Story
湖の家へ引っ越して来た建築家アレックス(キアヌ・リーブス)は、郵便受けに奇妙な手紙を見つける。それはシカゴの病院に着任することになり、湖の家を引っ越すことになった女医ケイト(サンドラ・ブロック)からの次の住人へ宛てた手紙だった。手紙の内容を不思議に思うアレックス。なぜかアレックスとケイトには2年の年月の隔たりがあった。最初はお互いを疑っていた二人だが、不思議な手紙のやりとりを続けていくうちに、この奇妙な現実を受け入れざるを得なくなる。そして文通を通して、お互いの心の内を知るようになると、彼、彼女こそが自分の真実の相手だと思うようになっていった。愛情を深めていく二人。ケイトの時間で明日、アレックスの時間では2年後に、予約の取れないことで有名な、街で一番人気のレストラン「イルマーレ」で会うことを約束するのだが、はたして二人は時を超えて出会うことができるのか・・・。
2006年/アメリカ/アレハンドロ・アグレスティ監督作品
評価 ★★★★☆
韓国版のオリジナルは見ていないので、見ていたらまた感想は変わったでしょうが、私はこの映画は大人の恋愛映画として充分楽しめる作品になっていたと思います。
携帯電話やEメールなどですぐに相手とつながる時代に、手紙でのやりとりで恋に落ちていくストーリーは、現代が舞台なのにすごく古典的で、ロマンチックに感じました。また、アレックスとケイトの間に2年の年月の隔たりがあるという設定も、なかなか出会えないもどかしさがあって、よけいにこの恋愛に釘付けとなりました。
私が一番好きなシーンは、アレックスの父親が亡くなって、ケイトがアレックスの時間ではまだ発売されていない父親の写真集を、湖の家の郵便受けに入れて、アレックスにプレゼントするシーンです。アレックスは、仕事に没頭して家庭を顧みなかった父親に反発していたのですが、この父親の写真集を見て、思わず号泣してしまいます。このシーンはアレックスの色々な感情が読み取れて、本当に泣けるシーンでした。このプレゼントでアレックスはケイトの人柄の良さをより実感して、彼女への愛に気づくのです。
その他にも、シカゴの街を地図を片手に別々にデートするシーンや、ケイトが駅で忘れ物をする本がジェーン・オースティンの「説得」であったりと、ディテールにもとてもこだわりが感じられ、お洒落ですよね。
ハリウッド映画なのに、たまにこういうクラシカルな恋愛映画に出会えると、すごく嬉しくなります。
評価 ★★★★☆
僕も韓国版は見ていませんので、新しい趣向のタイムスリップ映画として楽しめました。最初の犬の足跡の扱いなど、物語への引き込み方がうまいです。この種の映画の面白さは、未来から過去への働きかけ、そして、過去から未来への働きかけが、それぞれの将来にどのような影響を及ぼすかということですが、その点が上手く処理されていたと思います。
原題は湖の家で、全てこの家が運命の転換点になっています。ラストでキアヌの命を救うのも湖の家の絵がきっかけとなっています。父親が建築家の設定なので、きっと、湖の家に込めた家族への愛情が時間を超える奇跡を起こさせたんだなと、納得させられるものがありました。
湖の家へ引っ越して来た建築家アレックス(キアヌ・リーブス)は、郵便受けに奇妙な手紙を見つける。それはシカゴの病院に着任することになり、湖の家を引っ越すことになった女医ケイト(サンドラ・ブロック)からの次の住人へ宛てた手紙だった。手紙の内容を不思議に思うアレックス。なぜかアレックスとケイトには2年の年月の隔たりがあった。最初はお互いを疑っていた二人だが、不思議な手紙のやりとりを続けていくうちに、この奇妙な現実を受け入れざるを得なくなる。そして文通を通して、お互いの心の内を知るようになると、彼、彼女こそが自分の真実の相手だと思うようになっていった。愛情を深めていく二人。ケイトの時間で明日、アレックスの時間では2年後に、予約の取れないことで有名な、街で一番人気のレストラン「イルマーレ」で会うことを約束するのだが、はたして二人は時を超えて出会うことができるのか・・・。
2006年/アメリカ/アレハンドロ・アグレスティ監督作品
評価 ★★★★☆
韓国版のオリジナルは見ていないので、見ていたらまた感想は変わったでしょうが、私はこの映画は大人の恋愛映画として充分楽しめる作品になっていたと思います。
携帯電話やEメールなどですぐに相手とつながる時代に、手紙でのやりとりで恋に落ちていくストーリーは、現代が舞台なのにすごく古典的で、ロマンチックに感じました。また、アレックスとケイトの間に2年の年月の隔たりがあるという設定も、なかなか出会えないもどかしさがあって、よけいにこの恋愛に釘付けとなりました。
私が一番好きなシーンは、アレックスの父親が亡くなって、ケイトがアレックスの時間ではまだ発売されていない父親の写真集を、湖の家の郵便受けに入れて、アレックスにプレゼントするシーンです。アレックスは、仕事に没頭して家庭を顧みなかった父親に反発していたのですが、この父親の写真集を見て、思わず号泣してしまいます。このシーンはアレックスの色々な感情が読み取れて、本当に泣けるシーンでした。このプレゼントでアレックスはケイトの人柄の良さをより実感して、彼女への愛に気づくのです。
その他にも、シカゴの街を地図を片手に別々にデートするシーンや、ケイトが駅で忘れ物をする本がジェーン・オースティンの「説得」であったりと、ディテールにもとてもこだわりが感じられ、お洒落ですよね。
ハリウッド映画なのに、たまにこういうクラシカルな恋愛映画に出会えると、すごく嬉しくなります。
評価 ★★★★☆
僕も韓国版は見ていませんので、新しい趣向のタイムスリップ映画として楽しめました。最初の犬の足跡の扱いなど、物語への引き込み方がうまいです。この種の映画の面白さは、未来から過去への働きかけ、そして、過去から未来への働きかけが、それぞれの将来にどのような影響を及ぼすかということですが、その点が上手く処理されていたと思います。
原題は湖の家で、全てこの家が運命の転換点になっています。ラストでキアヌの命を救うのも湖の家の絵がきっかけとなっています。父親が建築家の設定なので、きっと、湖の家に込めた家族への愛情が時間を超える奇跡を起こさせたんだなと、納得させられるものがありました。
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オリジナルがうちにあるなら そっちのほうが面白いだろうから・・・ と その時間は他の映画(「もしも昨日が選べたら」)を観ていました。偶然にも そっちも時間旅行的なものでしたが・・(笑)
私もキアヌと父親の確執がしっかりと描かれていたことに好感を持ちました。
コメントありがとうございます。
イルマーレはオリジナル版もぜひ観てみたいですね。リメイク版と比べてどんな感じか気になります。
旦那さんは「もしも昨日が選べたら」をご覧になったのですね。この映画も気になっていたのですが、どうですか?面白かったですか?
私もキアヌと父親とのやり取りがうまく描かれていたことで、恋愛以外の要素が加わって、この映画がとても良くなったと思います。。