震災後、モンベルや日本エコツーリズムセンターなどが主体となって、『アウトドア義援隊』が組織されました。
先週、我々もそのの一員としてODSSの仲間数人と支援物資を満載し被災地に入りました。
皆さんから集まった援助物資も搬送してきました。
緊急支援第一弾の活動と震災一週間後の被災地の状況を報告します。
今回はリバーベース長良川に支援物資が集まり、仕分けし積み込みました。
支援物資は乗鞍、ひるがの、美濃、岐阜など、各地から皆さんの想いと共に届けられました。
物資は積載量の限界を超えていたため、一部はモンベルの石川倉庫の搬入しました。
実はこの物資とは、翌日現地の活動拠点で再会することになります。モンベルも素早く動いています。
優先順位の高いものは我々の手で現地の避難所に搬送し、被災者に直接届けました。
現地の店はほぼ全て閉まっていて、燃料も食料も補給できません。
我々は北陸道から入りましたが、新潟県では給油制限、山形県では被災地に近づくとガソリンスタンドに長蛇の列。(2~3kmの列でした、給油に2,3日かかるそうです)
現地のガソリンスタンドはほぼ全て閉店していました。
今回我々の活動は完全に自己完結型でした。
燃料も約800リットル搬送しましたが、被災者に渡せたのは一部だけ。
大半は我々の車両や仲間の救援活動車両に給油しました。
津波の被害にあった地域は一面がれきに覆われていましたが、道路のみ自衛隊によってがれきが撤去され、走行可能な状況になっていました。
しかし水はまだ引かず、道路もまだ冠水している場所もありました。
悲惨な状況でしたが、人々は秩序を持って落ち着いて行動しています。
緊急性の高い物資は二箇所の避難所に直接届けました。
それ以外の物資は、現地から数kmの支援活動拠点や、『アウトドア義援隊』の集積拠点に届けました。
現地では行政機関も活動しています。
しかし行政機関はなかなかスムースには活動できないようです。
自衛隊も各地で多数見かけますが、道路の瓦礫撤去や遺体捜索をメインに活動しているようです。
消防は救急救助がメインですが、実質は遺体捜索を行っているようです。
また市役所など行政機関は要請がないと動けず、また公平に活動をしなくてはいけないようです。
そのため我々は直接避難所に入り被災者に会い要望を聞き、直接その場で必要なものを手渡してきました。
今回我々が搬送した物資は、皆さんから頂いた合計約10トンでした。
被災者に直接手渡し 約4トン
現地支援拠点に搬入 約2トン
石川のモンベル倉庫に搬入 約4トン (翌日モンベルによって現地支援拠点に搬送)
我々が被災地に入ったのは地震発生から一週間後で、今回の活動は3日間だけした。
しかし『わんたろう工房』のたっつあんは現場に残り、今でも現地の自然学校スタッフと共に活動中です。
今回は緊急性の高い支援を行いましたが、今後被災地のニーズも変わってくると思います。
我々一人ひとり何が出来るか、考えていきたいと思います。
ジュンジュン
あの被災した景色を目の当たりにした時の、
ショックに愕然としたのを今でもよく覚えています。
まるで空襲のあとのようだと感じました・・・。
被災したのを自分の目で見るのはやはり違いますね。
僕も自分の事、日本全体の事、被災地の事を繋げながら考えたいと思います。
自然に対してはなんて無力なんでしょうか…
一人一人が自分にできる事を見直して
実行したいと思いました。
ジュンジュンさん、北さん伝えてくださって
ありがとうございます。
いつでもそうかもしれませんが、今は特に。
きっと、我々は力をあわせて平和な未来を作れると信じています。
日本は災害大国です。
台風、地震、洪水、大雪、津波…。
でもそれらは素晴らしい自然を作り出しています。
美しい田園、いい温泉、感動的な山々…。
新しい未来のために一緒に頑張りましょう。