市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

地元住民の先祖代々の墓地の直近にサンパイ場を作った東邦亜鉛のカドミ公害から変わらぬ二枚舌的体質(3)

2010-12-24 00:29:00 | 東邦亜鉛カドミウム公害問題
■周辺農地や宅地を重金属汚染土壌にしておきながら、法律の変更を奇貨として、30年間分の巨大サンパイ処分場を、地元の先祖代々の墓の直ぐ目の前にこっそり作った東邦亜鉛は、さらには世界でも最新鋭の電解工場を80億円かけて完成させ、利潤追求のためのインフラ設備投資に余念がありません。しかし、その裏には、周辺土地の深刻な重金属汚染土壌の完全復旧は、公害発生から50年も経過するのに、まだ手付かずの状態に放置するという、とんでもない現実があるのです。

 安中公害の場合、東邦亜鉛が重大なカドミウム公害を出したにも関わらず、富山の神通川のイタイイタイ病発生地とはことなり、群馬の碓氷川にある東邦亜鉛が国や群馬県、安中市に対して政治的な動きをしたため、きちんと公害問題の病巣を取り除かずに現在に至ってしまいました。そのため、地元住民を軽視する体質が未だに尾を引いている為、今回、公害問題で東邦亜鉛がしぶしぶ地元住民への公害の実態説明を行った昭和40年代後半以降、実に約40年ぶりの地元説明会となりました。

 地元住民とのやりとりを見るとお分かりのように、東邦亜鉛は、何かと言うと「法律に基づいて」ということを強調します。また二言目には「行政のご指導のもとに」という言葉を使い、最後に、「ご理解を頂きたい」と、心の篭らない言葉を発します。サンパイ場の計画が目白押しの岩野谷に、なんと既に東邦亜鉛がサンパイ場をいつの間にか作っていたという衝撃は、長年カドミ公害に苦しめられた地元住民にとって、東邦亜鉛という公害企業の体質が、少しも変わっていないことをあらためて痛感させたのです。

それでは、2時間50分に及んだ熱い論議の最後の1時間の様子を見てみましょう。


北野殿の「小川」一族の先祖代々の墓所から僅か100mのところ(写真の左手の進入道路の奥に見える目隠しの塀の左側30mの場所)で稼働予定のサンパイ場。
事務部長:畑地についても、それから、先ほど行政の皆さんへの、叱咤激励もありましたけれども、行政の皆さんも、まあ、法律の、いわゆる番人としてですね、大変いろいろご指導を頂いております。中には注意を受けることも有りますけれども、我々もそういったことは直ぐに反省してですね。びしっとした手続きなり、結果が出せるように、日頃やっております。えー、それについてもですね、ぜひご理解、暖かいご理解を頂きたいと思います。ご注目、本当に有難うございます。

司会:その他、質問ございますでしょうか。

住民F:今、そこに図面があるんですけども、長さ148m、それから高さが最高で31m。幅はどれくらいなんですか?

事務部長:24m。これは南北。この150m近いのが東西、ね。

住民F:それであと、これは騒音、振動防止法に適用された建物、という解釈でよろしいのか。

事務部長:ええ、・・・はい、大丈夫です。勿論、あのう、稼動して、順調の時だけじゃなく、壊れたりなんだりする時ともあると思うんで、そのときも中も外も、我々も騒音測定もしながら、やって行くつもりです。一回見たからいいということではなくて、ですので、でその辺については定期的に調査もしまして、もし事故等あればそれは皆さんにお詫びしたり、報告したりする手続きは当然やっていきたいと思っています。

司会:その他に、ありますか。

住民G:あの、県議会議員の茂木と申します。今日は地元の皆さんと一緒に東邦亜鉛との話を伺いました。えーとですね、正に企業活動してですね、また、こういう活動をされて、あのう、廃棄物が出る。ということはですね、理解が、皆さんが出来ると思うんですよね。ただ、そういったものは、先ほどからおっしゃっていましたけれども、処分場を作るということでございまして、そのものは致し方ないのかな、ということと、ゼロ、ゼロ・エミッションという話がありましたけども、ゼロというのはゼロで、エミッションってゴミですよね、ですから、ゴミをゼロにするような、廃棄物を溜めたり、再利用をして、ごみをなくしてゆくと、全部再利用しているんだというシステムを目指しているんだという話も伺いました。まだまだそこまでは達していないので、ごみはまだまだ出るということですね。先ほど来、皆さまもお話しを伺っていて、東邦亜鉛の歴史というのは、私も地元の住民でございますので、子どもの頃から伺っておりました。そういったことで、誠意を持った、今後の対応をしていくということで、お話しも常々伺って参りましたが、例えばあのう・・・細かいことですいません。あの、これだけの資料ございますと、ちょっとページ数が打っていないんですよね、何ページというふうにね。すると何ページご覧くださいあのう、配慮されることがあったらよかったかな、ということと、それから、この画面に出ていますけども、あのう(2)ですね。「強制換気をした空気がミストを含む」とありますが、ミストというのは霧ですよね?で、あのう、霧ですし、で、あのう、いろいろな話、計画を見ますと、亜硫酸を使っていることから硫酸ミストということで、空気に硫酸を含んだ霧が工場に充満するのでそれを換気するということですね。そうすると、そのあの、何だっけ・・ミストを除去することでありますから、表に出ませんよ、ということですね。まあ、しかしながら完璧かどうかということまでは、我々は確認は出来ないところでございます。そういった意味で、皆さん先ほど来、法律にもとづいて行動されています。で、法律の基準はクリアしているふうに想像いたします。で、その法律をきちっと作って、それを守るべく行政の皆さんが今日、国のかたと、それから県のかたと、市のかたがいらっしゃいまして、しっかりやって頂いていると思うんですが、先ほどちょっとお話が出ましたけど、「法律が変わります」というご説明ですが、あの具体的にお話を伺いますと、東邦亜鉛が自社の分の廃棄物を処分する産業廃棄物の処分場を作ります、作りますから、作りますから、と・・「これから産業廃棄物処分場として使います」ということではないんですか?内容的には。

会社側:・・・・。

環境管理部長:・・今のご質問にお答えします。もともとは、法律的には鉱山保安法という法律では、ちょっとややこしいです。専門的には鉱業廃棄物というイメージなんですね。で、普通は産業廃棄物というんですけども。私どもは鉱業廃棄物の埋立場ということで、鉱山保安法の中で届出をし、それを、国の方の審査に基づいて作って、完成したという施設でございまして、今度それが法律を管理する主体が、国から県に変わる為に、やはり国が審査しても、県のかたはそれをまだ認めてないわけでございますので、新ためて、(処分場が)出来ていますけども、廃棄物処理法という、県が管理されている法律に基づきまして、手続きを取らせて頂きたい、ということを今日はご説明させて頂きます。

住民G:鉱業廃棄物の処分場ということがですね、法律が変わったり名前が変わって、一般の廃棄物処理法によってですと、廃掃法ですと、産業廃棄物っていう名前であることで、簡単に言いますと、産業廃棄物処分場が、自社の分だけですけど東邦亜鉛の中にできる、ということなんですね。ですから、そういう点で皆さん心配していらっしゃるのは、皆さん法律をしっかり守っていらっしゃると言いましたが、大谷地区にありますさまざまな処分場は、あのう、稼動中と計画も含めると、今5箇所あるんですね。それは、それぞれの全てが法律的に基づいて則ってています。ですから今の法律は、その法律をしっかり守ってやりますと、いま、5個ありますけども7個も10個も同じ場所にできちゃうんですね。それが法律であって、法律が現在完璧で、本当に、そこで生活をし、農業を営み、子どもを育てる、この住民を完璧に守れるかどうかというと今の法律では問題のように、決して守ってもらえるとかですね、信じがたい部分があって、法律がまだまだ不備であるというふうに、私達は感じておりまして、私、県関係をやらさせて頂いておりますので、県の方から国の方に、この法律がきちんと私たちのこの環境を守る為の法律に・・・あのう、法律は人間が作るものですから人間が変えられるんですね。その為に法律を変えて下さいと、そういうお願いを県から国に上げてくれと、法律は国が作りますんで。そのことを再三申し上げておりまして、行動も始まっている。そういう状態で、法律に基づいているから必ず安全ですというのではなく、法律に基づいて行動すれば大丈夫なんですね。よかったら出来ますし、我々もそういった法律に基づいて生活をしているわけなんですが、それでは、本当の安全安心が得られていないという現状があるんですね。それで皆さんがこれまで公害のほうも含めて、不安で居るわけなんですね。そこに、皆さんおっしゃったように、前の公害問題における土地改良の事業等が終わっていない段階で、もう何十年ですか、終わってない段階で、またさっきおっしゃったように、もう何十年も経ってしまってから、法律が変わってしまって、また新しい規準で土地改良を考えなければいけないとか、本当に気が遠くなるよな状況に、いるなかで、またこうしたことがでまます、とかね。今回ほんとうに、大きな変化でなくて法律が変わったという説明であったことは承知しているんですが、廃棄物処分場が新たに、前のがいっぱいになったから今度、ということだと思いますが、、そういう事情にあるので我々非常に不安を感じている、ということでございまして、法律どおりやっているから皆さんも大丈夫なんですよ、ということではなくて、法律に基づいて行動しておりますという今日のご説明だと思うんですよね、で、あの、繰り返しますが、その法律が私たちの生活、農業、それからさまざまなですね産業等を、安心して営める状態には、まだまだそのような法律になっていないという不備な段階にあるということで、本当にあのう、県の皆さんには苦労してもらっているんですが、そういう状況なので、そういった意味で、出来ることは何かといいますと、私達の安心、安全はですね、確保してもらう、安心して生活して、という、農業をしているということを確保してもらう為に、さまざまな配慮ですね。法律プラスアルファ。これまでの歴史を踏まえた、東邦亜鉛さんの私たちに対する対応は、もしかしたら、法律に基づいてやってるだけではなくて、プラスアルファのですね、もしかしたらおカネをかかることかもしれませんし、必要以上にですね、会社側の企業経営からしてみればちょっとそこまでは効率が悪いとか、そこまでやるのか、という部分もあろうかと思いますが、今の状況、これまでの歴史を踏まえた上で、そういった対応なり説明なりですね、そういったものを、やはり地域の皆さんと協議をしながら、企業活動をして頂くということかと思いますので。私も一住民でありますし、皆さんと一緒にこの地域を作っていこうという一人の責任があるものでございますので、一緒にこれからもやっていこうと思っておりますので、是非ご配慮をお願いしたいというふうに思います。以上です。

事務部長:只今、茂木先生からいろいろご指導頂きましたけども、大変ありがとうございます。先ほど小川さんからもいろいろ、その・・・リサイクル、リユースを売りにしている会社なのだからもっとしっかりしろというような叱咤激励も頂きましたし、それから、えー今、只今、茂木さんからですね、やっぱり、まだ法律を守るといっていても、まだ信用されていなんだから、あと一歩努力しなさいという、ご意見だったかと思います。あのう、ぜひその辺はですね、肝に銘じて、我々も今後の企業活動。当社の安中精錬所の、その、法律を守らせる役は、実は我々でやらせまして。先ほど申しあげましたように、いろいろな社員がいる中で、我々が会社だったら、今皆さんと向かっていますが、会社だったら、従業員の方を見て、皆さんを背中に、絶対に住民の皆さんに不安がらせるようなことはするなよ、こいつを違反するなよと、そういったことをするのが我々環境管理室の仕事であります。我々それで給料をもらっているわけでありまして、今あのう、数々のご指摘があったとおりですね、我々の力不足もあるかもしれませんけども、これからもちゃんと精進して、そういった形で、やらせて頂けるような方法を、いろいろ考えていきたいと思います。それで、今回ですね、今回、茂木先生から話がありましたけれども、もっと対話活動が必要じゃないか、ということで。実はあのう、今回区長さんを通して、こういうふうに広く、説明会を開くのは、公害問題以来でございましてですね。大変久しぶりにやりますので、やはり今まで、何ですか。溜まった不満なり、そのう、信用できないという疑念なりが、今日については随分あったかなと思いますけども、今後については、まあ助言も頂きましたので、できるだけこういうオープンの形でですね、いろいろな企業の状況について、ご報告はさせて頂きたいと思います。ただ、小川さんからさっき指摘ありましたけど、屋根掛けろとかいろいろな安心する為のやりかたあると思いますけど、あの、経営権の部分もございますので、それについてはちょっと我々も答えられないんですけども。

住民A:ありゃあ、ちょっと。すいません、いま、経営権とか何とかと口走られましたけども、皆さんが自分地の庭だから埋めてもいいだろうと思っているかも知れませんが、だけどですよ、先ほども県議さんからもありましたようにこの岩野谷では安定五品目でぶっこむんだと、管理型だというやつも含めると、全部で10幾つあるんですけども、本来、不思議なのは、またすいません、先祖代々のお墓のですね、僅か40、50mのところに、まず設置される。それから、現に耕作されているかたから見ていると一番近いところは確か30mくらいしかないんだと思いますが。実測したことはないんですけどもね。実際に安定型五品目の処分場を作ろうと思うと、岩野谷でいくつもありましたんで、私もいろいろと、県のかたとかね、環境庁に行って調べさせてもらいましたよ。そうするとまず50m以内に住んでいる人とか、150m以内にある公共物とか、もうそれはそれはね、地元住民の合意形成が必要なわけですよ。ところがですね。今回、今日初めて来て、しかももう出来ちゃった。ね。で、この住民説明会が終わって、はい使いますよと。まあの電解工場も同じようなものだと思いますけども、来年4月から。ゴミ処分場はもう出来ているようですから、今日言ったから明日から使い始めるのか分かりません。今日行政の方々、国も県も市も、来られていますけど、その、ここで、私は反対ですと。今まで、産業廃棄物処分場の経緯を見てみますと、2年係るやら、3年係るやら、大谷のサイボウなんか10何年かかりましたけど、要するにきちんとそういった行政のチェックですね、住民のチェックを受けた上で、ああいう安定五品目、安定五品目というのは今一番危ないので、殆ど無いんですよね。もう殆どみんな管理型ですよね、民営にしても。何を埋められるか分からないんですから、廃プラが安全だと思って埋めたところで、地下に埋められて圧力で、それからいろいろな反応が起きて、もうあれだった、高温になって、100度や200度になっているところは、いっぱいあるわけですよ。そういうところ、そういう難しいものを、一番危ないやつをですね、なぜここに来て、今話して、で今日一回かぎりで終わって、はい使い始めますと言えるんですかね。私が今まで見てきた廃掃法の手続きからすれば、こんなことはありえないです。絶対ありえないんです。私はね、よもやこの話が出るとは思わなかった。要するに皆様の監督官庁が、いわゆる鉱山保安法が改正されるんだと。私は、高橋代表区長のあれを見てから、ネットでいろいろ調べましたよ。「法令」、「変更」、「鉱山法」。だけどヒットしないんです。一体今日何の為に、我々このくそ忙しい中ですね、寒い中、集めたのかと。私は冒頭にね、この目的は一体なんですかと、よほど訊こうと思ったんですよ。で、チラシ、えー、参考資料?こんなぺラペラの紙しかないですよね。で、何かなあと思って訊いたら、いや、電解工場のやつは書いてあったから分かる。だけどね、その中に紛れて、あろう事か、安定五品目、一番危ない処分場をですね、ここでちょっと話してね、いやぁ今度は普通のものになりますから、もう出来上がっていますから、で住民説明会?これはね、有り得ないんです。本当に。絶対あってはならないことなんです。さっきほど依田さんからもおっしゃったように、これが前例になってみてくださいよ。そうでなくても我々は、そういった業者の圧力に抗して、何とか食い止めようと思って、子供たちのためにも。そういうところでね。で、オブザーバーや、その立会人として行政のかたまで足を煩わせてですね、ひらく目的は一体なんだったんですね。私ははっきり申し上げたいのは、今日ここでもし、あの廃棄物処分場をね、稼動するのがどうですか?というのであれば、やっぱり私は反対ですよ。だって、異常ですもの。今日ここに来て僅か1時間か2時間前に言われて、それで、これで、ああ皆さんの意見を聞きました。じゃあ使わしてもらいますと、法令に合致してますと。こんなことはね、ありえないんですよ、ほんとに。絶対に有ってはならないと私は思っていますからね。しかもお墓ですから。私は、お墓の総代にも言いますよ。びっくりしますよ。そんなことは何も聞いていないんだから。先祖代々のお墓ですよ。盆暮れ、お盆、みんな行ってますからね。その目と鼻の先ですよ。今、塀で。急になぜ皆さんが塀を立派にしたんかって、今日やっと分かりました。その目的が。これ絶対にね、私はOK言いません。これ、私がノーと言えるんだったら、私は行政の皆さんの立会の下に「作った困る」。あそこは稼動させちゃ困る。もし、どうしても稼動させるんだったら、最低限屋根ね。要するに、今皆さんがお持ちのシックナーを初めとする公害防止施設。それに一切負荷がかからないように。簡単でしょう。屋根掛けて、雨水が混じらないようにすればいいんですから。あの薄っぺらな約2.5mmのですね、あんなぺらぺらシートでは何の役にも立ちませんよ。だからせめて、雨水だけは、地下はどのくらい深く掘っているのか分かりませんが、山の上だから地下水のレベルはそんなに高くなんと思う。だけど全部掘り返して、本当は遮断型で厚さ1mのコンクリートで囲えと言いたいんですよ。いや、本当に私はそう思っています。せめて屋根掛けてくださいよ。屋根。一滴も雨水が混じらないように。そうすることが皆さんの我々に対する信頼の証であって、それから既存の公害防止施設への付加も現状のまま十分OKだという説明がきちんと成り立つわけですよ。以上でございます、

環境管理部長:えーと、今、小川さんからの話の中で1点だけ補足させて頂きますけども、私共は今日ここで、法律の法律の改正に伴って、この埋立処分場の話をさせて頂きました。で、この話を皆様方にさせて頂いて、じゃあ・・・これから、使わせて頂きます、よろしくお願いいたします、と申し上げません。これから、正式に群馬県に正式に届出をいたします。手続きをとります。で、今、小川さん、からもお話が話しございましたけども、こういうことは会社が、そうすると今小川さんからのご提案がございましたけれども、処分場を使うなら、条件として屋根を付けろとか、多分そういうふうなご意見も多分出てくるかもしれません。ということで私共は、決して手続きを取らずに使わせて下さい、又、使います、ということではございません。これから手続きをとるというのは先でございます。それから、先ほど、もう1点、会社の、小川様の墓地というんですか、お墓の方に塀が、何年か前に、工事といいますか、作り変えさして頂きました。これは、決してこの埋立場とは全く無関係のものでございます。あそこには金網の塀がございまして、非常に老朽化をしておりまして、その当時、金額はいくらかかったか分かりませんが、更新をして塀を造ったということではございません。決して埋立場の問題とその塀が、一緒になったということではございません。そこだけはすいません。訂正させて頂きます。よろしくお願いします。

住民A:まあ、御社の内部事情は、我々は分からないんです。ええ。で、屋根掛けろと。私はね、御社のあれで、まあ、最低限屋根掛けろって言ったんですけども。それを盾に、いや、小川が屋根掛けろって言ったんだから、あれはいいんだと。だけど根本は違うんですよ。サンパイ場で一番危険な危険なやつを、皆さんはですね、今日、2時間前にここに人を集めて、それも忙しいから僅かしか集まってないですよ。それでね、もう手続きを進めると。要するに住民との説明会っていうはそれだけでね、意見をただ拝聴しました。あとは県や国へですね、安中か、まずね。保健所に届けてどうするのか知りませんけども、自分のうちで掘った穴ですからね。だけどね、ありえないことなんですよ、これは、そもそもありえない。もう出来ちゃっているんですからね。できちゃっているから、いつ使うか。そこは今はっきりとここで断言、申し上げる立場にはありません、つっても、使おうと思えば何時でも使えちゃうわけだし、どういう法律が適用されて、我々の意見がどのように反映されるのか、ちっとも分かりません。ええ。だからいくらご説明を受けてもですね、分からないものは分からないんです。だから信頼回復のためには、本来であったら、掘り返してですね、最低、厚さ1mのPCコンクリートで、一滴も中のやつが外に漏れないようにして、或いは地下水が中に入らないようにして、で、雨水が一粒も中に加わらないようにして、最後には蓋をしてですね。ずっと将来、技術革新が進んだ時に、それを又、掘り返して資源にしようと。それがやはりね、非鉄金属企業の、リーディングカンパニーの一つである御社の責務であると私は思っていますよ。以上。

事務部長:はい、ありがとうございました。小川さんの趣旨一貫したご主張については十分、分かりました。それで、細かい部分のご提案もありましたし、そして皆さんの意見として県も市も聞いておられますので、これから私共に行政の立場からのそういった指導もあるかと思います。それから使用開始は、勝手に出来るんだろうということですけども、決してそうではなくて、これから県の審査を受けて、それで使うつもりです。鉱山保安法の中では使用開始日という許可を頂いているんですけど、今後、一般法に移るということですので、県の許可を頂いてからということです。その手続きの中には、きょうの皆さんの貴重なご意見も反映させる中でやって行きたいと、いうふうに考えておりますので、どうか、ご了承頂きたいと思います。

住民A:えーとね、こちらかもいろいろお願いをせねばいかんと思います。まずですね、これから、進めていかれる過程について逐次情報公開してください。それからですね、よしんば稼働を始めた場合、まあ、どういう形で稼働するかというのは、さっきも言ったようにいろいろな方法がありまして、今のままじゃあ私ら住民としては納得できないんですけどもね。稼動後、やはり近隣のところに漏れがないか、例えば土壌汚染の状況、そうでなくてもあの近辺は土壌汚染がもう凄いですから、先ほど山土をバッファーとして入れるとおっしゃいましたが、私も、この何というんですか、公害除去計画で37億円もかかるというふうに県のかたから聞いておりまして、これは、要するに昔の土壌汚染、農用地の土壌汚染法による1ppmが閾値のときの場合ですけども、その時に37億円も係る。で、どこかの山を削って持ってくる。だったらもっときちんとした、その含まれている土をきれいにする技術があるはずだ、ということでヨーロッパの会社に問い合わせて自分ところの、一番お宅に近いところの、カクレだったかヘイヒチだったかな。宅配で15キロか20キロ送ったんですよ。オランダの会社ですけどね。とんでもない結果が出て来たんですよ。よくこんな汚れた土がありますね、と呆れられました。ただそういう土をバッファーのために、廃棄物の処分場の中に入れて、また得体の知れないものを入れてと、もう本当にね、困るんで、だから周辺のいろいろな土壌、空気、水、そうのは逐次情報公開してもらいたいです。で、なにかクレームがついたときの窓口、幸い今私は知っていますけども皆様区長さん経由とか何とか言わずにきちんとそういうところも回覧板でしょっちゅう回して意思疎通を密にすればですね、そんな今日突然来て、こんなことは皆さん言いませんよ。そういうことがなかったから。村で行政やらね、いろんな政治家に対してカネをばら撒いて、ひそひそ隠れてコソコソやるから、法律違反で、不信感を募らせるわけですから。情報公開をお願いします。掘った土は、埋める為のあれで、どこかに確保しているんですか?要するに1万5000立米のピットを掘っているわけですから。穴ぽこをね。それ今どこに確保されているのか、それをどういうふうにリユース、リサイクルされるつもりなのか、ちょっとそれも合わせて教えてください。

会社側:・・・・。

住民A:外部に持ち出せませんからね。1万5000立米はね。

事務部長:所内の窪地を造成して、資材置場を作っております。

住民A:どの辺ですか?

事務部長:まあ、その・・・残土・・・埋立場の隣です。まあ・・。

住民A:はあーん。

事務部長:それは既にもう・・2年前に・・やっていることなんですけどね。

住民A:はあーん。そういうことだったんですか。・・はい、他のかた、どうぞ。あの・・要するに、これがどういう意味なのか、私も非常に疑念を持ってますけども、今日ここで住民説明会をやってね。で、何人来た、という報告が多分行政の方に上がる筈です。その後どうなるかというのは、我々今日の話でも全く知らされていません。勝手にはやらないという説明だけで、どういう文書が取り交わされるのか分からないんで、私自身は今日のこれを踏まえてですね、行政が受け取った、或いは行政が作成したやつは全て情報公開請求をして裏をとって確認するつもりです。土はどうしているんですかね、全部ぶっ込んだんですか。相当な量ですよ。1万5千立米といったら。

事務部長:隣です。

住民A:その資料、後で見せてください。お邪魔するから。古沢さんのところでいいね。

会社:・・・・。

住民A:質問があったらどうぞどうぞ。どんどん言って下さい。うちはたまたま先祖の墓の前だというので半分パニくっちゃっているんですけどね。

司会:他にありませんか。

住民D:すいません。今のほじくった土を雨晒しにして捨ててあるということだけど、それは、どのくらいの汚染度になっているのか全然分かんないし、それが雨によって流れ出してくるということだってあると思うんだけど、それはどういうふうに囲ってあるんですかね。

事務部長:あのう、捨てたっていうことではなく、窪地に造成して、そこの排水も全て所内で回収してます。あっ、・・回収をしております。表面部分については、まあ昔、学園のグランドがあったところなんですけども、あのう・・まああの、野殿の畑ぐらいの造成があったかもしれないんですけども、多くはあの、あのう30cmぐらいそうだったかもしれませんが、多くはその下の関東ローム層の土でございまして、これを造成、捨てているというのではなくて、造成して、一番上には、砂利を、資材置き場になっていますので、砂利を引いて、あの、ちゃんとしているつもりでございます。

住民A:えーとですね。まあ、もうあまり時間があるかどうか分かりませんが、せっかくの場なんで、ちょっと総括的な立場で申し上げさせて頂きたいと思います。あの、いわゆる土壌汚染法から、食品衛生法、で、今度、先ほども言ったように玄米中のカドミウム濃度が1.0から0.4になりました。だけどこれはスウェーデンの国際会議ではね、諸外国、先進国はね、0.2ppmにしろって言ったんですよね。それを日本政府はですね。いやあ、水田で汚染されているところはあまりにも広いんでですね、0.2だととんでもない金がかかると。日本が0.4ppmにロビー活動でしちゃったんですよね。で、それをこの3年間のうちに、国内法への適用と。で、国際的にはもう食品衛生法で今、トレーサビリティーとかですね、農協は今いろいろ困っているようですけど、きちんと農薬や、人体に有害なやつをですね、きちんと測定してですね、その原因、生産者から消費者に届くまでの、きちんとした安全性の確保を今仕組みづくりしているわけですよ、それが今ようやく終わって、運用される時に、まだ我々は、(この辺の)玄米中の田んぼでさえもですね、0.3が当たり前だということになっているんです。0.4にはなっていないんですけど。ただ私の田んぼには0.7ppmあります。これは環境庁や県にほうに行ったんですけど、ちっともなにもしてくれません、ちっぽけな田んぼだっていうんでね。しかしね、これからはね、そうは行かなくなるんですよ。野菜でも全部適用されますからね。そうすると、ここで作った野菜を外部に出せないんですよ。じゃあ自分で食えということになるんですよね。東邦亜鉛の皆さんね、周りで家庭菜園などで、今年は農協なんかにネギなんかだいぶ出した人もいますけど、そういうことがですね、今度はおおっぴらにできなくなるんですよ。黙っていればいいやということにはならないんですよ。その中で皆さんはこれだけ投資をされて、ゴミ捨て場も作ったと。だから一気通貫で皆さんの方は、これからますます社業をね、盛り立てるかも知れませんけども、我々の方はジリ貧ですよ。本当に困るんです、本当に。で、土壌汚染防止法というのは、今度は土が汚れているから、土地の運用、売買、取引。これもいろいろ問題になってくるわけですよね。だから皆さん、我々住民のそういった生活、それからいろいろな事業をされる方、それへの迷惑。これはやっぱりね、肝に十分命じてね、やってもらわなけりゃあいかんですよ。にもかかわらず、皆さんはとにかく80億円、ここへ投資された。自分とこに穴掘った。ありゃあ自分の土地だから、土地代要らないかもしれませんが、まあ1億円くらい掛かったのかどうか知りませんけどね、で、今年度は円高を享受されていると。円高を享受されているんだから、この機会にですね。旧法で、群馬県の人に訊いたら先ほど言ったように37億かかると。そのうち東邦亜鉛の皆さんはですね、10億円負担だということを以前、私も聞きましたよ、以前の皆さんのマネージメントとの方々から。だけど、10億円もったいないと、こういう本音も出ましたですよね。でも今、皆さん80億円、ポンと投資できるわけですよ。格付けだって良くなるから社債発行したってちゃんと捌けるでしょう。だったら、もう早く、行政頼りでなくて、皆さんが排出者責任なんだから、どんどんですね、あの周辺の土をね、もう住民から「お願いしますよ」と言われたら、手ガネでボンボンやってもらいたいんですよ。そうしないと、今度できる、あの廃棄物処分場の影響か、或いは今度稼動する新工場による汚染が原因か、よく分かんですよね。全く周辺のところをきれいにした上で、それでそういうふうに、スクラップアンドビルドにしても、あのう、これから・・要するに再汚染しないんだと、いうところの原点がよく分からないんですよ。一旦全部まっさらにしてね、それから工場を立ち上げて、いやあ工場の塀の向こうで、ニンジン、キュウリ作って、JAに出したり東京の市場に出しても、全く問題ないんだ、というふうなところが分かんないんですね。このままズルズルズルズル行っちゃうと。・・私はほんと、高校の時からこのカドミウム問題でね、いろいろ先代が頑張っておられる。今、藤巻さんも、頑張っておられる。諸先輩のいろいろな苦労、自分の家も同じですよ。見てきました。で、いろいろな揺さぶりで村が二分されたりしてね。賛成派、反対派とかね。工場派、反工場派とか、いろいろ確執ありました。だけど今はそんなことを言っている時代ではない。早く安全で安心な食い物を作って、で、きれいな土地の上でね、過ごしたいんですよ。お願いします。そんな行政の補助金をあてにせずに。行政もですね、妙な形で土地改良のコストを吊り上げずにね、もう東邦亜鉛さんが自主的にね、あの近辺のところから、きちんと汚染土を取り除いて頂いて、ま、いろいろな今技術がありますけどね。で、取り除いて、まあそれが、表土がどうのこうのおっしゃるんだけども、その汚染土をどんどん自分の工場の中に持ち込んで、造成するなり何なりできると言うことなんですから、どんどん引き取って頂いてですね、我々が安心して暮らせる、食い物を作れる。親戚や、東京にいる子どもにね、新鮮な野菜を送ってあげると。そういうな状況にしてもらいたいと思います。だから、どんどん周辺の汚染土壌をですね、持ち込んでください。撤去して。お願いします。これは行政のかたも、しっかり今のをメモしてくださいね。議事録で。自家処理という場合は、問題ないというのですから、どんどん持ち込んでもらえれりゃあいいんです。

会社側:・・・。

司会:ええと、およそ出尽くしましたかね。・・出尽くしましたかね。

住民A:いや、言いたいことはいっぱいあるんですよね。あのう、いろいろ言ってる方いらっしゃいますけど。我々が、要するに私が自分のところに土地に、要するに農地の改変で市役所の手続で自分のところの畑を、自分のうちの田んぼの方で持ち込もうと思ったら、此れ持ち込もうと思ったんですよ。そしたら、できないんですよ。汚染土壌だから、拡散できないんです。それは自分のところだから、やってもいいというんですけど、私はやりませんよね。農地だから。農地としてふさわしくない土なんだから、だから未だにしたいと思っても誰もしてくれません。それで、安中市や群馬県の方には、なんか公共工事できれいな山の土があったら、それを持ってきて埋めてくれと。それの上に。もう田んぼは無理なんだから、野菜畑にしたいんだからと言っても。もう10数年経ちますけども、誰も何もしてくれませんよ。私が1995年にとにかく0.7ppmあったのを群馬県の方に持って行って、「これどうしたらいいんですか」と、鑑定書まで付けて出した。で「食堂で使って下さい」と。そうしたら、「それ使えません」。「なぜですか」と言ったら、「それ赤札米ですから」だと。「でしょう。赤札米を私は毎日食うんですか」。それ以来私は米作りを止めました。作りたいですよ。だけどやめた。きれいな土ではないから。だから皆さんは、もとの社業で地域貢献で、いいでしょう。ただし今6人しかいないという話ですけども。だけど我々はですね、皆さんとは、別に。皆さんいてもいなくても、何の頼りもしていないし、補償金だってもらってないし。だけど何でこんな目にあわされなければいけないんですか。我々の次の世代はもっとそう思うでしょう。私はいろいろな経緯をオヤジから、或いは皆様諸先輩の苦しんでところを見てきましたから、知っていますけども。だから、今皆さんが儲かっているこの利益を出している、この円高のね、他の輸出企業はヒーコラ言っていますけど、御社は違う。これは千歳一隅のチャンスだと思います。だからそういう投資をお願いします。実質的にクリーンな土に入れ替えてもらいたいと。今、国も県も市もお金がありませんから、我々一生懸命税金を払ってもみんな人件費で消えちゃうわけですよ。だから、いわゆるそういう開発的な予算に回せるカネはもうないんです。皆さんはコマーシャルで仕事をやっているから。今こそがチャンスです。まず真っ先に私の田んぼをね。0.7ppm出ているんで今度相談させてくださいね。お願いします。はい、言いたいことはまだあるんですけども。

事務部長:まあ、土壌の問題については冒頭から申し上げておりますように確かに、皆さんとの間で解決していない問題で、会社としても、きわめて皆さんの心情をよく分かっております。ただ、企業としまして、そういうことで単独でいろいろやることも出来ないので、これについてはちょっと今日の窓口とは違いますけども、行政のご指導を頂きながら、皆さんと話し合いながら、進めさして頂きたいと思います。今日の論議の中ではちょっとその部分はカンベンをして頂きたいと思います。よろしいですか?

住民D:はい。今日の論理の中でもって、出てもおかしくないよ。だって、自分のうちの穴ぼこを掘った土はそこんとこらへんにみんなぶちまけちゃって大丈夫で、それで、それに、地繋がりでもってあるところの土、何とかして、そっちのほうだったり、自分ちのほうへ持ってって入れてもいいという論理ならば、それは企業の論理であってもおかしくないよ。だって、穴ぼこ掘った土はどこかに持って行ってってちゃんとしたことでなくて、自分ちのところにみんなブンまけたっていうんだから、そこんところへ持ってって、その地繋がりのやつを持ってって「入れて下さい。新しい土こっちに入れてください」って、そりゃあ、論理としてちっともおかしくないんじゃないんですかね。それはどこが指導しか知らないけど、そういうふうにしたんだったら構いません、と言われたんだったら、それと同じだと思うんだけど。論理とすればね。

事務部長:まああの、土壌改良についてはですね、きちっとそういう土捨て場というのを決めて、きちっとやるということで、まああの、そういうふうに言われても、会社の中に汚染農地の土を全部埋めるなんて、とてもそんな場所もございませんし、それはそういった・・技術的なやつでやるしかないと思います。で・・ちょっとその、汚染、の問題はですね。今日の論議から外れますので、あのう、それを終わりにさせてもらいたいんですけども。

住民A:あのう、汚染土壌の問題は今日、明日・・・昨日、今日、明日の問題ではないんです。ずっーと。しかも我々が懸念しているのは、確かに、最新型。昭和40年代で問題があって50年代に導入した公害対策設備。今まで稼動させていますけれど、排出がゼロ・エミッションではないんですよね。まあ、さっきもこれも含めて言われたようにね。再汚染の心配があるんですよ。だって、あの煙突から吹き上げるやつをね。あれをね一生深呼吸して大丈夫かというと、皆さんすわないでしょう?だからね、再汚染しているわけですよ。違いますか?

事務部長:小川さん、ちょっとすいません。あのう、今日ですね、再三申し上げてますけど、行政も、ちょっとその問題の窓口とも違いますので、それをずっと聞いて頂いても問題だと思います。一応ですね、いろいろな宿題も出ましたけれども、あのう、きょうのテーマについては、法律変更するというとと、新工場のご紹介、でございますので、その問題は、あのう、汚染土壌の問題に触れると窓口も違いますし、話も長くなると思うんで、一旦ここで閉めさせてもらいたいんですけど。ちょっと、地元の皆さんもだいぶ席を立たれちゃっているんでですね。あのう、一回閉めさせてもらいたいんですけどもよろしいでしょうか。

住民A:あのう、席を立っているのは、本来我々は別にいろいろな用があって来ているのではなくて、別に皆さんの話を聞くのが嫌なのではなくてね、いろいろな用があるからですよ。本当であれば、ずーっと討論したいテーマは山ほどあるんです。行政の皆さんの縦割りだから、鉱害防止課、ありますけども、鉱害防止課ですよね。公害防止ですよね。汚染はやっぱり公害ですよね。あの鉱害の鉱の字ですけど、我々が馴染んでいるのは公の字ですけど。で、今回、とにかく法律が変わったと、いうことで、皆さんがきちんとどのように説明するかというテーマね。おしゃべりになっている。我々住民として、皆さんは皆さんの観点で、今日の住民説明会はどうやったも(処分場が)出来ればよいかとしてテーマを選定される。我々、東邦亜鉛さんから新工場、よもや廃棄物処分場の話が出るとは、ついぞ思ってませんでしたけどもね。で、これを聞かされれば、今までいろいろ積もり積もった疑問点等をですね、あるいはお願い等を、この場で言って・・言いたいんですよ。で、それを、やっぱりおかしいですかね。仕分けで「それは関係ないんだから、もう言うのは止めてくれ」と言われても困るんですよ。もう止め処なく出て来ちゃんうんですよ。お願いごとが。だから、それを今回どういうふうに報告書で、皆さん纏められて、行政にお出しして、これからの手続にどう反映されてゆくのか、私は分かりませんけども。そういう話も私ら分からないんです。冒頭に言ったように、今日、なぜこれがあるのかというところは、法律が変わったという話。だけど私は法律が変わったという根拠は、少なくとも、区長さんからいただいたこれ見る限り、自分で一所懸命調べたけども、分からないんですよ。今、分かりましたよ。要するに、ごみ捨て場がですね、今度はちょうどその、変更時期にぴったり合うように2年前から準備されていたのかどうか、そういうふうにも受け取れるわけですから。それで地元説明会、できちゃってからあとは、今度は新法に移行するんだと、納得できないんですよ。これ。全く、納得できない。ご先祖様に申し訳立たない。お墓参りに行った時に、隣にそんなものが、しかも重金属が入っているか入っていないか、皆さんは自主検査をして入っていないようにしますと言うんだけども、そんなことは分からないですよね。1万5千平米で、深さがどのくらいなのか私には分かりませんが、そこに溜まる水というのは、最近の異常気象だったら、まあね、1時間に100ミリなんて珍しくないですから。そんなに出てきたら、どうやって処理するんですか。さっきも話が出たサイボウ(処分場)の場合はね、1日100トンですよ。で、大量に降った時にはどうするのかっていったら、「そのまま薄まっているから、回りの溝にたまった雨水と一緒にそのまま岩井川に排出するんだ」というんですよ。「総量規制はないのか?」と言うと、「そんなものね、法律上定められていませんよ」と、こうですよ。
すいません。今、ここで本当に、処分場の話をすると岩野谷ではね、大変なんですよ。それをしかも、騙し打ちみたいに、抜き打ち的に、ここでね、そういう話をされればですね、それはいろいろ反応が起きますよ。だから、平素より、きちんと回覧板等でやって、こういう機会を設けなければダメなんですよ。ちっとも学習効果になっていないね。もう、ガッカリしましたよ。ゼロ・エミッション企業さんとしても。期待しているんですから。ね。そういうふうにきちんと有言実行してほしいんです。我々は望んでいるんです。それを。

事務部長:じゃあ、まだいろいろなあるかと思うんですけども、一旦ここで閉めさせてもらいたいんですけども、よろしいでしょうか?

住民A:だからその、今日の目的というものが分からないから。ただこれで、茶飲み話でね、話をして、散々午後帰れるのか。それとも、ここは切羽詰まって、あの処分場、もうこれで稼動が決まっちゃったのかと。そういう瀬戸際なのか、我々分からないから。忙しい人は帰りますよ。だけどウチみたいに、先祖様の目の前に出来るかどうかの瀬戸際だったら、私は去るに去れないんです。帰れないんです。いやあのう、あれでしょう。皆さんのお墓だってどこにあるのか知らないけど、やっぱりそう思うんじゃないんじゃないんですか。耕作地にいつも工場があって、昔から10時と3時のサイレンで、我々もオヤジから一緒に畑仕事を手伝わされた時は、そこで、お茶菓子食って3時のおやつ、10時のおやつですよ。そういうふうにですね、皆さんとともに、我々も生きてきたんです。それにもかかわらず、いきなりこうやって説明をと。確かに10何年ぶりか、めったになかったし、今までね。緑の会のような、ああいう見学会以外は。私は子ども会の時には子どもを連れて世話になりましたよ。これ、よく受け入れて頂きまして。子どもにもこういう工場があるんだから、これだけ安全になったかと。それで将来就職する子もいるかも知れないが、今6人と聞いてガッカリしましたけどね。もっとPRして安全安心な企業であれば地元の人でも考えが変わってきますよね。だけど、いきなり住民説明会ありきで、「これでよろしいでしょうか」と言われても、どうしていいか分からないんです。私は。残っていらっしゃるかたはその辺の不安があると、私は思っていますけどね。

事務部長:はい。あのう、今日の報告会の目的ですけども、まああの、ここで合意を頂くとか、そういうことでなくて、ありのままをですね。ご報告をして、皆さんのご意見を聞いて、今後、県に届け出る作業に入るに当ってですね、留意すべき点を整理する。ま、そういう目的を持つ中で、まず皆さんに会社の考え方を明らかにしたい、という手続きを取らせてもらいました。そういうことで、ここの場で、合意をしてくださいとか、そういうつもりはございません。貴重な意見をいただいたので、まあ、今後の手続の中で参考にして頂いてですね。また、宿題のありました、段階毎の報告というのも工夫をして、まああのう、広くですね、ガラス張りにしてできるようにしたいと考えて、おります。まあ、一旦ですね、皆さんのご意向がそういうことであったということを我々も整理して、いろいろ判断もしていかなくちゃいけないんで、今日は本当に貴重な時間を頂いて、もう3時間にも及ぶ集会となってしまいまして、大変、いろいろな論議や忠告も頂きまして、大変ありがたいというふうに思っています。まあ、再三ご指摘がありましたけども、やっぱりちょっと報告手続とかですね、そういうのが少なすぎたんじゃないか、そういうご指摘もありました。その辺についてはですね、今回報告した新工場の稼動も含めて、出来るだけガラス張りにしてですね、その内容を皆さんにお知らせして、皆さんに安心して、愛され、信頼される工場作りというものを、今後も追及していきたいというふうに思います。そのためには、まずご指摘のあったとおり、皆さんとも対話の機会が重要と、又、今日改めて、思っております。本日の説明会に限らず、何か会社に対して疑問な点だとか、ご意見があれば、もっと我々窓口開いたつもりですけど、遠慮なくですね、会社の総務課が窓口となっておりますので、そういったですね、話し合いの機会を、又、別の形で取ってもらえればありがたいというふうに思います。で、今回に宿題と段階的な云々については、ちょっとこれから工夫して、又、もう一度最終的なご報告については、こういうふうな会か或いは別の形でですね、報告する形の手続きを取らせて頂きたいと思いますので、まあ、今日のところはこれで閉めさせて頂きたいというふうに思います、いろいろ皆さんとの間に皆さんとの間にいろいろな課題もあるんですけども、当社の事業を続けていく為に、要はうまく進めて行く為には、地元の皆さんのご協力なくして成り立つはずはないというふうに思っています。今後も、こういう機会を通して我々も誠意を示して行きたいと思いますので、是非、当社の事業活動についてご理解を頂きまして、ご理解を頂きたいというふうにお願いをしまして、まあ集会の閉めの御礼の挨拶に替えさせて頂きたいと思います。本日は本当にどうもありがとうございました。

司会:以上を持ちまして、説明会を終了させて頂きます。皆さん、ありがとうございました。

住民A:最後に一個だけ。もう終わったようですけども、あのう、某政党に妙な政治献金はしないでください。

事務部長:あ、それはですね、それは完全に否定します。全くしてません。そういう、それであの、何かしてもらおうとかですね、そういうのはしておりません。

住民A:そうですか、でもちゃんと出てますよ。政治資金規正法には則っているんでしょうが。

事務部長:ただ、規制法に則った、あのう、そういうのはさしてもらっているかもしれませんが・・。

住民A:わかりました。

【ひらく会情報部・この項おわり】

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