New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

帰京

2009-06-23 21:36:00 | 2009年春のジャパンツアー
 佐野から1時間、各自の家に楽器を下ろし、車を返しに新宿に向かう。私は東京ともお別れなので、末広亭に行く、昼席なのに満員である。NYで知り合った春風亭正朝師匠が出ていた。
 
 その後、ピットインに顔を出し、地下鉄で実家へ戻る・・・はずが事故だ電車は葛西でストップ。そこからバスで葛西臨海公園へ、京葉線に乗り換え、家の近くの塩浜駅へ到着、やれやれ、と思ったら次のバスは1時間後、ディズニーランドから2つ目の駅なのにバスの本数が異常に少ない。タクシーがなかなか来ないのも事故のせいで皆、東西線沿線に出払っているとのこと。東西線の千葉沿線駅は家に帰れぬ人で大混乱していた。雨が降らずに幸いだった(大きな荷物は昨日、宅配しておいたのも賢い選択だったな)。


佐野にて一泊

2009-06-22 11:24:00 | 2009年春のジャパンツアー
 二戸から栃木県佐野市まで一挙に6時間、南下するにつれ梅雨の蒸し暑さを感じる。高速出口のプレミアム・アウトレットで途中下車、店舗の配置からスペースのとり方までNY近郊のアウトレットそのままだ。

 宿泊は近くのロケ場で撮影をした沢山の芸能人の色紙が壁に飾られている三吉野別館。ジョークの本まで出版しているユニークなオーナーが面白い。露天風呂や水琴窟もある。皆で近くの料理屋さんで最後の晩餐。



途中のサービスエリアにて

二戸市民文化会館

2009-06-21 21:11:00 | 2009年春のジャパンツアー
 朝8時にフェリーを降りて1時間弱で金田一温泉の「おぼない(小保内)荘」へ、今夜の宿泊先なのだが朝方からチェックインさせていただく。名物女将のうぐいすのような声が響く、大きな旅館である(宿泊ブログ参照)。

 会場は市民会館の中ホールに140名のお客様、ピアノはヤマハの素晴らしいフルコンである。小泉館長の挨拶があり、トリオがスタートすると場内の前列にいたジャズ好きの男性の声援が飛び出し、一挙に良い雰囲気に。春のツアー最終日を飾るにふさわしい会場設定と演奏内容であったといえる。
 
 佐藤、伊藤、藤井、横田のメンバー、お疲れ様でした。


演奏風景


小泉館長、結いクラブの皆さんと


おぼない入口の看板


おぼないの女将さん、お世話になった阿部さんと


 
【東北・北海道ツアーを終えて】
 今回の東北・北海道は初めての土地と会場ばかり、ドラムの伊藤氏との演奏も初めてなので、集客、お客様の反応、演奏の出来具合など、当初に懸念された点は杞憂に終わり、各地で多くの聴き手に好意的に受け入れられた様子がアンケートから判る。
 我々の演奏をCDでしか聴いたことの無い主催者の方々も実際のライブで納得されたようであった。
 
 6月の北海道は実に寒かった、長袖が必要だった。ところが本州の岩手県に着いた途端に蒸し暑さに驚かされた。日本も広い国である。梅雨の時期にも関わらず雨には降られずにコンサートが開催できたのが幸であった。


江別 アートスペース・外輪船

2009-06-20 22:00:00 | 2009年春のジャパンツアー
 昭和10年に建てられた穀物貯蔵蔵を改造したスペースである。PAさんが指向性を絞った特注スピーカーを設置してくれていたので会場内の過剰な反響音を抑えることが出来た。

 今日は「旧岡田倉庫活用民間運営協議会」と「江別グロンアップミュージック」の共催で昼夜2回の演奏、昼は地域の学校や施設に呼びかけ、夜は一般公開演奏であった。ここも地域の皆さんが協力して準備、当日の運営をしてくださった。

 会場付近には、やはり蔵を改装した小劇場や北陸銀行の建物を利用した喫茶店(そういえば昭和20年代の東京にもこんな洋風な建物があったっけ)などがレトロな区域を創っている。

 夜の公演には、藤井亮君の東京でのダンス仲間や札幌でお世話になった方、阿佐ヶ谷の演奏で出会った方などが来場してくれて思いがけない再会があった。

 演奏後には苫小牧からフェリーで八戸へ向かう。船内に2段ベッドが2組、エリントン楽団の移動に使う寝台バスを思わせる。乗船8時間で到着したのは翌朝だった。


入口から一番奥にあるのが「アートスペース外輪船」


入口横にある、外輪船の事務所が入った建物


向かいにあるレトロなカフェ「OLE-e#」(オールドイー)は
旧北陸銀行江別支店


近くにある「ドラマシアターども」は、旧江別郵便局


札幌で仕入れた新しい衣装。今日はこれで決めます


外輪船、会場の中はこんな感じ


演奏中、2階から


外輪船の門


外輪船入口にて


控室に使用させてもらった母屋


夜の演奏風景


ピアノの後に隠れて出番を待つ亮くん


歌う亮くん


お世話になった皆さんと


壮瞥町・山美湖ホール

2009-06-19 15:51:00 | 2009年春のジャパンツアー
 午後1時に集合、車で中山峠を越して1時間もすると綺麗な湖が見えてきた、洞爺湖である。湖面の向こうにはエゾ富士がそびえたつ。ジャズフェスで有名なスイスのモントレー湖を思わせる美景だ。

 250席の新築で設備の良いホールが町役場に隣接している、我々の演奏は教育委員会主催、交流施設「山美湖」2周年記念コンサートだ。壮瞥町地域交流センター運営ボランティア実行委員会の皆さんが今日までの準備、当日の運営を担当してくださった。感謝。地域根ざしたコンサートである。

 会場ほぼ一杯のお客様は町の住人、隣の伊達市からの人、函館からいらした方も。ジャズが初めての方々もいらしたようだが、「知っているメロディを弾いてくれたので面白かった」という嬉しい感想があった。人口3千人足らずのこの町で150人の入場とは、町民の5%が来場してくれたことになる。うれしい限りである。

 宿はすぐ近くの温泉「いこい荘」。一概に旅館は階段が多い。


中山峠休憩所にて蝦夷富士をバックに


まさに蝦夷富士


これがあの有名な昭和新山


洞爺湖をバックに


温泉旅館「いこい荘」


りっぱな看板を掲げてくれました


垂れ幕もこんなにりっぱ


演奏中


客席の様子


今日も亮君登場


準備、運営してくださった実行委員の皆さんと記念撮影