どこに行ってもセクリティーチェック体制 人口250万人の街ウルムチは緑の街路樹に覆われた近代都市、大きい交差点はロータリーではなく地下道だ。出入り口には交番を兼ねた検問所で身分証明書を要求され手荷物検査がある。公共の建物はもちろん小さな商店以外は皆チェック体制があり検閲、大きいバス停も降り口で検問だ。団体観光バスも外国人は入口で検問、パスポートの点検と記録があり、列を作って待たされる。現地人は身分証明書のみだがライターが沢山取り上げられていた。深夜でも主要道路はパトカーがゆっくりパトロールしているのがホテルの窓から目に付くが世界でも見かけなかった光景だ。そのせいか街もきれいで感じがよいが、とにかく街中が警官だらけだ。その経費をどう賄うのか。一党独裁制だから出来るのだろう。監視体制の社会は旅行者をうんざりさせる。新幹線にも乗った! ウルムチからトルファンまで1時間、停車駅なし、最高速度194㎞だった。価は49元。窓からの通過風景は荒野で200か所近い風力発電装置が設置されていた。車両は形状、色調、構造とも日本と同じだが中国製。便器のテフロンコーティング下部が剥げていた。塗料の品質がよくないのだろう。約半世紀前、トヨタが車に使う資材購入目的で中国に行って、「鳥の羽とウエス(ぼろ切れ布)以外何も輸入するものがない!」と嘆いたと言うが、中国の発展は素晴らしい。言論に自由があり言葉さえ通じれば良い国だと思うのだが。(自悠人)
写真1,2,3 新幹線 4.ウルムチ農業大学前の警備員さん 5.このバスをチョイチョイ利用した