市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

6月14日放送のなんでも鑑定団・・・放送を見た一市民の感想

2011-06-15 23:29:00 | 土地開発公社51億円横領事件
■きのうの夜9時過ぎに何気なく12チャンネルを見てたら、安中市のことを言っていたので、途中から見始めました。

 また、漫然と見ていたのであまりはっきりと覚えていませんが、番組の中では4、5組が出場していたようです。
 そのうち、もっとも印象にのこったのは、自分で起業して、高度成長期に右肩上がりで事業がうまく行き、29歳で家も建った当時、自分が気に入った骨董をすぐ購入していたという、いかにもお金持ちそうなおじさんでした。骨董品が趣味で、若いころ買ったものの一つを出品したところ、それが番組で採用され、鑑定の結果も本物だったということでした。

 その人が出品したのは、タコ足模様のツボで、結構でっかい品物で、瀬戸物でした。酒などを入れるもののようでした。

 そのおじさんの自己評価額は50万円でしたが、鑑定の結果300万円が付けられました。予想の6倍になり、なによりでした。

■そのほかには、81歳のおじいさんが出てきました。その人は父親が戦前に、友人か誰かから貰ったもので「これはいいものだ」と言って、「我が家の家宝として残せ」と箱に書いてありました。そのおじいさんは「そんなにいいものならば」と、なんでも鑑定団に出品し、めでたく番組に採用されました。

 しかし、鑑定結果は、本人評価額は500万円でしたが、実際には6万円。鑑定の結果は「まったくの違うものだった」ということでした。

 聴衆や番組を見ていた皆さんは、鑑定結果を聞いてがっくりするおじいさんにどのような感慨を抱いたでしょうか。そのなかで、レギュラー陣の筆頭格である中島誠之助氏は「その父親が書いた遺書に結構な価値がある。だから、お宝には人情的な価値がある」として、
「大切になさってください」とおじいさんのことを、慰めていたのが印象的でした。

■最後の人は、自分の義父母と住んでいて、義母が、叔母から貰った誰かの絵が「いいものだ」と思って出品しました。

 作品は、明治以降に描かれたという、昔のなんとか法師との絵です。ところが、その物語の中では、その人はかなりのイケメンとされているにもかかわらず、絵ではヒゲが生えているので、「これはおかしい」と言われてしまいました。また、絵の中で、その人の近くで書画を描いているおじいさんがいて、その人は帽子をかぶらないで、字を書くので有名な人だそうだが、出品された絵では、たしかに帽子をかぶっていないが、その傍らに帽子がみえないので、本物とはみなされませんでした。

 この場合は、鑑定側のゲストは「間違い探しをするのはおもしろいですね」というコメントで幕となりました。この絵の場合、本人評価額は200万円でしたが、鑑定結果は、10万円程度でした。

■もし、安中市土地開発公社が保有するタゴのお宝6点セットが出品され鑑定されていたらと思うと、史上最高額の鑑定結果を更新したかもしれないし、あるいは贋作として、はっきり鑑定され、タゴ事件の真相の一端が垣間見えたかもしれないと思うと、当会としてはまったく残念でなりません。

 したがって、裁判できちんと岡田市長の対応ぶりをチェックしていきたいと思います。

【ひらく会情報局によせられた市民のかたからの声をもとに編集】


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