後篇(ラスト)
当山には近年、「南尾根ルート」が出来上がり「通」の方々には人気だ。山頂からも良く見えている。そのまま180度身を転じ眼下を望むと、南向きに派生した尾根基部が急激に東側へと向きを変えて落下している様子が窺われる。本日の最終篇は山頂直下、この尾根に取り付く付近から始まる。
木立の隙間から山頂らしき部分が覗く。
ようやく、登山道を発見した安心感から腰掛けて休憩した。
初めての給水、コッヘルの氷水が喉に染み渡る🥳🌀🎶
ここに来てやっと、ヒル被害に思考が及ぶ⚡️
いかに、厳しいルートであったか、
長時間緊張から解放されると急激な喉の渇きと足の痒みに襲われた❗️
3匹が左右の足に吸い付いていた。払い除けると大袈裟に血が流れた😨
痒み止めを塗りバンドエイドを貼っておく。さあ、出発!
アレレ、まだか山頂は?、、
ふむ、ナンだ、この岩塊は⁉️
これまでの尾根が突然細くなったかと思えば、その先を岩壁が塞いでいた‼️
山頂を直前にして、まだこれほどの仕掛けがあったとは・・・
先ず、簡単に通れると思った右手岩壁基部!
アカン、1回のスリップでイッカンノオワリや⚡️
左斜面も問題外や、
正面やや左手頭上からロープが垂らされている。
草が生えている所まで行ければ何とかなりそうだが、、、
その前に眼前の垂直の壁が、、、
湿っていて、のっぺり、手掛かり、足の置き場がない。
しかも、この下まで降りてから上を望むと絶望的だ!
ただ無理と判断した一枚岩の隣にもう1本ロープが見つかる。
有難いことに、縦の割れ目が2本❣️
所が、木の根が足場を塞いでいて、表面はツルツルで使えない!
右の割れ目は、幅が広くて足場にはならない!
全くの袋小路、絶対絶命⚡️❗️
唯一の突破口は目の前の割れ目だ。
右の割れ目から何とか左上の岩上へ狙いを定める。
右足を割れ目に添えて、右手のロープを力一杯引っ張り、同時に添えただけの右足をひねり壁を蹴り上げる。姿勢が崩れ、遊んでいた左手を伸ばして太い木に添える。左足の膝で岩面を軽く支え、横向きになった体制を徐々に調整していく。最後は左手が太い木を巻き込むと同時に飛び移る。
核心部を無事クリア
安全を確保して?上から撮影してみたが、臨場感不足です。
まだ岩場が続くが、足場も手掛かりも豊富で楽勝( ^ω^ )
難無くクリア
ヒラリ
アレ?
まだこんなところを、、、と不安がよぎった時、、、
おや⁉️
ひょっこりと見慣れた山名板が❣️
思わずその場に膝を折り崩れ落ちた❎〽️
津市街伊勢方面
最後の尾根と名阪久我ICと登山口付近
錫杖湖
余韻をたっぷりと堪能して下山準備
帰路も同じルートなんて絶対イヤ、もう十分すぎる。
柚ノ木峠ルートで下山てす。
このルートの見せ場の岩場も、なんと楽に思えることか。
五合目付近の細尾根から経ケ峰を望む
柚ノ木峠
亀山市関町と津市芸濃町北畑を結ぶ林道登山口に下山
林道歩きを終え、名阪国道を潜る。
まさかこの後登山口の駐車地まで
炎天下の舗装歩きが待っていようとは、、、
3回のスマホからのアップ心底つかれましたー🆘❌
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