古事記、読んで見るとなかなか面白いですね。
もちろん、原文など読めもしないので~八重垣神社の佐草先生に習った古典、とても苦手だったんですよ~、古事記1300年の時に買っていた梅原猛先生の「古事記 増補新版」を開いています。
何で今頃?ということですが、、、
時代が変わる予感と、変化の根っこたるキーワードの一つが“出雲”ではないかと思い始めているんです。
それゆえ、日本の発展に古代出雲や出雲の民はどんな役割を果たしてきたのか、自分の中でイメージ出来たらいいなあと思っています。
本当にどうでもいいことかもしれませんが、やけに女性が軽く扱われているように感じます。
大国主にしても、歴代天皇にしても古代の神々はいとも簡単に多数の女性を娶り、子どもを作っています。
やっかみかもしれませんが、天照大神を除けば、存在感をほとんど感じることができない。
あくまでも、男を献身的に支える隷属的とすら思える存在のように映ります。
松前健氏は、出雲の民は巫覡集団として全国に影響力を築いたと書いていますが、呪術もですが、薬師としての技量が秀でていたのではないでしょうか。
大根島の行商のおばさんのように、巫女たちが尖兵としてその役割を果たしていたんじゃないか?
とすれば、古事記の女性の扱われ方はちょっとひど過ぎかなあ。
もう少し古い時代、縄文期に於ける女性たちは、コミュニティーの中でどんな役割を果たしていたんでしょうか、今度聞いてみよう。
もう一つ、やけに簡単に切った張ったがまかり通り、親子兄弟であっても仁義なき世界の様相。
倭政権のありようは、金正恩の思考回路そのもののようにも見えますし、今の世界そのもの!?
縄文期や国譲りを行った出雲族のありようは、もっと平和的だったんじゃないかとイメージしていますが、この辺りももう少し探って行きたいところです。
古事記、今の視点で見ると、破天荒なところもあったりしますが、思ったよりも面白い!