河出書房新社の世界探検全集は全部で16巻予定していたようで、1巻は当然というかマルコ・ポーロの東方見聞録だったようだが、この本が出版された1977年12月の頃にはまだ既刊とはなっていない。 次は同時期の古本15巻『エベレスト登頂』ハントを読んでみようか。『ゴビ砂漠探検記』もおもしろそう。
監修が贅沢で 前嶋信次の他、井上靖、梅棹忠夫、森本哲郎である。
前嶋 信次(まえじま しんじ、1903年7月20日 - 1983年6月3日)は、日本のイスラム学者、東洋史家、東洋学者。慶應義塾大学名誉教授。
井上 靖(いのうえ やすし、1907年(明治40年)5月6日 - 1991年(平成3年)1月29日)は、日本の小説家・詩人。
森本 哲郎(もりもと てつろう、1925年(大正14年)10月13日 - 2014年(平成26年)1月5日)は、日本のジャーナリスト、評論家。
梅棹 忠夫(うめさお ただお、1920年6月13日 - 2010年7月3日)は、日本の生態学者、民族学者、情報学者、未来学者。
イブン・バットゥータが旅をしたのは日本が鎌倉の終わりから南北朝の時代のころのこと、イスラム教が拡大したおかげで無事旅ができたとおもうが、今の旅とは異次元の困難、疫病ペストの流行をともなうが旅をやめない。
イブン・バットゥータ(ラテン語: Ibn Baṭṭūṭa、アラビア語: أبو عبد الله محمد بن عبد الله اللواتي الطنجي بن بطوطة, アブー・アブドゥッラー・ムハンマド・イブン・アブドゥッラー・アッ=ラワーティー・アッ=タンジー・イブン・バットゥータ、イブン= バッタトゥ、1304年2月24日/25日 - 1368年/69年)は、マリーン朝のモロッコ人[1]。
彼の旅行記『諸都市の新奇さと旅の驚異に関する観察者たちへの贈り物』(تحفة النظار في غرائب الأمصار وعجائب الأسفار tuḥfat al-nuẓẓār fī gharāʾib al-ʾamṣār wa-ʿajāʾib al-ʾasfār、通称Riḥla, リフラ)にまとめられた広範にわたる旅行で知られ、30年間をかけ既知のイスラム世界、そして非イスラムの地を旅した。彼の旅した地には北アフリカ、アフリカの角、西アフリカ、東ヨーロッパ、中東、南アジア、中央アジア、東南アジア、中国が含まれる。イブン・バットゥータは史上最も偉大な旅行家の一人と考えられている[2][注釈 1]。