to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

意欲と形のつくり方

2010年12月09日 | Obedience

「脚側行進て難しい」って話が、

先日、ドッグダンスをしている方と、話題になりました。

「上を向いて歩く」これって意外と大変な努力の結晶なんです。

犬にとって、特に蒼太のような後ろ足と前足のバランスが、

前足に比重の高い犬は、身体が前のめりになっているので、

首を上げて歩くのは、骨格構成上、難しいらしい。

上を向いて歩くために費やしている時間は、もう2年近くなる。

やっと最近、上を向くという形が、蒼太の中で明確になってきている感じ。

つまり、ポーズを取らせて歩かせる、それも自発的でないと

やる気が失せるので、難しいのだ。

ドッグダンスなどでも、犬が意欲的に飼い主の方を見ながら踊っているけど、

これもオビディエンスの賜物なのだ。

最初は偶然の出現であっても、ちょっと違うんですね。

訓練競技会も、ドッグダンスも見た目と雰囲気はゼンゼン違うけど、

どちらも「演技」なので、変わらないのです。

バレエのダンサーが、美しいポーズを身につけるために、

日々、厳しいトレーニングとレッスンを繰り返し、努力して、

作品が完成するのと同じなんですね。

簡単ではないから、楽しい。

 

欧介は、上を向かせるために、おやつを2・3歩歩くごとにあげました。

おやつ大好きな欧介は、効果テキメン。

おやつは、ドッグフードを使いました。

普通のおやつだと太っちゃうから、朝ごはんの中から、

半分ぐらいをトレーニング用に取っておいて、ガンガンあげました。

そして、褒め続ける。

半年ぐらい、その状態をキープしました。

おやつ=脚側っていうくらいテンションをマックスにあげておいて、

そこから、おやつを抜いていきました。

 

 おやつをもらえないとなるとやる気がグンと減ります。

しかし、マックスにまでテンションを上げておくと、多少落としても、

盛り上がりの速度が違います。

おやつをあげた時は、また元のテンションに戻るので、

下がった時に、「ちゃんとやりなさい!」という気持ちを伝えるようにするのです。

そして、下がったからと言って、おやつをあげるとか、

無理に盛り上げようとは思わず、たんたんとやらせ続ける。

その成果か、先日の救助犬の試験の際には、

発砲音に耐え、すべての競技をやり終えることができました。

まだまだ、どんな時でもo-mamaがやるって言ったときにやるという義務感が

欧介の意識の中には薄いです。

できれば、適当にやっておやつがもらいたい。

競技会では、その薄いなぁって思っている面が確実に表れて、

普段の練習のような集中し、なおかつ楽しそうな表情は

なかなか出すことができません。

 

o-mamaは、訓練競技を決して言うことを利かせるためだけの

服従だとは思いません。

シンクロの選手が、水面下で手足と筋肉を駆使してその体制を維持し、

美しい表情でポーズを取る。。。

同じことだと思っています。

まずは、犬がやりたいと思い、その上で、コーチであるo-mamaが

犬たちに美しく見えるポーズの取り方を教える。

「きれいだよ~、いいよ~」とカメラマンがモデルに言うみたいに、

犬たちの気持ちを盛り上げて、

競技会当日に向けて仕上げていく。

そして、リンクの中で、

「さぁ、練習の成果を出しなさい。やってきたことをやればいい。

それ以上は出せないのだから、いつも通りやれば大丈夫よ。」

と、犬たちの背中を押すことができた時、最高の瞬間が待っているのだろう。

まだまだ、o-mamaは、犬たちを自立させることができなくて、

「ママと一緒にやろうね」とか「ママについてくれば大丈夫だよ」

なんて、自分が、自分が、と前に出過ぎてしまう。

完全な教育ママ、ステージママになってるかも~。

 

次回は、12月23日ST訓練競技会に蒼太くんで出陳します。

蒼太くんの自立・o-mamaの子離れを目指して頑張ります。

20科目だけど、ギリギリ間に合うかな。。。

 

ポチッとお願いします。→

Atelier sucre sale」に「bagできました~」を

UPしました。のぞいてみてね 

 

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