楽しみにしていた新馬戦。
現地応援の夢は叶いませんでしたが、なんとか勝ってくれました。
この血統だから新馬戦から本気出すタイプは少なく、トゥザワールドは
新馬戦で道中前へ進もうとせず、バンドワゴンから6馬身差の2着。
内容も乏しく2番手の馬を辛うじてしのいだだけの2着を思うに、
まずは競馬のお勉強さえ出来たらいいな・・と当初は思っていました。
パドックですが、馬体は体高が高くすらっとしていました。
馬体の良さならワールドですが、この子は軽く出ましたね。
発汗は目立ちませんでしたが、厩務員さんに甘える仕草が。。。。
因みにトゥザワールドは、新馬戦のパドックで一頭メーメー鳴くは
馬っけを出すわで幼さ全開でした(笑)
体の大きな赤ちゃん系なんですよね、この血統って。
ここまでは安心だったのですが、レースは・・・・
スタートはカナロア似のロケットスタート。
よしよしって見ていたのですが、なにやら前へ進もうとする意欲に
かける印象。
ペースについていけないのかな? 不安になりました。
それでも騎手がおっつけながら最後の直線残り200m ではいい位置に。
ここからや〜と力が入るも
あ、あれっ!?
残り200mでホワイト騎手が、いざ追い出してハミを掛けようとすると
反抗したのかな? かなりヤバイシーンがあって私は故障したのかとさえ思いました。
殆ど騎手がブレーキかけたような後ろのめりになって、馬は内にヨレるは
ささるはで、騎手と馬との間で格闘シーンが繰り広げられました。
その間に後続がどどっと押し寄せ・・・・・
あー終わったな、と
ダメだって思ったところから、そこらへんで騎手も体勢立て直せたのか、
追いは出来ませんでしたが、真っ直ぐは走れるようになって、
2着馬のユーイチの馬とかに抜かされたら、やっと
「よっしゃ! ワシいくで〜
勝手に抜かさんとってか〜」
って感じでそこで馬が急に真面目に走ったような・・・・
そんなゴール前でした。
騎手との格闘シーン。
◆ダグラス・ホワイト騎手(1着 トゥザフロンティア)
「言うことを聞かないし、物見もして4コーナーから押した。これほど
操縦の難しい新馬で勝ったのは初めて。子どもっぽいが、能力で勝った」
7/22 池江厩舎
22日の中京競馬では好スタートから道中は前目でレースを進める。
直線は若さを見せながらも最後にいい脚を使い優勝。
「直線は内に行っても良かったのですが、調教師からは外の方がいいと
聞いていたので、そのまま外へと誘導しました。最後に並んでからはグッ
と伸びてくれましたし、非常に能力のある馬ですよ。一度競馬を経験した
ことでまた学習してくれるでしょうから、この先も楽しみですね。
今日はありがとうございました」(ホワイト騎手)
「ありがとうございました。直線に向くまでは良かったのですが、そこから
は気難しいというよりも幼い面を見せてしまいましたね。ただ、初めての
左回りということもありますし、それでいて最後はいい脚を使ってくれました。
一度競馬を経験したことでまた良くなってくるでしょうし、今後も引き続き
期待したいですね。この後はレース後の様子を確認しながら検討していき
ますが、暑い時期に無理して使うこともありませんから、いったん放牧に
出すことも考えています」(池江師)
断然の支持を集めることとなった良血馬のデビュー戦でしたが、随所に
幼さを見せながらも最後はいい脚で差し切って見事に勝利を収めました。
使ってからの上積みも非常に大きく思いますし、今後が楽しみになった
ことは間違いないでしょう。この後はについてはトレセンに戻って状態
を確認してからにはなりますが、暑い夏場をリフレッシュ期間にする
ことも考えているところです。
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久々の新馬勝ちでしたが、こういう勝ち方は初めて。
課題積載ですね〜。
ずっとこの子に関しては気性の問題は露呈していませんでした。
ただ募集時から喧嘩で全身に切り傷つくってましたし、目つきは兄弟になく
鋭い眼光 (トゥザワールド、トゥザグローリー共に優しい目です)
なにやら仕出かしそうなタイプには見えました。
気性が悪いというより、ヤンチャで幼いんだと思いますが。。。
いや、そう思いたいですが。。。
カナロアも夏は弱く、トゥザ一族も夏はダメでした。
秋までしっかり休ませて、左回りも克服してもらいたいですね。
でももう暫くは右回り中心で使ってもらいたいな。
心臓に悪いですから (⌒-⌒; )
デビュー前に送られてきた写真。
これでカナロア産駒の出資馬は2頭目の勝ち上がりです。
現在子わけ地獄ですが、こうやって勝ってくれると嬉しい限りです。