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↑①ビニールハウスで育てた苗をこんな風にトラックに積み込んで現地まで運搬します。雨の日は苗をぬらさないように、晴天時には逆にジョーロで湿らせたりします。運搬や苗つぎの作業は腰に来ますので、持ち方などの工夫が必要となります。
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↑②トラックから降ろし一定間隔に並べます。田植機1往復毎に苗つぎをするわけですが、その距離により苗の数を調整します。適当に並べると余ったり不足したりと二度手間になる場合もありますので、並べ方の間隔には少し計算と予測が必要です。なおこの際コンテナに専用のアタッチメント差し込んでおきます。
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↑③到着したらアタッチメントごとオペレータに手渡します。オペレータは苗を後方の滑台へ流し込みアタッチメントをはずします。同時に側条施肥用の肥料を3つのタンクに注入。植えながら施肥をする仕組みです。更にスタート時は確実に植え込まれているかを確認する必要があります。万が一トラブルで植えられない箇所があると後の植え直しで泣く事となるからです。
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↑④出発後、②の作業とコンテナの片づけ、「えんぶり」等をすませます。往復してくるまでしばし休憩できますが、やはりきちんと植えられているか絶えず監視する必要はあります。なお、いかにまっすぐに植えられるかはオペレータの腕にかかっていますが、曲がったとしても少しの間見ぬ振りをすれば、稲が生長しわからなくなりますので、それまでの辛抱です。
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↑ちなみにこれは、用水路から水を引くための工夫です。高低差を利用した原理で入れますが、かなりのコツを要します。以後毎日水田の見回りをしながら朝晩の水管理が続けられます。