“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

24/11/23『アポイ岳』

2024-11-23 | 4日高山脈の山

11月の最終週となった登山は、大平洋を背にして登る山アポイ岳(810m)です

 

下山時に見上げるアポイ岳もまだ青空の下

 

秋から冬に向かっていくこの時期、北海道内は晴れる山域が東に移行していきます

今日も札幌も含めた日本海側のエリアは、一日を通して曇天予報だけど、

アポイ岳のある浦河、様似、南日高エリアはすっきりと晴れる予報です

 

三石の温泉のある某所から望む早朝の日高山脈

 

この時期に入っても、まだハマナスの実が綺麗でした

 

毎度ここからの景色にはハマナス報告が加わるのでした・・

 

今週もOKazuさんとの二人登山です(⇒いつの頃からかすっかりと晴れ女に転身したOKazuさん

 

先週末に続き、今週も天気の心配はなし

 

朝の陽射しが木漏れてきて、とにかく美しい登山道

 

落葉した背の低い広葉樹の姿は、絵画に収めたいぐらいです

 

今日は奇木シリーズ、まずは『真実の口』

 

『アポイのヴィーナス』って、ここでも奇木を売り物にしているようで

 

はい、左の木がヴィーナスなら、あの部分は髪の毛で隠さないと・・ですよ

 

アポイ岳は花の百名山だけど、花の無い今の季節の佇まいが一番素敵です

 

何故なら、ダニやらブヨやらの吸血昆虫がまったく居ないから

 

気温は5~6℃ぐらいでも、陽射しが高くなると半袖でOK?(僕には真似ができません

 

日本海側にはないミヤコザサは背が低く煩くないのがいっとう良いです

 

七合目を過ぎても、あいかわらずズボンが汚れない美しい登山道

 

やっぱり、吐く息は白いのに半そで姿になる人はOKazuさんぐらいでしょう

 

おおっ、北の方角に冠雪の日高山脈主峰が揃っています

 

そして、アポイ岳から連なる「ピンネシリ(958m)」にも雲の掛からない贅沢な景色

 

ピンネシリから吉田岳、そしてアポイ岳に繋がる稜線

 

最後の急登

 

葉っぱがすべて落ちていて見晴らし最高の頂上へ・・・

 

木々の隙間から日高山脈北方が見渡せる、この季節ならではの頂上

 

たまさか頂上で一緒になった登山客さんから「アポイチョコ」ならぬ「アポロチョコ」を記念に頂きました

 

ピンネシリまでの縦走路もミヤコザサの絨毯が美しい

 

わずかでも雪を被ると日高の山はその陰影が際立ちます

 

シーズンオフモードで登山客の少ない頂上にはもう少し長く滞在してもよかったかな?

 

ともあれ、下山の景色でわずか標高810mとは思えない高峰感を味わいながら下山しまっす

 

美しい漁港のある様似町を見下ろして

 

北へ延びる秀逸な縦走路にロマンを感じます

 

盆栽を配置する箱庭を歩いているような感覚の登山道

 

青い海に吸い込まれていきそう・・・

 

長い距離走って来ても、見合う景色だわぁ~(はい、その通り

 

ごめんください奇木さん、男一人入れますか?

 

ザックは別料金なので入れません

 

再び半袖でトレラン仕様のOKazuさん

 

この道は登山道というより立派な景勝地でしょう

 

今週も「晴れると100倍楽しい」南日高の山旅でしたね

 

エネーチケーで、長く「人生下り坂最高」のフレーズで楽しませてくれた

『にっぽん縦断_こころ旅』の日野正平さんがお亡くなりになりました。

Toshiも日野正平さんから拝借してブログで発信する「人生下り坂・・」

ですが

本当は“下り坂”だと思っていた道が実際には下り坂ではなく、むしろ登り返し

のある大変な道だったりして人生テレビ番組のようにはいかない・を実感

する今日この頃です。

チャリオ君と一緒に老体に鞭打って全国を走る日野正平さんの姿に癒されたり

勇気付けられたりした人は沢山居るでしょう。

まだ黄泉の国にはとうちゃこしないでチャリオ君走らせて・・と思わぬで

もないですが、とにかくゆっくりとお休みいただきたいですね。

ご冥福をお祈りいたします。

 

さて、来週はMotoさん大九州のお土産話など聴かせていただきながら初冬の

景色を巡りたいと思います・・・

また来週

 

 


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1 コメント

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Unknown (Tak)
2024-11-23 22:09:30
今年は雪がたくさん降りそうですね。土の上を歩ける残り時間の少ない北海道紀行を楽しみにしています。しかし、様似まで行くとまだまだ冬は先、という感じですね。
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