2023年3月のタスマニア5日目
野生動物病院と療養所を兼ね
るボノロング野生動物保護区
ここにいる動物はすべてケガ
や病気で運び込まれて来た個
体で、人に見せるために飼わ
れている訳ではありません。
そのため野生に復帰して檻が
空だったり新入りがあったり
(※新入りのヤブワラビーがい
るため静かにという注意書き
隠れているのか寝ているのか
見えませんでした。野生動物
にとっては大変な変化です)
さらに公開していない場所で
もリハビリや保護を続けてい
るそうで、相当な数を収容中
お次はボノロングの顔、施設
のロゴにもなっているデビル
近っ
トレードマークのシャウト
ほぼこれしか持ち技がない
大人になるまで2年。寿命6年
野生だったらせいぜい4年と
いう超短命。何でもかみ砕く
鋭い歯は一生伸び続けるそう
えっ、入る
鉄板入り安全靴なら大丈夫
タスマニアデビルはハンター
ではなく、弱ってもいない大
きな獲物を襲うことはなく、
これぐらいなら大丈夫そう。
目の上に白い部分があって、
目を大きく見せることで敵に
より大きな動物と勘違いさせ
る弱い生き物ならではの模様
体毛も色も全般に疎らです。
なんとも見すぼらしい姿が
私は大大大好き
ナゼか突然寝だすし💤(笑)
個体によっては耳の中が赤く
デビルっぽいのですが、ちぎ
れたようにヒラヒラした個体
もいてこれも見すぼらしい
目が悪いので大きな鼻の嗅覚
だけが頼り。しかも夜行性
デビルというにはあまりにも
情けないすべてが好きです
この柵にいるのは若い新入り
たくさん子孫を残してね🙏
次に会ったのはハリモグラ
南オーストラリアのカンガル
ー島で野生のに会いました。
地面に刺せる長い鼻と鋭い爪
夜行性で非常に目が悪いので
嗅覚が頼り。大きな鼻の穴
飼育員のところにやって来た
のか、偶然通りかかったのか
彼女の声に反応したのかな
そのままえっちら通り過ぎて
鼻を前面に進む姿は小型戦車
草むらにお帰りでした。
アカオクロオウム
オーストラリア固有種で寿命
50年。しかし、大陸側にのみ
生息し、タスマニアにはいな
い上、この個体は元ペットで
野生には戻せないのだそう。
ワライカワセミ
鳴き声が人の大笑いのように
聞こえることからこの名前に
オーストラリア中にいるのか
と思ったら、タスマニアには
20世紀の初めに持ち込まれた
外来種。固有種との間で餌や
営巣で競合し、野生に返さな
いことを奨励しているそう。
オーストラリアガマグチヨタカ
フクロウかと思ったらヨタカ
という別の科なのだそうで、
ガマグチは英語のFrogmouth
(カエルの口)の直訳でした!
クシャおじさん的なこの表情
は防御態勢なんだそうです。
夜行性で虫を好むため、クル
マのヘッドライトに集まる虫
を追って事故に遭うことがあ
り、ここの多くは羽や目の障
害で野生には戻せないそう。
運び込まれる動物のほとんど
は交通事故など人の営みで傷
ついたそうで胸が痛みます。