常に美しいものです。
ランボーの器用さは犯罪者を迎え撃つトラップに活かされました。
評価 ★★★☆☆
今までのランボーシリーズと比べてみても、今回のランボーは穏やかな家族との日常からスタートするので、私もwancoと同じでだいぶ異色な印象を受けました。
やっと幸せな日常を手に入れたはずだったのに、この後、最愛の娘が窮地に立たされ、復讐劇へと駆り出される展開は映画ではよくあるパターンですが、戦争というイメージが強かったランボーシリーズで、このハードボイルドな感じへと進んで行く展開は逆に新鮮で面白かったです。
娘役のガブリエラを演じた女優さんがちょっと危なっかしい感じのとてもキュートな女性で、ランボーが命がけで守ってあげたくなるのが分かるくらい、この映画に華を添えていました。
復讐劇に関しては、ちょっと目を覆うくらいグロいシーンがたくさん出てくるので、私は凝視できませんでしたね。。
でも、74歳とは思えないスタローンのアクションは、全盛期の当時のランボーを彷彿とさせて、とても格好良かったです。
スタローンって筋肉がスゴイ、アクション俳優のイメージが強いですが、実際は脚本家や監督の肩書きがある、おまけにシリアスな演技も上手い知的な役者さんなんですよね。この作品もシリーズのラストになるのでしょうか?晩年の年老いたランボーを魅力たっぶりに演じていたと思います。
過去のランボーシリーズのレビューはこっちを見てね↓。
『ランボー』
『ランボー2 怒りの脱出』
『ランボー3 怒りのアフガン』
『ランボー4 最後の戦場』
映画『ランボー ラスト・ブラッド』公式サイト
(「ランボー ラスト・ブラッド」2020年 7月 昭島ムービックス にて鑑賞。)
当時、通っていた学校についてですが、渋谷にありましたスコット・ロス•デジタルスクールというCGの学校でした。
私ももうずいぶん前のことになりますので、今現在、このスクールがどうなったのか、詳しいことも覚えていない状態ですのでお力にはなれないかと思います。申し訳ないです。。
学校の情報ありがとうございます。
因みに、当時のクラス(坂口さんと同じクラス)の担任だった先生のお名前は憶えていらっしゃいますか?
学校の情報なんですが、今からもう20年以上も前に開校されたばかりのスコット・ロス•デジタルスクールの第1期生の生徒が私で、夜間のsoftimage3D(3DCGソフトウェア)のクラス(期間は4月からの半年間でした)に在籍していました。
その期間にご一緒したのが坂口亮さんです。
当時のクラスの講師についてですが、ごめんなさい、名前は覚えていなくて、確か現場でも活躍されていた20代の若い男性の先生でした。
若くてもとても優秀で、作品を作る際に彼の教えはとても参考になった覚えがあります。
これ以上はちょっと覚えていなくて申し訳ないです。
お役に立てば良いのですが・・。
その先生はもしかしたら「岡本公功」という名前ではなかったですか?
記憶は定かではないのですが、もしかしたら、そのような名前だったような気がします。