公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

ロシアと付き合うには、ゲームコストを恐れるな

2019-01-05 18:28:57 | ロシア

阿部首相談話
 《ロシアではプーチン大統領との首脳会談を行い、平和条約について具体的な交渉を前に進めていきたいと考えている。(山口県)長門市で(28年12月に開かれた)、長門会談によって始まった新しいアプローチによって、やっとここまで来ることができた。ここからが正念場だ。(北方領土の)元島民の皆さんも、相当お年を召しておられる。70年以上残されてきたこの難しい課題、次の世代に先送りすることなく、私とプーチン大統領の手で必ず終止符を打つとの決心で交渉に臨むべく考えている。》


追補 2019.1.10 やってきたロシアコスト。相手を裏切ることに躊躇がなく、それによって失うものを恐れもしないし、失うものがあるとも思っていない。なぜなら交渉は力で決着をつけるのがロシアの王道だから。

  • 安倍首相の平和条約交渉巡る発言、ロシアが抗議
 
読売新聞
2019/01/10 07:55
 

 【モスクワ=工藤武人】ロシア外務省は9日、モルグロフ外務次官が日本の上月豊久・駐露大使を呼び、日露平和条約交渉に関する安倍首相の発言に関し、「日露両首脳による合意の本質を歪曲(わいきょく)し、両国の世論を誤った方向に導く」と申し入れたと発表し、抗議した。

 平和条約交渉を巡っては、日露両首脳が、歯舞群島と色丹島の引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に交渉を加速させることで合意しており、モルグロフ氏は、ロシア側の交渉担当者に選ばれている。今月中旬に河野外相が訪露し、平和条約交渉が本格化するのを前に、交渉の進展を期待する日本側をけん制する狙いがあるとみられる





ロシアは必ず裏切る。だからこそ平和条約が必要なんだよ。外交ゲームに参加しないことが日本の外交という時代は実質キッシンジャーボーイズであった米国が東アジアから手を引くことで終わった。つまり冷戦ビジネスの終了とみかじめ料の枯渇。それまでゲームコストを米国に支払わせるメリットを隠れて経済成長を享受していたのでは、日本は自立一流とは言えない。駆け引きが永遠に続く関係を持つことが平和の条件になる。ゲームコストとは防諜と諜報を自前で持つこと。

 

追補 【モスクワ時事】ロシア外務省は11日、日ロ外相会談が14日に開かれるのを前に声明を出し、平和条約締結交渉に関し、北方領土におけるロシアの主権を含め、日本が第2次大戦の結果を認めることが必要だと改めて表明した。外相会談は厳しいやりとりが予想される。
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