公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

『セカンドブレイン―腸にも脳がある!』 マイケル・D. ガーション

2016-05-13 06:58:59 | 今読んでる本


セカンドブレイン―腸にも脳がある! 単行本 – 2000/3
マイケル・D. ガーション (著), Michael D. Gershon (原著)古川 奈々子 (翻訳)の要約版

腸の独立した神経系統が世に認められるまでの、特にセロトニンを中心とした神経伝達物質としてのセロトニンが確立するまでの昔ばなしは面白い。

複雑な日常は、腸神経系が中枢とは独立に情報処理を行って複雑な消化吸収排泄を行うので、気にすることもなく平静でいられる。

もう一歩進んで、腸神経系は中枢神経系を他人として原始的に認識しているだろうかという疑問が生まれる。

そう思いつつ、セカンドブレインを読む。

「灯りの消えたホールを後にしながら、私の心はこれからどうしようということでいっぱいだった。セロトニンが腸という芝居の出演者であることは証明できた。…確かに私はワークショップで懐疑的な神経科学者たちに第二の脳の存在を確信させることができたかもしれない。だが、なぜ第二の脳が必要なのかはわかっていないのだ。」


腸の複雑さはその時にはガーションにも理解できていなかった。

ユダヤ人と日本の意外な共通食品ゲフィルテフィッシュがサナダ虫寄生の原因となってビタミンb12 を奪われる。

「魚肉をすり身にし、調味料を加えて練ってから団子状に成形してタマネギやニンジンと共に茹でる。この時、すり身を完全な魚の元の形の中に詰めることがあるので、イディッシュ語で"gefilte"(ゲフィルテ - 詰め物をした)という名で呼ばれている。とっておいた魚の皮ですり身を包むこともある。フレイン(英語:chrain、イディッシュ語:כרײן)というホースラディッシュと甘酢のソースやテーブルビートを添えて供する。」
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