鳥の声を聞きながら朝を迎えた。今朝はいつになく多くの種類の鳥が共演して、それが天気の好転を告げているかのようだった。外気温10度(AM7時半)、その割に寒さを感じないのは雲の間から射し込む鋭い日の光のせいで、気温はさらに上昇しそうだ。
牛の馴化にも使う大型の囲い罠の中は枯草が殆ど消えてしまい、新しい緑の色に変わっている。昨夜の雨、そしてきょうの天気、そろそろこの辺りの山や丘も笑い出すころだろう。白樺の樹幹を浅黄色の若葉が少しずつ隠すようになったし、日当たりのよいコナシの木にも不愛想で複雑な枝に緑の新芽が目に付くようになってきた。
明日から連休の後半が始まる。幸い、前半に比べ、晴天が期待できそうだ。6日の6時ごろだったか、みずがめ座の方角からの流星も観測できそうで、星の狩人2名がそのためここへ来ることになっている。
ひところに比べると天体観測が目的で来る人たちの数は減って、牧場の望遠鏡の出番もかなり減った。このごろは、何か具体的な獲物を求めるというよりか、星空を眺めながらもっぱら妄念を膨らませることの方が多く、「無窮の遠(おち)」はますます果てしなく、遠ざかるばかりだ。
きょうは北アも中アもよく見えていた。あれで、例年よりか雪が少ないとはちょっと信じられない。涸沢の圏谷はたくさんの登山者で、色とりどりのテントの花が無数に咲いているだろう。
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本日はこの辺で、