5月21日にオーストラリアの
総選挙が実施され、政権交代
という記事をあげ10日以上。
その間の24日には東京で開催
された日米豪印のクアッド首
脳会議に、アルバニージー新
首相が参加していましたが、
今になり選挙結果が確定し、
予想通り首相率いる労働党が
単独過半数(下赤)を得て名実
ともに政権を樹立しました。
9年間政権を担った保守連合
(自由党・国民党、上青)は大
敗を喫し、敗因は国民の不満
に応えられないまま労働党の
躍進を許したことと、「ティ
ール」と呼ばれる無所属議員
の出現といわれます。彼らは
10議席を得ました(上青緑)。
ティール(teal)は英語で青緑
を指し、保守のシンボルカラ
ーである青と環境を示す緑を
掛け合わせた、新しい勢力の
誕生を色に例えたものです。
ティールの成功は青緑革命と
も称され、二大政党制をとっ
てきたオーストラリアの国政
に風穴を開けるものとなり、
今後、第三の勢力となってい
くのか非常に注目されます。
ティール議員の特徴は各界の
著名な専門職(医師、弁護士、
議員など)の女性が多い点で、
あくまでも無所属であること
彼らの多くが主張していた、
①気候変動への早急な対応
②国政の透明性の改善
③女性登用など多様性実現
という点を自ら実践していく
実行力に期待されています。
一方で青緑議員の選挙資金を
同一の環境系ファンドが提供
していたのは注視され、この
点も透明性が求められそう。
ともあれ、どの国でも環境政
策は左派の理想論か、右派の
財界との馴れ合いの産物か、
いずれにしても実効性に乏し
いものになりがちな中で、青
緑という新しい概念が新たな
勢力になるのか、NZの来年の
総選挙にも影響しそうです。
総選挙が実施され、政権交代
という記事をあげ10日以上。
その間の24日には東京で開催
された日米豪印のクアッド首
脳会議に、アルバニージー新
首相が参加していましたが、
今になり選挙結果が確定し、
予想通り首相率いる労働党が
単独過半数(下赤)を得て名実
ともに政権を樹立しました。
9年間政権を担った保守連合
(自由党・国民党、上青)は大
敗を喫し、敗因は国民の不満
に応えられないまま労働党の
躍進を許したことと、「ティ
ール」と呼ばれる無所属議員
の出現といわれます。彼らは
10議席を得ました(上青緑)。
ティール(teal)は英語で青緑
を指し、保守のシンボルカラ
ーである青と環境を示す緑を
掛け合わせた、新しい勢力の
誕生を色に例えたものです。
ティールの成功は青緑革命と
も称され、二大政党制をとっ
てきたオーストラリアの国政
に風穴を開けるものとなり、
今後、第三の勢力となってい
くのか非常に注目されます。
ティール議員の特徴は各界の
著名な専門職(医師、弁護士、
議員など)の女性が多い点で、
あくまでも無所属であること
彼らの多くが主張していた、
①気候変動への早急な対応
②国政の透明性の改善
③女性登用など多様性実現
という点を自ら実践していく
実行力に期待されています。
一方で青緑議員の選挙資金を
同一の環境系ファンドが提供
していたのは注視され、この
点も透明性が求められそう。
ともあれ、どの国でも環境政
策は左派の理想論か、右派の
財界との馴れ合いの産物か、
いずれにしても実効性に乏し
いものになりがちな中で、青
緑という新しい概念が新たな
勢力になるのか、NZの来年の
総選挙にも影響しそうです。