先日、訓練所で、O先生とW先生に秋季訓練競技会のビデオを見ていただきました。
やはり問題は、蒼太の集中をどのように作るかでした。
とは言っても、普通にみたら十分な集中なんですが、もう一つ上を目指したい。
今、現状は、蒼太がよそ見をしたり、気がそびれたりするときには、
「こっちを見て!」とか、身体の誘導でこちらに注目するように、誘う方法を使用しています。
以前の記事にも書きましたが、「失敗しても良いから、失敗したら教える」
この部分をやはりきちんとやって行かないといけないのだと思います。
最近は、少しづつですが、身体での誘導を無くしていくように努力しています。
そして、蒼太にはきちんと「やらせる」と言う部分の強化をしています。
具体的には、チラッとよそ見をするようなら、声かけよりもリードショックで対応します。
これが苦手なんだな~。ついつい、タイミングがずれたり。。。
今まで、ほとんどショックを使わずに、ここまで来ちゃったからね。
では、何故そこまでして集中させたいかと言うと、やはりよそ見をしたり、
キョロキョロと首を振ったり、匂いを嗅いだりって言うのが、蒼太と私の演技を見直すと、
妙に目立ってるからなんです。
蒼太は良いところは際立って良いのですが、その分、良くない部分が非常に目立つ。
訓練競技会は、演技の一つなので、細かく言えば、指導手の猫背だって気になる。
普通に歩いている人が多いけど、やはり犬が良く見えるための歩き方を研究するべきなのだ。
どちらの足からスタートして、自分がどんな風にターンをしているのか、を見直してみると、
案外、誘導的だったり、ターンが大きかったりします。
犬が良くやってるのであれば、良く見えるように、それを考えるのが指導手の
役目だと思うのです。
他の犬だったら、問題にならないことでも、蒼太の手足の長さだったり、
脚側停座したときの美しさだったりが、逆に問題点を強調しているともいえるのです。
その犬なりの表現と言うものがあるので、蒼太の問題点が他の犬でも問題点かと言うと
そうでもなかったりするのです。
キョロキョロやチラ見は、気持ちがあと今一歩、集中できていないせいのようです。
今やっているのは、脚側行進の1歩目をとにかくMAX集中させる!!という練習を
しています。
今までは、「見て!」と言う気持ちを込めて、注目をさせてから「アト」と声をかけていましたが、
ここを、「アト」と言う声がかかったら、蒼太が集中を自分で作って1歩目が出せるように
したいのです。
細かいことかもしれないけど、こだわりたい。
何年もかけて取り組んできた脚側行進での「上を向いて歩く」これを完成させるためには
「集中」これがターニングポイントだと思うから。