バロックリュートでバッハ

バロックリュート、ギター合奏、旅行などの趣味の記録

「(続)音と演奏の良いCD」 ヴァイオリン協奏曲編(5)

2019年12月26日 | CD


バッハ ヴァイオリン協奏曲

イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、ベルリン古楽アカデミー
2017、2018年録音、セッション録音、2CD

収録曲は以下の協奏曲以外にも興味ある曲がある。
● ヴァイオリン協奏曲ニ短調 BWV.1052R
● ヴァイオリン協奏曲ホ長調 BWV.1042
● オーボエ、ヴァイオリン、弦と通奏低音のための協奏曲ハ短調 BWV.1060R
● ヴァイオリン協奏曲ト短調 BWV.1056R
● ヴァイオリン協奏曲イ短調 BWV.1041
● 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043

名手ファウストによるバッハ協奏曲でこれだけの曲を聴けるのでもう決定版といってもよいと思う。
ファウストの明確で美しい音色とベルリン古楽アカデミーの爽やかな競演が素晴らしい。オーボエなどの共演者の好演も光る。

ガット弦をGamut製に変更

2019年12月15日 | リュート


 8月にスワンネックの弦をAquila製に変更したばかりだが、佐藤先生のアドバイスによりGamut製に変更した。
Aquilaでも4万強かかったがGamutはその2倍強もして本当に高い。。。

しかしながら1,2コースは別にして、何年も持つので(佐藤先生の表現では一生もの)ものは考えようだろう。
特に高いのは低音用のPistoy弦7本で、最も太い13コース用は$70だ。オクターブ弦等の細い弦は10ドル台でそう高くない。
 実際に張ってみたらその差は歴然としている。
まずは、加工精度が高く検査もしてあるので音程が正確だ。1ポジションからハイポジションまで正確に出る。
 次に、弦が柔らかいので調弦もピタッと決まり短時間で済む。更に、湿度、温度変化に影響されにくい。これはオプションでニス処理をしてもらっている事も関係するかもしれない。とはいえ、ギターより調弦に費やす時間がずっと多いのに変わりはないが。

 オクターブ弦のゲージ変更を少しせねばならないが焦るほどではない。一応、スワンネックのガット化は目途がついたのでこれで本格的に練習が再開できる。


「(続)音と演奏の良いCD」 ヴァイオリン協奏曲編(4)

2019年12月09日 | CD
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲

以前に挙げたファウストに加えて、3番から5番までだがシュタインバッハー版を。

アラベラ・美歩・シュタインバッハー ルツェルン祝祭弦楽合奏団
2013年9月、チューリッヒ、オーバーシュトラース教会、セッション録音、SACD Hybrid



 シュタインバッハーは1981年生まれでドイツ人の父と日本人の母を持つ。楽器は、日本音楽財団貸与のストラディヴァリウスBooth(1716)。
他の曲を聴いてみても深く重厚な音だが軽やかさもある感じでどんな楽器かなと思っていたがやはりストラディヴァリウスだったか。
ちなみに、カデンツァは、3番シュナイダーハン、4番、5番ヨーゼフ・ヨアヒム。

 録音は新しくて繊細な音にとれていて素晴らしい。教会の録音だが残響が大きすぎることなくモーツァルトの爽やかな音楽に浸ることが出来る。