2023年3月のタスマニア7日目
ハートの島のほぼ中央に位置
する、ロスという小さな村の
ロスビレッジ・ベーカリー
1860年以来、薪で温めたレン
ガ製の窯でパンを焼いている
という19世紀ながらのパン屋
実はこの店、映画「魔女の宅
急便」に出て来る"キキのパ
ン屋"のモデルになった店と
いわれ、遠路はるばるジブリ
ファンがやって来るんだとか
試しに"キキのパン屋"で検索
すると、出てくる出てくる、
"タスマニア"とか"ロス"とか
日本人の間だけの話なのかと
思い英語でも検索してみると
ABC(オーストラリア放送協会)
の記事で、こんなのを発見
タスマニアの農村のパン屋が
日本のアニメファンのホット
スポットなのは、なぜなのか
(※記事は日本人を念頭にして
いますが、ゲストブックの写
真は中国語。ファン層広し)
現地だけでなく全国放送(NHK
のようなもの)も把握してる
タスマニア大学からはこの件
に関する論文も出ているとか
2018年のやや古い記事ですが
1989年に映画が公開されて以
降、日本人ファンが来店する
ようになり、中にはキキを真
似赤いリボンに黒いワンピー
スでほうきを持ってくる人も
店主はファンたちに「原作者
はここに滞在してパン屋の話
を書く着想を得た」と言われ
店の裏手の屋根裏には宿泊で
きる部屋も設けたそうです。
(※写真は公式サイトから)
キキと猫のジジが住んでいた
パン屋の屋根裏という発想
店の隣も宿泊施設で宿泊可
ロスベーカリーイン
ジョージアン様式の石造り
脇に広いテラスもあります。
映画の舞台はスウェーデンと
いう説もあるらしく「パン屋
だけタスマニア?」なのか
夢とロマンの謎かけにジブリ
パークという答えが出てきて
キキがいたグーチョキパン屋
は、やっぱりスウェーデン
建物の造りがヨーロッパ風🏡
(※ロスビレッジは英国風)
パンリースやバゲットの習慣
(※伝統的な英国風ではない)
とまれ所詮は想像と創造。訪
れる人が自由に思い描ければ
いい架空の場。ここはそんな
夢とロマンを共同幻想にまで
膨らませてくれる優しい思い
やりに満ちた店に感じます。
そしてホッとする美味しさ