乗鞍高原・上高地情報

乗鞍高原と上高地の四季の自然の姿を現地に滞在するガイドが紹介します。

若頭ヤス 冬の野外料理に挑む!

2011-01-05 17:49:57 | 上高地情報
もっさんです。
まだまだしつこく乗鞍にいます
さてさて

ODSS乗鞍上高地ブランチが誇る3大お泊りツアー
位ヶ原山荘の「ご来光ツアー」
徳沢冬季小屋の「上高地徳沢2DAY」
そして
上高地でキャンプする「上高地キャンプツアー1.5DAY」
この中でもっともガイド泣かせなのがこの「キャンプツアー」なのだ

食事付の位ヶ原山荘は言うまでも無く
ガイドが食事を作る徳沢冬季小屋には薪ストーブの自炊部屋がある
はっきり言って快適である!
のんびりお客さんを会話をしつつ、ガイド特製の食事を作ったりする

だがしかし!

キャンプツアーではそうはいかない
平均気温がマイナス10℃を下回ろうかという夜の上高地
キャンプツアーである以上、そこは野外
のんびり調理など言っていられない
すべてはスピード勝負!

なぜなら…

凍るのである
食材、水、調理器具
何もかも凍る

ちょっと油断すれば完成した料理すら、お客さんの元に運ぶまでに凍る!

夏冬あわせ、ガイドが調理するツアーは数あれど、文句なしにナンバーワンの難易度である

特に注意なのが水の取り扱い
水がついたら凍る、調理の湯気が何かに当たれば凍る
マイナスに気温では一度凍ったら溶けない
お玉が皿に張り付いて取れない、ナイフについた水分が凍って切れなくなる、開かないジップロック
凍ることで困ることは山ほどあるのだ
何か熱源を当てれば溶けるが、燃料の限られたキャンプでは無駄使いもできない
まして食後の食器洗いなんてコツを知らなければ凍傷ものである

そんなキャンプツアーの調理に挑むのは、ODSS若手筆頭、略して若頭の「ヤス」だ!

もっさんがメインガイドツアーではあるが、料理の修業のためツアーに同行したのである
その様子がこれだ



暗闇のなか、寒さに凍えながらがんばるヤス
何度も己の手に息を吹きかけ寒さに耐える
靴の中のつま先も千切れんばかりにつめたいはずである
だが、
すでに次回のキャンプツアーのガイドが決まっている
今回で必ず身につけねばならない
ヤスの目は真剣だ

そのときもっさんといえばヤスの動きを見守り(ホットコーヒーを片手に)
そして重要な味見役をつとめていたのだ(サボっていたわけではない)

がんばれヤス!

この成果が次回のツアーの生かされることを切に願う!


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6 コメント

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俺は好きだ・・・・ (PJ峰)
2011-01-13 16:02:07
テント泊ファンの皆さん!PJ峰です!!
僕は異常です。
家の自分の部屋で眠るよりテントの中の方が安眠できる・・・・
もちろんこのスノーキャンプツアーでも一緒。朝起きると、どんな厳寒な夜であってもグッスリ・・・・
しかも、隣で寒がり震えるガイドKを尻目に、裸足&薄手のインナー上下&シュラフチャック開きっぱなしでZZZZZZZZZ・・・・・

何でか解らないが寒くならない・・・・

まあそんな事はさておき、どこまでも澄んだ空気の中、どこまでも透き通った星空の下眠れるこのツアーは、この冬僕の一押しの企画です。
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極寒の中の贅沢 (yasu)
2011-01-11 20:12:20
SpringBankさん、みつさん、コメントありがとうございます。

「マイナスの世界」

これはまさに、体感してみないと分からない世界の1つかなと思ってます。
確かに、手が冷たくて痛かったりするんです、正直な所・・・
でも、冬のキャンプ、何か楽しいんですよ、何か。
もちろんまだまだ未熟な所ばかりですが、「極寒の中での贅沢」が実現出来るように頑張ります。
情熱!!!
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そのオプション・・・ (みつ。)
2011-01-06 23:52:37
もっさん!
「氷壁」入手しました!!
まだ読み始めてはいませんが・・・
文庫でも分厚いですね。
NHKのドラマになった方もアマゾンでサーチ
してみました。
表面的にみても原作とはかけ離れた感ありですね
じっくり読むとします。

さて、今シーズン何回乗鞍にお邪魔できるかなぁ・・・
もっさんの徳沢レポート見て、今それに火がついています。
ただ、ネイチャースキーでしょ?
あの距離、自信ないんです
スノーキャンプはスノーシューですものね!
やや、安心。
どちらもお初の人と計画中です。
でもですね・・・
そのオプションは・・・

もっさんのあったかーい手料理でおなかも気持ちも満たされると思います

                 みつ
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プロ根性ですよ (もっさん)
2011-01-06 20:13:11
苦労してるところを見せない
それがミネちゃんのプロ根性ですよ
お客様のHappyを常に優先する心意気

あの日、みつさんを「しっしっ!」したのは邪魔だったわけじゃないですから、たぶん(真相はミネのみぞ知る…)

また、スノーキャンプきませんか?
今度は極寒クッキング体験もオプションで付けましょう!
僕が味見役しますから(笑)


SpringBankさん
何とか時間作っていきます!


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想像をはるかに超える・・・ (みつ。)
2011-01-05 23:00:56
凍るの?
調理しているその瞬間も?
一昨年前このスノーキャンプ体験しましたが・・・
そんな苦労、PJ峰氏は感じさせなかったです
「何かお手伝いします」と近くに行ったら
しっしっ!されました

その前に何で私、スノーキャンプをセレクト
してしまったんだろう・・と全てを受け入れるのに時間がかかった事を記憶しています
こんな、客はいないと思いますが・・・

ヤスさん!応援しています!!
ガッツがあるからヤスさんは。
何より真面目だし。
きっと素晴らしいスノーキャンプをプロデュースできます!
峰さnもっさんに続いてくださいねー

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極寒の調理。 (SpringBank)
2011-01-05 19:44:39
これ、分かります!
僕も3年前にテントとシュラフを持ってアラスカに滑りに行った時、
-25℃以下の極寒の中で泊っていた時の調理&食事、全てが凍りました!!
湯気が凍る、お酒も凍る、ガスが気化しない、手が張りつく、などなど、
それはそれは、素晴しい世界でした~・・・・。

でも、この経験があるから、僕も少々のトラブルには動じないようになったと思います。
「ヤス」さん、頑張って下さい。

そして、もっさんさん、またご来店お待ちしています。久しぶりに会って話でもしたいですね。
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