端午のシープドッグトレーニング、前半最終回。
シープのトレーニングは本当に奥が深いです。
日本人は犬をペットや家族の一員として迎えるが、私はこの考え方にいつも違和感を感じてしまう。
最初の犬、ジャックラッセルテリアの欧介と暮らし始めた頃は私もペットや家族の一員として迎えたのであるが、欧介は全くそう言うつもりがないように感じることが多かった。
彼は私たち家族に馴染もうなんてこれっぽっちも思わず、自分のやりたいことや欲求が満たされることを望んでいた。
それを叶えるために私たちが奔走する。
そして少しずつ彼のことがわかってくると、彼は仕事をしたいのだと思うようになってきた。
彼にピッタリの仕事とは「救助犬」だった。
ボーダーコリーの蒼太を迎えると、さらにその感覚は強くなり、私たちは一緒に競技をするバディ(相棒)になった。
端午はさらに強く仕事として物事を見ている気がする。
こちらに仕事の環境としっかりとした指示と、成果を期待してくる。
オヤツやおもちゃといったモチベーションより、より強くモチベーションの持てる仕事を要求されてる気がする。
このことをオットと端午のシープドッグトレーニングについて話している時に気づいた。
これからは少し方向性が変わりそうです。