入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

      ’24年「秋」(2)

2024年08月06日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 
 きょうは、この時間(7時半)としては気温が高く、すでに25度に達している。もしかすれば、この独り言の題名が「秋」になって早々、残夏はそれを嗤って30度を越すかも知れない。
 昨夜、一昨夜とかなり激しく雨が降り続き、昨日作業道に敷いた折角の砕石が流されたかも知れないと案じている。あの降り方だと、やはり牛たちのことやテイ沢の丸太橋も気になるし、ひどい雨音を聞きながら眠れぬまま長い時を悶々とした。

 心配していても仕方ないから牧区回りをしてきた。幸い土質の関係でか道に残る雨は心配していたほどではなく、砕石は流されず、しかしさらなる追加を催促しているように見えた。
 第2牧区に約30頭、第1牧区には50頭近くの鹿がいて、その中には角の伸びたかなりの頭数の雄鹿の一団も混ざっていた。1頭の雄鹿が多数の雌鹿を従えているのではない、雄鹿の一団がさらに多数の雌鹿を率いているのである。
 行政は実態も知らずに捕獲頭数が目標に達したか否かで一喜一憂する。あの有様を目にしたらどう思うだろうか。

 第1牧区の入り口で谷の反対側を見ると、第4牧区のかなり上部に白い点になって乳牛の群れが見えた。あの狂ったような雨に、昨夜のうちに少しでも雨よけできそうな林の方に移っていたのかも知れない。
 第1牧区の和牛軍団は御所平にも一番奥の「舞台」や「どん底」にもいなかった。残るは雷伝様しかないと、滑る草付の轍の跡を登っていったら、すでに車の音を聞いていたらしく、黒い和牛たちが塩場に集合していた。
 和牛は乳牛よりも強いと思っていて、今年はそれを裏切られた格好になったが、それでもあの姿を見ているとやはり、調教に従う和牛に親近感や、頼もしさやを覚えてしまう。当分、すき焼きは鳥で済ますしかない。

 とりあえずキャンプ場も牛たちも、そして昨日の作業の現場も大過なかった。きょうは小屋に6名が入るし、キャンプの予約もある。48畳の室内の清掃はもう済ませてあるし、この天気ならキャンプ場も問題ない。そうだ、簡易トイレが4台上がってくることにもなっているし、他にもいろいろある。
 しかし、今一番やらなければ、ではなく、やりたいことは、作業道の整備である。4か所に仮置きした砕石の山は2か所の物は昨日のうちにほぼ作業済みながら、2立米ではやはり足りない、もう4立米は欲しい。
 そうなれば・・・、どうなるか。入笠牧場の本当の実力が分かるだろう、あの人らにも、あの人にも

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 本日はこの辺で。

 


コメント
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