見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

あらら~、ブータンを肴に教育を語る

2017-01-27 11:32:37 | 教育

ブータンの赤米ご飯 あらあら、贅沢すぎ~~(*^^*)こんな凄いご飯は初めてだ!
 だって、ブータンの気候に合うよう日本人が品種改良し、ブータンの一番人気、赤米のようなお米を、“あら”という密造酒?(家庭でつくる蒸留酒)で、しかも、土鍋で炊いた特別なご飯。
 ただ、“あら”で炊いていたというのは、我が家で発覚したこと。ブータンのお水で炊いたと思っていたのに、同じ容器に入れていた“あら”だったということで、あらら~(^^;;

ブータンの肴
 年末、小人数の忘年会で何度も何度も学校を作れって炊きつけられたと以前のブログに書いたような。
 その方が、年末年始にブータンでホームステイしてこられたので、その報告を肴に、彼女がライフワークと仰る教育を語るお茶会をしました。
 僕よりちょっとだけお姉さんの彼女、30歳でも十分通る熱量なので、報告も熱が入る。

 彼女のブータンのお話で、いくつかのへえ!
 まずは、311の直後、ブータンの全寺院!では被災地・被災者への祈りが行われたとのこと。また、ブータン国民の祈りは、子どもも大人も、最初はいつの時も世界の平和。
 面白いなあと思ったのは、死生観。葬儀と言える葬儀はなく、大人は火葬にして骨を粉々に砕き、土に混ぜて固めた108個の土饅頭を路傍に置き、風化に任せる。乳児は、水葬。裸にして川の中で石を乗せてそのまま自然に返す。15歳までの子どもは鳥葬。きっと、体は借りものなんですね。

 あと、傑作なのは、昔の家々の外壁には、それはそれは立派な男根がいくつも描かれ、その先にはオタマジャクシ。その写真がこれでもか、これでもか、これでもか。彼女の願望?(笑)
 また、家の中には、しっくい壁に極彩色で描かれた祭壇。きっと、多くの絵師がいるんだろうなあ。
 ブータンやチベットでまず思い浮かぶのはタルチョ。特に風の強いところを選んで張るらしいのですが、五色の旗は地水火風空、緑は水、へえ。法が風に乗って拡がる願いが込められている。

拡散、拡散、拡散
 ていうようなことを肴に教育、というつもりでしたが、計算通りダイレクトに結びつくというものでもなく(^^;; 坂本さんが世界各地を見、我が国に重ね合わせて感じている教育とは。
 彼女の教育観は「今日を生きる」。教育という言葉はしっくりこないと思っている僕としては、思わず膝をたたきました。あっ、今の教育制度ではまさに教育という二極対立の言葉なんですが。
 小人数ですが、様々な立場の人が集まったので、話は拡散、拡散、拡散と言う感じではあったのですが、価値観に驚くほどのかい離がないというのは良かったかな?

 拡散、拡散、拡散ではありましたが、認識を共有したのは、関心を持つ方向は人それぞれだから、さまざまな形の受け皿があっていいんだろうなあ、またそういうものが志向され立ち上がりつつある時代。
 行政主導じゃできないけど、そこにどう門戸を開き、どう支えて行くのかというのはお役目かな?
 僕は、誰も教えない、本人の望むままに自由に“生きる”を学べる場所が学校でなったらなあ何て。関金に「自然がっこう旅をする木」というところがあるんですが、一度行ってみたいなあ。

コメント
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