評価 ★★★☆☆
トルーマン・カポーティーのことはよく知らないし、「冷血」も読んでいないのでこの映画を理解するには限度があります。ただ、彼が「冷血」を最後に絶筆したのは分かる気がします。殺人犯に嘘をついてまで友人関係を続けて書き上げた訳ですが、彼等が死刑になることは当初から彼のシナリオにあったことと思います。生きていて欲しいが本の完成のためには死んでもらわないといけないというジレンマです。
死刑というある種の殺人に関わることで、殺人犯の精神の深奥に触れたのかもしれません。
刑が執行された後で友人の女性に言う”彼を救うことができなかった”に対する彼女の答え”救いたくなかったのよ”は強烈に胸をえぐったことと思います。こんな事を平然と言える女性もたいしたものですね。
名古屋でも街中ではひとつの映画館
(伏見ミリオン座)でしか上映していないので
シネコン派の犬さん(夫)はまだ観ていません。
来週まで上映していたら
私が観たコロナワールド(うちから車で1時間かかります)まで 連れて行ってあげようと思っています。
いつもながら wancoさんの感想は
男性ならではの視点=こんなことが平然と言える女性も・・
・・が書かれていて とても興味深いです。
私はサラッ・・と聞き逃してしまいました。
もしかしたら
私は こういうことをサラッと言える
(でも もちろん仲のいい友人に対してだけですよ~笑)
タイプなのかもしれません。
こちらからもTBさせて頂きますね♪
では 今日は おやすみなさい~
ちなみに私は『トリスタンとイゾルデ』は未見です。
あまり 気が乗らないので観ないかも?
観たほうがいいですか??
私はミリオン座で見ました!。長野では上映するかどうかわからないので。
コロナワールド、なつかしいですね~。私も独身時代に三重県の松阪からよく通いました。
お互いの文章を読んでいると、ハッとする時がありますね。例えば、猫さんの、死刑囚を「素材」「モノ」と表現しているところなんか。こういう捉え方もあるのか!という感じで。
『トリとイゾ』はストーリーは面白いのですが、役者のせいなのか、あまり感動が残りませんでした。人によって受け取り方も違うかもしれませんが。
それでは、これからもよろしくお願いしますね。