Advance

インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

4月17日 INAX:GINZA

2009-04-17 | インテリア/建築
全国に64箇所あるINAXのショールームの中で異彩を放つ「INAX:GINZA」。
定休日だって、その他のショールームのように水曜日ではなく、日曜日なのです。
だって、「INAX:GINZA」だから。
ちょっと別格?!
決して、銀座ショールームではなく、あくまで「INAX:GINZA」なのです。
INAXのホームページから、ショールーム一覧を見たって、扱いが違います。ハチに例えるなら、「INAX:GINZA」が「女王蜂」でその他が「働き蜂」ってとこでしょうか。
なぜ、蜂に例えるのか?って?!・・・さぁ、なぜでしょう?なんとなく思いついたから。ハチセだけに・・・ね(笑)。

INAX:GINZAは、上質で独創的な建築や住まいづくりのための素材・技術・情報の集積スポットです。
INAX随一のタイル建材商品、集合住宅向け・パブリック向け水まわり商品、高感度な住宅用水まわり商品などを多数展示しております。(INAX:GINZA ホームページより)

と、あるように、やはり数ある「ショールーム」と一緒にしてしまうのは忍びない空間です。8F建のビル1棟が全てINAX。京橋駅を出て、四方をぐるりと見渡せば・・・「見~っけ☆」“どど~ん!”とそびえたっておりますよ。お馴染みのロゴとともに。

INAX:GINZAから銀座駅に向けて南へ下がると、GUCCHにCHANELにLOUIS VUITTONに・・・錚々たるブランドショップが軒を連ねているわけです。

さて、自動ドアが開くと、白と赤のコントラストが印象的な空間が現れました。
(おぉ~☆ホームページで見た通り!)

なんと、1F部分は、受付フロアなのです。受付のお姉さんが2人いらっしゃいました。
あまりの空間に圧倒された私は、「勝手に見ても良いですか?」なんて質問をしてしまいました。だって、これほど立派な受付を素通りするだなんて、恐れ多くて(笑)。
「写真を撮ってもいいですか?」
「お仕事に使われるのでなければ、大丈夫ですよ。」と。
確かに、どこからどうみても、東京には住んでいそうもないただの観光客の私。ダメだなんて、言えないし、言う必要もありませんよね。
でも、ブログに掲載したいんだけど・・・コレって「お仕事」なのだろうか???問題無いですよね?INAXさん!もしも、もしもコレをご覧になって、問題があるようなら、即刻削除しますので、ご連絡ください!

さて、受付から階段を上って2Fにやってきました。
建築・デザインとその周辺の企画展ギャラリー1と、現代美術のギャラリー2、新鋭作家によるやきもの表現のガレリアセラミカの3空間で構成するギャラリーフロアです。
期間ごとにその内容が変わりますが、いつも興味深い展示がされています。これをタダで見ることができるんだから、家の建築・リフォームに関係なく、足を運びたくなる空間ですよね。
ちなみに、現在は、「建築デザインとその周辺を巡る巡回企画展」として「チェコのキュビズム建築とデザイン 1911-1925 -ホホル、ゴチャール、ヤナーク-」、現代美術個展は、「日野田崇 展 -アレゴリーの暴発-」、やきもの個展は「藤井実佳 展 -陶 記憶の生物-」でした。いやぁ、とってもアートで独特な世界観のある空間でしたね。

それからエレベーターを利用してショールームフロア最上階の6階へ。
(7F・8Fは、ゲストルームとしての扱いで、講演会・講習会、展示会・発表会などのコミュニティフロアとしての役割を担っているそうです。)

エレベーターの扉が開いた空間の印象は“広っ!”
すぐに、スタッフの方が出て来てくださいました。京都から来た旨を伝えると、ショールームの概要について実に楽しそうに説明してくださいました。自分の仕事を楽しそうに話せる人、大好きなんですよねぇ。
さて、INAX:GINZAは、6F・5Fの2フロアもタイルスペースをとった何とも贅沢な空間です。6Fは外装タイル、5Fが内装タイルです。私が生涯取り扱うことは無いであろう、ビルなど公共施設に用いられる大型タイルや受注生産品の展示の他、施工事例のパネル展示がありました。また、カタログに掲載されている全てのタイルがずらっと並んでいます。、直接手に触れることも、そのままサンプルとして持ち帰ることもできます。とてもデザインされた空間であるとともに、実利にも富んだ空間構成が魅力です。

4F・3Fは水まわり商品の空間。
特に4Fは、機能性・意匠性に優れた、マンションやビル向け水まわりシステム商品を中心にラインナップ。ユニバーサルデザインを体感できる検証スペースも充実していました。ユニバーサルデザインは、TOTOの方が積極的に取り組んでいるイメージがありましたが、このような空間展示、体感・検証スペースを設けることは、ショールームとしてとても重要なことだと思います。
3Fは新しい水まわりを提案するSUITEROOMをはじめ、こだわりの空間を実現できる上質な住宅用水まわり商品を展示。

これまた、デザイン性の高い展示方法が特徴ですが、洗面器には全ての水栓金具を実際に取り付け、その意匠や使い勝手を確認することができます。
このショールームを利用される方が、ホテルやビルなどの大きな施設の取り扱いが多いことを考慮した商品展開になっているので、住宅を主とする私には、日ごろ扱わないものもたくさん目にすることができました。特にあんなにもたくさんの水栓金具を見たのは初めてです。

全体を通して、ただデザインが素晴らしいだけではなく、ただ空間構成が美しいだけでもなく、きちんとショールームの果たすべき役割を兼ね備えている点に、好感を持てました。また、東京を訪れる機会があれば、再び訪れてみたい場所の一つです。

今日も最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。そして、応援のワンクリックお願い致します。
人気blogランキングへ

たくさんの方にご覧頂くため、ファイブ ブログランキングにも参加しました。こちらもクリックお願いします。
ファイブ ブログランキング


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (キョウ)
2009-04-22 13:47:57
はじめまして。
INAX:GINZAのショールームは
写真で初めて拝見しました。
異次元のような綺麗な空間に
圧倒されそうですね。
またブログ楽しみにしています。
返信する
キョウさま (ogawa)
2009-04-22 15:09:32
はじめまして。
ご訪問・コメント、ありがとうございます!
最近、滞りがちのブログですが、ぜひまた寄ってください。
私も、キョウさんのホームページ及びブログをざぁ~っと拝見させて頂きました。
特に「アロマベッセルほのか」に目が釘付けになってしまいました。
美しい商品ですね。
また、機会があれば、ハチセが改修する「リ・ストック京町家」に取り入れたいと思います。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。