“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

19/07/14『黒部五郎岳~三俣蓮華岳』

2019-07-14 | 7本州の山
北アルプスの山旅2日目は「黒部五郎岳(2,839m)」~「三俣蓮華岳(2,841m)」です。
 
 
 
な~んにも見えない黒部五郎岳の頂上写真
 
 
 
 
 
 
■4:35  薬師峠テン場 出発
 
 
朝から「雨」
というか、夜の間ずぅ~っとテントにあたる鬱陶しい「雨」
 
なのでミラーレスを最初からザックにしまい込んでいるので本日はまともな写真がほとんどありません。
早朝からカッパ着用、濡れたままのテントを仕舞い込んで重くなったザックを背負い視界の効かない稜線歩き開始です
 
太郎平小屋で飲料用のペットの水を買います。
小屋によって水の値段が違うけど概ね300円から高いところでは500円します
もっと暑ければ購入する本数も×3倍

 
さて、晴れていればどれほど美しい景色であろうか・・と思いながら、整備された登山道を行く・・・
お花畑と言えるような群落もこの時期なく、ちょっと寂しい...
 
 
寂しい木道歩きの途中、Akkiさん「うわぁ~雷鳥だぁ
 
 
当初、Toshiはピンと来ませんでしたが北アルプスでも今や雷鳥を観られることは珍しいらしい。
 
最初の出逢いは雌と雛数匹で、
Toshiが「Akkiさん、どうして逃げないんですかぁ~?」と質問すると、「いや、逃げているんですけど雛がいるから・・」と、
あ~そうかぁ、ライチョウは飛べない鳥だったぁ、雛より先に飛んで逃げることなどしないよなぁ~
 
それにしてもメスは健気に子連れで迎えてくれ、オスは単独で道先案内をしてくれる、黒部五郎岳までの稜線上で計5回お目にかかりました。
メスは小さく、オスは一回り大きくて頭の部分が少し赤い..
 
 
いずれも保護色で写真に収めても辺りの景色と一体化してよくわかりません。
 
 
雨とガスばかりの山旅の中、景色の代りに雷鳥談義
可愛いオコジョも登場したけれど、何せミラーレスが曇るのでカメラはザックの中、シャッターチャンスに取りだすことができませんでした。
(スマホで写したAkkiさん正解です)
 

それにしても報告する画像がないというのは実に寂しい
 
 
 
歩きはじめから約5kmで到達の「北の俣岳(2,662m)」やさらに1km先で通る「赤木岳(2,622m)」は視界がまったく効かないので記憶も薄い。

 
北の俣岳(2,662m)は頂上の証拠写真だけ・・
 
 
北ノ俣岳(別名:上ノ岳)
 
 
 
そして、ようやっとガスが切れ、来し方の「薬師岳」方面が少しだけ眺められた
 
 
それにしてもこのガレ場の急登は凄い・というかシンドイ・・
因みにここはガレ場ではなくゴーロと呼ばれ、デカい岩がゴロゴロしているからゴーロ、故に五郎とあてているらしい。
(野口五郎岳もあるでよ)

 
一瞬の世界観もつかの間、黒部ゴーロ岳頂上までの残り数百mで再び視界不良
 
 
かなりの急登でザックの重さこの日Maxの登り
 
 
あと少しゴーロを進む...
 
 
 
途中、ザックをデポして登山道から外れ・・
やれやれ黒部五郎岳とぉ~ちゃこ
 
 
10:15 黒部五郎岳(別名:中ノ俣岳)
 
 
ここには誰が彫ったかお不動さんだ
 
 
 
まだまだ先の行程は長い、
なので黒部五郎にも長居はせず、 
 

 
12:10  黒部五郎小舎(標高2,328m)
 
 
ここまで約13kmの道程、さてここのテン場で一泊し明日に長い行程を残すか?、
それともこのままスルーして、ここから凡そまだ4時間(6kmだけどかなりの登り返しを含むアップダウン)程かかる「双六小屋」を目指すのか、一杯1,000円の親子丼を食べながら考えました
・・・

結局、明日最終日とは言え、最後にあくせくとしたくないという気持ちが勝って双六小屋を目指すことに...
 
親子丼で少しパワーが戻ったけど、三俣蓮華岳までの登り返しだけでも相当(標高差500mあって)辛いぞーーー
ザックの重みが肩にずっしりと感じられてくたびれたぞぉ~~
 
 
■12:40 出発


その後も...
 
 
晴れていれば大雪渓の景色が広がる・はず
 
 
14:35 三俣蓮華岳(2,841m)ここでも証拠写真のみ..
 
 
因みに三俣蓮華岳は名前の由来の通り、富山、岐阜、長野の県境に位置し、ここからはすでに岐阜県らしい。
北海道は東大雪連峰「三国山」はToshiさん興味深々の分水嶺が基点になっていることから名づけられているけれど、ここは国境の意味のよう。
 
 
はるばる富山から岐阜まで歩いてきました
 
 
暑くないのが救いだけど、凡そ16~17㎏のザックにカッパの上下で黙々と歩く..
 
晴れていれば“眺めの良い”と言われる「双六岳-すごろくだけ-(2,860m)」には申し訳ないが、疲れたのでスルーさせてもらいます
 
 
■16:20 双六小屋(2,547m)
 
 
こうして到着した本日の宿場は双六小屋の様子は明日の朝、写真に収めましょう。
 
 
今晩から明日朝に掛けても雨予報のため、テント泊を止めて小屋泊まりに変更しました
アルプスの山はこれができるところが良い
 
双六小屋は一日中雨にあてられた登山客で乾燥室がいっぱい。
それでもカッパとズボンは乾かせたので快適生活です。
 

最後に、夕食で知り合った大阪からのお三人の写真をアップして北アルプス2日目の報告を終えましょう。
 
雨の中、トレランスタイルで蝶ケ岳からやって来たって
 
 
 
彼らはトレラン志向でウルトラトレイル(166km)やTJAR(415km)にも出場している若者たちです。
袖振り合うも多生の縁、今後の大会の彼らを応援したいと思います


それではまた明日っ
 
 
 
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 19/07/13『薬師岳』 | トップ | 19/07/15『双六小屋~鏡平』 »

コメントを投稿

7本州の山」カテゴリの最新記事