このあいだ あんなそんな用事が済んだお昼前、中の一人が
「クリムト展に寄りたい。」と 急に言った。
寄れるのだろうか。
とりあえず向かって着いて
もぎり口近くに掲げられていたプラカードに書いてある待ち時間は
予想をはるかに超えていた。
昼食をとり、もう一度様子を見に行くと待ち時間は半減している。
結局は入ってみることになった。
人々に会いに行った(混雑に会いに行った)ような クリムト展。しかも急ぎ足。
あの絵、ユーディット っていうんだ。
周りの金色は、あんなに立体的なものだったんだ。
ざわざわと見つめていると ホフマンが出てきた。
大原照子さんの本の中で紹介されていた、クッションカバーに使われていたファブリックの作者だろうか。
お土産コーナーに関連商品なにか売っているかも。
期待して グッズコーナーに行き着くと そこも人人人の波。
手ぬぐい1種類だけ気がついたけれど 他にもあったのかな。
レジ前にも長い列ができていて 買い物をする時間はもう作れそうになかった。
ホフマンの手ぬぐい、もし買っていたらどんなこと考えたんだろう。
「世界を変えた書物」風呂敷 があるくらいなんだから、
ヨーゼフ・ホフマン手ぬぐいそりゃありだよね。
なーんて 眺めていただろうか。