入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「晩夏」 (9)

2019年08月28日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

Photo by Ume氏

 驚いた。今朝上って来る時に気付いたが、落葉松の緑の葉に微かな茶色の濁りを感じた。もう、ここらあたりの落葉松は水揚げを止めてしまったというのだろうか。里では今年は稲の実りがいつもよりか早いと言っている人もいた。雨ばかり降って、夏はあまりに短く、この独り言をせめて8月が終わるまでは「晩夏」としておこうとは思ってはいるものの、今聞こえてくる風が揺らす木々のざわめきの音にさえ、その気配はない。
 きょうの写真は先週末、JALNECの総勢40余名が来た時の空から見た様子。好天と撮影時間が早朝だったせいか、まだ夏の面影は残っている。これだけの人員をキャンプサイトCだけで収容したが、普段は5組程度に留めている。
 赤い屋根は一番手前が管理棟、次が10畳2部屋、そして一番奥が48畳の山小屋。Cサイトは道路を挟み建物の横のコナシの林の中にある。



 また霧が深くなってきた。権兵衛山は終日姿を見せない。午前中、富士見に用事で下りたときには第4牧区の放牧地Bに牛の姿はなかったが、戻ってきた時には種牛も含めかなりの頭数の牛がいた。いつもなら朝はAにある水場にたむろしている牛たちもきょうは雨で喉が渇かないのかも知れない。ともかく約500メートルの森の中の牛道と、AとBの放牧地の水平距離を合わせたら1キロは優にある。どうやらその範囲が活動域だと牛たちにも分かってきたようだ。

「連日使役され、昼はセブンイレブンのカレーだよ」と、JALNECのWさん、かかってきた電話の相手に言っていた。「昨日は特製の鍋だったでしょう」と、すぐさま訂正を求めた。Wさんは一人だけ居残って、只今はトンチカ、トンチカ電気工事をやってくれている。本当に助かる。感謝。

 昨日Ume氏の写真説明で、撮影の時季を「晩秋」としましたが、実際の撮影日は9月28日でした。

 営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。







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