入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

   牛の無事を喜び、そしてテイ沢へ

2013年10月16日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 天気:雨、気温:10度C(昼)

 朝早くから台風26号に関して、テレビはしきりに不用意な外出を控えるようにと注意していた。また、山崩れや倒木の心配のある山や地域には立ち入るなとも。
 確かに無理して登ってきて、事故でも起こせば迷惑をかけるし、「バカ」だ「チョン」だと言われよう。それに、万が一牛に何かあったとしても、対応できることは限られている。そうと考えながらも、いつしか弁当を作り、身支度を整え、持ち物の点検をしている自分を止められない。
 
 荊口まで来て、山室川の水量の多さに驚く。狭い谷へ両岸の山から水がすごい勢いで流れ込んで、川は逆巻いていた。しかしそれも、上流に登ってくるにしたがって水量は少しづつ減少し、流れも落ち着いてきた。

 管理棟には荷物を置かず、そのまま第1牧区へ上る。今日も霧が深かい。昨日の放牧地「ミズナラ」に牛の姿はなかった。勘を頼りに「雷電様」へ行ってみる。以前も風雨が激しかったとき、牧柵のそばの窪みに避難していたことがあったからだ。案の定いた、いた。ビッショリ濡れて。

 
 

 和牛2頭も無事確認できたので、次は心配のテイ沢へ行くことに。
 山室川の様子を見てきただけに、またしても幾つか橋が流されてはいないかと心配だったが、8つの橋は何とか無事。安堵した。それにしても、やはりここも流量は多く、激しかった。

                             
                
上から第3の橋、第4「夫婦ガ淵」の橋、第6の橋(橋の番号は下流から)

 明日はパドックに入れてしまうから、牛にとっては自由な放牧地での最後の夜になる。台風は遠ざかっても、雨はなかなか止もうとしなかった。せめて乾いた体で、長い夜を過ごしたかっただろうに。 





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