ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

タスマニア行:カタラクト渓谷

2024年12月06日 | オーストラリア:タスマニア

2023年3月のタスマニア7日目


ペニーロイヤルを出た後は、

崖が続く対岸に向かいます。


岩壁に沿って遊歩道が整備さ
れ、ずっと奥まで行けます。



橋を渡って、さぁ行こう
サウスエスク川(全長252km)

タスマニア最長の川。この橋
以降はテイマー川に注ぎ、最
後は本土との間のバス海峡へ


ここからローンセストン随一
の観光名所カタラクト渓谷へ

1890年に遊歩道の建設を開始
し完成まで3年をかけたそう。


英語でカタラクトと言えば、
まず白内障のことなので(笑)
滝の意を初めて知りました。


すぐに現れたレトロ色の小屋

これは1891年に渓谷入場料を
徴収するために建てられた、
かつての料金所のレプリカ。


料金は渓谷開発の継続のため
に任意の徴収でしたが、払う
者がほとんどおらず強制に


1人1ペニーで、コインを入れ
ると差し出したハンカチにラ
ベンダーかチョコレートの香
りが噴射される機械が設置さ
れ市民の理解を促したそう。


渡って来た橋はキングス橋

1864年完成。元はサウスエス
ク橋としてイギリスのマンチ
ェスターで製造され、ここで
組み立てて設置されたもの。


40年後の1904年に当時のエ
ドワード7世にちなんで改名
幾度もの洪水を乗り越えて、
160年後の今日も現役です


キングス橋管理人小屋

遊歩道の建設に先駆け1890
年に建設された管理人小屋
現在のものは1981年に再築


川下りの遊覧船。岩の濡れ具
合を見ると前日の大雨で水位
があそこまで上がったのか?



ピクニックポイントの岩

遊歩道が完成するまでは両岸
を部分的に歩くことができ、
舟で来たらここで下船して岩
の上でピクニックができたそ
う。今もアザラシが来るとか


1926年完成のダッチェスハット

この頃も両岸が歩けたよう


今はなにもなくなり岩壁のみ



人が立っているかのような石



川幅が急に狭くなり渓谷近し



切り立った岩も増え長い年月
とその間の水量がしのばれる

渓谷の歴史は6,500万年前に
さかのぼるそうで、オースト
ラリアの悠久の歴史たるや


ゴンドワナ大陸に最も近い姿
を残すと言われるのが判る

こうなるともう彫刻かと


急に開けた場所になり観光施
設のあるクリフグラウンズに



過ぎていくチェアリフトは支
柱間の距離が308ⅿ(全長457
ⅿ)あり世界最長なんだとか

いろいろな記録があるもの


遊歩道の最後は難工事となり
水辺へのアクセスを確保する
ために階段や梯子も設けられ
数千トンの岩を人力で移動さ
せるという途方もない工事に

(※撮影時期不明の遊歩道)


かつて遊歩道にあったキノコ
型のクルーソーハット。ロビ
ンソン・クルーソーから命名

ハットはいくつもあったとか


木造で強風に弱く1943年撤去

ここがハットのあった場所


1904年完成のアレキサンドラ
吊り橋。クリフグラウンズか
ら対岸に渡れるハイライト



元の橋は1929年の洪水で流さ
れ現在の橋は1931年に再建。

長く、人が多いので揺れる(笑)


対岸は宿泊施設?とプールかな



この先まで行けるようでした
が、時間がなくまた次回に



今に続く19世紀の自然公園。
ローンセストン一の名所とし
て市民に愛されているよう。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タスマニア行:ペニーロイヤ... | トップ | タスマニア行:窯焼きのパン... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

オーストラリア:タスマニア」カテゴリの最新記事