“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

ヒグマのお話し①

2019-08-13 | ヒグマのお話し

皆さん、しばらく四方山話シリーズもアップできておりませんでした

ネタ枯れ&開店休業状態でしたが、苦しい時の“ヒグマ頼み”で、昨年、海を渡って利尻島に

住み着いた(ことのある)ヒグマの続報をお伝えします。

 

あの雄ヒグマは、「どうやら宗谷(北海道本島)に帰った!」という前回の「羆の考察⑩」での

四方山話しは、ようやっと「終息宣言!」になりました、という記事です。

 

2019年6月下旬の北海道新聞記事

オリジナルサイズ

 

いささか古い記事(2か月も前)ですみません

アップしようと思いながら月日が経つのは早いもので・・・

 

何故、こんな記事を態々切り抜いておくかというと...

記事の文章がいちいち面白いからです

 

「クマをおびき出すためのハチミツなども設置したが」

⇒99.99%居ないといってもハチミツ設置するんかい?

 (こつこつやるやつぁ~ご苦労さん!)

 

「今回の経験を生かし、クマに対する知識と備えを常に持っておく必要がある」

⇒雄クマは20kmぐらいの海は(へっちゃらで)泳いで渡って嫁探しに行くので

 島民は気を付けるように..

⇒利尻島の至る所に「この島にはヒグマは居ませんが、宗谷から泳いで渡って

 くるヒグマも居るので注意するように!」の看板設置か

 


最近、札幌市南区に出没しているヒグマの話題は、今や全国に報道されているようですね。

利尻水道を泳いで往復した雄ヒグマに比べると体格がよく、トウキビや野菜をたらふく

食べているせいかお腹がメタボで(笑)を誘います。(地元住民の方すみません)

 

Toshiの『羆の考察シリーズ』は№⑩を最後に、ヒグマのお話し①から再スタートします。

お~、こうしている間にも山口県で小熊が捕獲されて山に帰された・・という話題・・

話題に事欠きません

 

利尻島帰りのお盆ネタでした。

以上

 

 

 

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羆の考察⑪

2018-12-25 | ヒグマのお話し

羆の考察シリーズです。

 

色が白いとホッキョクグマに見えるから不思議

 

酪農学園大学・佐藤喜和教授の講演内容は興味深いです。

 

 2018年12月25日(火曜日)北海道新聞12面記事

 

同大学の研究室と札幌市、南区(地域)、石山(地区)が連携し、

“身を隠す場所がないと嫌がるクマの習性を利用して”

5年前からクマの通り道の草を刈っている・・

 

ヒグマ学習センター・前田菜緒子代表

登山グループのリーダーは熊撃退スプレーを持つべき

ナタでクマの鼻と口の間をたたくと痛がります。

 

2014/09/03

羆の考察④

門崎允昭(かどさき・まさあき)

昭和13年生まれ(80歳)

帯広畜産大学⇒北大獣医学部

 

オマケ:白いヒグマに関する記事もあるよ~

 

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羆の考察⑩

2018-11-02 | ヒグマのお話し

今日の四方山話は、利尻島に渡ったヒグマについての続報です

 

繁殖期終わるのに…恋人いない夏

                     ※朝日新聞7月25日見出し..

2018年6月22日に撮影された利尻島に渡ったヒグマ

 

利尻島で確認された雄のヒグマは、どうやら利尻島を離れてしまったようです。

 

2018.11.01北海道新聞記事「利尻上陸のクマ、島外脱出と推測」

 

 

ホントかいな?

皆さん、俄かには信じられないのでは?

 

だって、あの広い利尻島で暫く観察できないから「もういません!」なんて

どうして言えるの?と思いますよね。

でも、ラジオでも伝えていた専門家のコメントを聞くとなるほどとも思います。

島の特定のところにヒグマの好きな蜂蜜を塗って観察を続けていても、

3か月間寄ってきた形跡がなく、それもかなり広範囲で観察しているので、

限りなく100%に近く・・という表現になるらしいです。

ふむ、

 

「相手となるメスがいないことは野生動物にとって耐えがたい」として、

泳いで本島に戻ったと推察した

な~んていうこのあたりの記述はとても微笑ましいです

 

朝日新聞には、


現地を視察した道立総合研究機構・環境科学研究センターの間野勉・自然環境部長は

「オスの成獣で、新たな繁殖相手を求めて海を渡ったのだろう」と推察する。稚内市

から最短で約20キロ。利尻富士(1721メートル)がそびえる島を目指し、

懸命に泳いだヒグマに「ロマンさえ感じる」という島民もいる。


ロマンですよ皆さん

 

Toshiの好きな言葉です

 

やはり寂しそう、男一人は...

 

その通りだとすると、あのヒグマが捕獲されて殺処分されてしまう心配も

なくなったわけで、どうあれ“めでたしめでたしであります。

 

それにしても「非常に活動性の高い個体」のこのヒグマは、やはりチャレンジャー

でしたね。思い付きでやって来たのではない。あの長い利尻水道を再び泳いで

渡って帰ったのなら、ヒグマと言えどもその体力は凄まじく、

元気過ぎます

 

おせっかいを言わせてもらえれば、オリンピック水泳チャンピオンのこの

オス羆に器量のよいメス羆を探してやって欲しかったです

 

 

いやぁ~とにかく、

ヒグマは知れば知るほど個性的で愛らしい

 


 

羆の考察⑨はこちら↓↓↓

https://blog.goo.ne.jp/oborozuki89/e/3bb49965dbb43e51abbd8caeb6d5039f

 

 

 

 

 

 

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羆の考察⑨

2018-10-21 | ヒグマのお話し

登山をしていて羆のことを考えないときはありません。

 

正確に言うと、北アルプスに遠征したときと利尻山に登ったとき、

この時は考えなくても良かったのですが、

はて?あの利尻山に泳いで渡ったヒグマは今頃どうしているでしょう?

男やもめで苦労も多いことでしょう。

寂しくなってまた利尻水道を渡り返して稚内あたりで冬眠の準備でも

しているのかな?

 

その羆の考察シリーズも⑨回目となりましたが、最近はもっぱら道新の

記事からのものばかり..、考察とは名ばかりで単なる感想です

 

羆の考察⑧はこちら↓↓↓

https://blog.goo.ne.jp/oborozuki89/e/6b9bff650eef519af896833e562c8d77

 

2018年10月18日(木) 北海道新聞朝刊  (写真家:伊藤健次さんの記事)

 

伊藤健次さんのプロフィールをネットで調べると、

かなりヒグマへの造詣が深い方であることがわかります。

 

深いというよりも、やはり愛しているのではないかと勝手に思って

しまうぐらい、この記事で撮影されたヒグマに対する考察が素晴ら

しいです。

 

話は変わりますが、

Toshiが2週に渡って歩いて来た「ドングリ山道」にも度々ヒグマの

糞が転がっていたわけですが、この時季ドングリを沢山食いだめ

しているせいか、糞が白っぽいのです。

春は木の芽を食べるから緑なのか・・

この時期はドングリを食べるから白なのか・・

 

とにかくも、豊かな広葉樹林が広がっている山域のヒグマがお腹が空いた

からといって人を襲うわけもないだろうと思うので、大きな鈴を鳴らす

ことで心安らかに歩くことができます。

 

知床のヒグマ

日高山脈のヒグマ

そしてドングリ山道のヒグマに「どぞお入りください」といって、

一頭ずつ面接して入社試験を行いたいですね

 

この記事のヒグマは「何にでも興味があって生きることが楽しいです」

とか言ってくれるのではないか?

そう言われたら、面接の途中で「はい、あなたには即入社いただきたい」

知床の観光大使に任命します

 

 

 

 

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羆の考察⑧

2018-06-11 | ヒグマのお話し

今日の四方山話は『羆の考察』8回目です

 

(羆の考察⑦はこちら) 

 

しかしまあ何ですね~、北海道のヒグマネタは尽きないです

道民の皆さんにはもう周知となった、利尻島へ1頭のヒグマが泳いで

渡り、凡そ1週間が経過した今でも捕獲されず住みついているという

お話し..連日新聞やテレビで伝えられています。

 

ご存知ない方もいらっしゃると思いますが..

日本最北の離島、礼文島、利尻島にはもともと熊が生息していません。

(と、この記事がでるまでは・・ですが)

 

なので、登山で暗い時刻から登り始めてもヒグマの気配を感じること

なく、緊張感が弛緩される山は北海道内で唯一ここだけです。

従って北海道の夏山登山では必携の鈴も要りません

 

2018/06/01道新朝刊で取り上げられた記事(島に足跡や糞が見つかったという直後の報道)

 

 

さて、このヒグマ君(オスらしいので君付けで)、

皆さんもお思いでしょうけれど、凄いチャレンジャーですね

人間が北海道と利尻島の間の海の一番短い距離20kmを泳いで渡ること

は不可能です

何故ならばこの海域は年間を通して波が高くうねって、とても泳ぎ切る

ことなど出来ないと言われています。

あの田中陽希がシーカヤックを使って何とか島に辿りついた(それも

命からがら)という海を106年ぶりに泳いで渡ったヒグマには、

Toshiから金メダルを授与して長くその功績を讃えてやりたいぐらい

であります

 

で、気になるのは、現在でも捜索が続いているヒグマの今後の処遇

ですね

 

報道の翌日行われた利尻島マラソンに関する記事

 

報道では地元警察はいったんこのヒグマの捜索を打ち切るといったようです。

このヒグマの糞を調べてわかったことは、今のところ人間が捨てた生ごみ

などの痕跡がなく、すべて山の植物だったらしいので、すぐさま人に近づく

心配はないと判断したのですね。

この時点で少し安心です

 

出来る事ならこのまま人里離れた奥地に住んで人と関わらないか、仮に人に

発見されたとしても殺さずに捕獲して元居たと思われる稚内辺りの山の中に

離してやって欲しいと思います。

そんなこと出来ないというならクマ牧場で飼い、維持費は本を作って売る

というのはどうでしょうか?

「君は何故その海を渡ったか?」というテーマで、一冊の本(童話)

にしてくれる人がいたら是非お願いしたところです。

Toshiは、クマではないけれど昔子供の頃に読んだ小説「偉大なる王(ワン)」

 

 

(バイコフ著)というトラの視点で描かれた児童小説が大好きでした。

この小説を読んで人間が動物よりも偉いなんてことはないんだという

価値観がその時摺り込まれたのではないかとさえ思っています。

あの荒海を必死に泳ぎ切ったこのトラいやヒグマの生涯を空想の世界と

結び付けて子供に夢を与える題材に使えないか考えてくれる人が居たら

本当に応援したいですね。

 

羆の考察が8回にもなると、

な~んともこの動物に感情移入が強くなってきているな~と感じます

 

 

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羆の考察⑦

2018-05-04 | ヒグマのお話し

シリーズ『羆の考察』の7回目は、今朝の北海道新聞記事からです

 

考察と言いながら、ヒグマに関するネタが入った時の報告blogになって

しまっております

(6回目は2017/08/11でした)

 

まずは、この記事から..

今日の(2018/05/04)道新朝刊で取り上げられた記事   

 

 

以前の考察で

なんでか分からないけどヒグマは、

人間がヒグマを思うよりも20倍人間のことが怖い

と書きました。

あるいは、Amigoさんが残雪期登山をしていて、雪の上に残された

ヒグマの足跡が「明らかに自分の鈴の音に気が付いて避けていった」

という経験をしたことが、このYouTube映像でもよく分かるという

お話です

 

「人を避けるヒグマ」 

 

鈴の音が聴こえると“そわそわ”する

そこに小熊が一緒だったりすると、その小熊を何処かに避難させよう

とする。

小熊は好奇心旺盛で鈴の音に興味があるから母クマが導こうとする

ようにうまく逃げてくれない。

 

そんな時、人間に出くわすと母クマのスイッチが入っちゃうんで

しょうね~ おそらく・・

 

羆は本来臆病で優しい動物です

 

 

 

 

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羆の考察⑥

2017-08-11 | ヒグマのお話し

羆の考察も6回目となりました

今回は、先日、エネーチケーの北海道ローカル局製作

北海道クローズアップ

ヒグマを叱(しか)る男 ~世界自然遺産と漁師~

を観て感じたことを書きとめま~す

 

愛らしい親子ヒグマの背中

 

番組を観ると、ヒグマと人間(漁師)が見事に共存しているもん

だなぁ~と受けとめられますが、こんなことは世界的にも珍しい

ことで例外でしょう

 

知床に生息するヒグマの生態は、果たして北海道内で知床以外に

生息するヒグマの生態と同じなのでしょうか?

 

この疑問については前回、北海道内に生息するヒグマが生息地に

よって3つに分類されることを“羆の考察⑤”取り上げましたが、

この映像だけを眺めると、知床のヒグマは他のエリアのヒグマよりも

気が優しくて穏やかな性質なのでは?思ってしまいます。 

 

来るなぁ~と叱る大瀬さん

 

 

今年81歳になる漁師の大瀬初三郎さんは、

通りかかるヒグマに「来るな!」「(お前は)どこへ来るのよ」と

叱りつけておっぱらいます

 

大瀬さんがヒグマを叱ると、ヒグマはいかにも「ごめんなさ~い

という感じで、従順に視界から消えていっています。

 

ここには、長年そこに住み着いているヒグマと、いつも漁場で仕事を

している漁師との間にはあきらかに特殊な関係性が成り立っているよう

に見えます

 

 

ヒグマと漁師、とりわけ大瀬さんとの間には普段から主従関係が

構築されていると考えてよいでしょう。

 

もちろん「叱る」方が主で「叱られる」方が従の関係です

 

ですが、叱る方の大瀬さんにも、叱る以外にヒグマを追いたてて、

漁師ならぬ猟師になって殺生するつもりはないことをヒグマの

方も認識しているようで、そこの間合いが微笑ましく

ヒグマをな~んとも愛おしく思ってしまうのです

 

 

このように愛おしく思えるヒグマでも、実際に思いもせず遭遇

したら、人間はどういった行動にでるのか?です。

 

この番組を観た人は、「そうかぁ~ヒグマに出遭ったら、逃げずに

睨みつけて、叱りつける」のが良いのだな、と頭では理解が進む

ように思っても、いざ実際に遭遇してそんなことが出来るものなの

か?

 

Toshiは、先週トマム山のスキー場ゲレンデでヒグマに遭いました。

 

このゲレンデのもう少し下で・・・

 

ゲレンデ脇の草むらがザワザワと揺れ動いたと思ったら、

そこからウゴォッウゴォッと突然ヒグマが飛び出して来ました

 

そのヒグマは体長凡そ1m50cm?ぐらいで、子熊ではないにしろ、

小型の熊で、現れたとき瞬時に「小さい」と本能的に思ったから

なのかもしれませんが、そのヒグマに背を向けて逃げようとして

しまいました

 

 

そうして後ろを向いてからすぐに、「イカンイカン、ヒグマに背を

向けたら追ってくる」と(番組を)思い出し正面に向き直したのです。

 

しかし、そのヒグマはToshiの取った行動には関係なく、

最初から目を合わすつもりもなく一目散で逃げ去っていったのでした。

 

 

そのとき取った行動はとても褒められたものではありませんが、

しかし、実際にあの瞬間にヒグマと目を合わせるつもりで、

対峙できたかどうかとなると、う~ん甚だ自信がありません。

 

羆の考察④で、山に分け入るときには“ナタを持ち歩け”とありましたが

そんなことはなかなか出来ることではありません

 

Toshiが背を向けた小型のヒグマが仮に大型だったとしたら、

もしかすると振り向いて逃げることもできず、むしろ立ちすくんで

しまうことで、ヒグマと目を合わせ、また違った考えが及ぶものなの

かもしれません。

 

 

いずれにしても心の準備が果たして役立つものかどうかは、まったく、

自信なし・ということであります

 

ま、漁師の大瀬さんも「叱る」を実践できるまでには長い期間を

要したみたいですから、いきなり遭遇した人間のとる行動と比較は

できません

 

ゲレンデであっても、しっかりと鈴を鳴らすことで、ヒグマと

遭遇しない...、こちらの方が鉄則でしょう

 

NHKオンデマンド _ BS1スペシャル 「ヒグマを叱る男~完全版36年の記録~」<前編> .mp4 from Toshi.T on Vimeo.[49:56]

 

NHKオンデマンド _ BS1スペシャル 「ヒグマを叱る男~完全版36年の記録~」<後編>.mp4 from Toshi.T on Vimeo.[49:14]

 

 

 

 

 

 

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羆の考察⑤

2016-09-28 | ヒグマのお話し

日本ハムファイターズ

2016パ・リーグ優勝おめでとうございます!!


と、

プロ野球の話題が本題ではありません

本題は、Toshiのブログ5回目を数える“四方山話”「羆の考察シリーズ」です

 

前回の羆の考察④は2年前でした。

春夏秋冬、北海道に住んでいて地元の新聞を眺めていると、羆に関する

記事は度々取り上げられます

 

今回も備忘録として北海道新聞の記事情報をお伝えします

 


 

ヒグマ 遺伝的に6系統

北大・増田教授ら分析

遺伝子タイプごとの大まかなヒグマの分布 


 

ということで...

北半球に生息するヒグマが、遺伝的に大きく6系統に分類されることを北大

が突き止め、6系統のうち3系統が北海道内ですみ分けしていることが

わかっていたが、各系統が世界のどこに分布するかも把握できたという

記事の紹介です

 

過去のヒグマとの遭遇、被害情報からなんとな~くですが、北海道内では

道南のヒグマが凶暴だというイメージですが、はたしてこれは単純に個体数

の違いだけなのかもしれないので、間違った見方かもしれません。

 

ともあれ、個体ごとに性格が違うことはこの記事通り明らかですから、

多少気性が荒いと言えるのかもしれません

 

その道南タイプは、なんと遠く地球の裏側のカナディアンロッキー山脈に

分布するヒグマと同系統のようです

 

一方で、比較的気性が穏やかでは?とこれも我々が勝手にイメージして

いる、道東(知床)タイプも世界のかなり離れたところにそれぞれ分布して

いて不思議です

 

ヒグマと北海道、北海道とヒグマは切っても切り離せない(と考えているのは

登山するものだけか?)ぐらい密接ですから、

彼らの習性をもっとよく知って、お互い共存共栄をはかっていかねば・です

 

 

記事を読むと羆に対する興味がさらに沸いてきますよ

  

 北海道新聞夕刊[2016年9月26(月)]

 

 
 
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羆の考察④

2014-09-03 | ヒグマのお話し

ごきげんよう

 

今日の四方山話は久しぶりに羆の考察です。

ろくな知識もないのに「考察」なんて書くのはおこがましいですが、

そう思いながらも

素人ながら、山を歩くものとして羆をどう考えるか?

主に登山者の羆への関わりについて考えているものであります。

このお話しも『分水嶺』シリーズに次ぐ4回目になりました

 

 

③回目に続いて農学博士の門崎允昭(かどさき・まさあき)氏のご紹介です。

Toshiのブログ:羆の考察③で過去ご紹介した同氏の羆との関わりの歴史が

北海道新聞夕刊[2014年8月19日(火)~9月1日(月)]3面①~⑬

(計13回)に掲載されました。

ネット上をいろいろ覗くと門崎氏に対して批判的な意見もあるようですが、

この取材の記事をを読む限り、以下の点で学ぶことが多く、素直に参考にしたい

と思いました。

 

羆への愛情に満ち溢れている点

単なる愛情だけではなく、最後は生きるか死ぬかを迫られる(ナタで切りつける)
  覚悟がいる動物という点

羆との関わり合いを大切にしてきたアイヌ民族の歴史に学んでいる点

自己責任を説いている点

実体験に裏付けられている点

 

北海道以外の人は当然読む機会がないと思うので、道新の切り抜きを

そのままアップしました。

実は説明は要らないわけで、読んだ皆さんそれぞれご自身に判断いただければ

よいことであろうと・・・

読み終えた後、北海道に住む羆に対する愛着がわきます

 

 左から右に読み進んでください。

 

 

 

 

 

  

 

いががですか、良いお話ですよね。

でも、ナタはなかなか登山では持って歩けません

 

ごきげんよう

 

 

 

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羆の考察③

2012-06-19 | ヒグマのお話し

熊出没注意

ということで羆の考察も3回目です

 

 

“生息域にミがズナラ植樹”

―北海道新聞2012年6月19日(火)朝刊―

札幌市南区の山林にヒグマの出没が相次いでいることから、アイヌ民族団体が

羆の餌となる山中のドングリを増やそうとミズナラを植樹する計画を進めている

といいます。

ドングリよりも人間の食べ残した生ごみがイイという羆も中には居るでしょうが、

それはごく稀なことではないでしょうか。

北海道には道南にしかないブナやミズナラといった広葉樹は、山の保水力を高め

植林で増えた針葉樹林とのバランスを考えても、植えることは「いいね」です。

是非進めていただきたい

 

但し、

農学博士の門崎允昭氏の「羆が住宅地に出てくる原因とその対策」に、羆との

共存のヒントが詳しく書かれているので紹介します。

羆への“畏敬”を感じる考察です。

氏は、山にドングリが少ないという情報は、誤っている可能性が高いと指摘して

います。

ドングリ以外の羆が餌とするものの種類も多く、餌が少ないことが市街地への

出没の直接的な原因とは言えないとのこと。

植林以外に考えなければならないことが沢山ありそうです。

http://www.yasei.com/Sapporo2011.htm

 

 
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