登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

秋田駒ヶ岳BC

秋田駒ヶ岳BC・・・極上の天候の下最高峰を踏む

昨日今日は春の高気圧圏内。今日の夕方位までならまず崩れることはないでしょう。こんな日に秋田駒に登らずしてどうするのか・・・とそこまで気合が入ってる訳ではありませんが、折角の好天なのでとりあえず8合目を目標に登りはじめました。去年はスノーシューで阿弥陀小屋(ブリザードで撤退)まででしたので、今日もそんな期待はしていませんでしたが、8合目についた時点で「おっこれはイケルんじゃないか?」という感じで即方針転換。頂上を目指してみることにしました。先行のスキーパーティーにちゃっかり着いて行ったのが功を奏した感じです^^

■記録

今日は体力勝負かもしれないので卵つけて・・・

今日は不思議な感じの岩手山

8時過ぎでもう満車。遅かったか・・・

なのでアルパ前に駐車するしかなかった

ダイヤモンド秋駒だね~。では出発!!

うわ~顔日に焼ける

程よく固まった上に新雪イイ感じ。今日はテーピングではなくガムテを試す^^最後まで剥がれることは無かった

ひたすら旧スキー場を詰める。今年もキャットは走らないのか・・・あの跡を滑るのが楽しんだけどね

トップまで来たぞ~。既にいい景色が広がる

舗装道へ合流しカーブミラー。今年は雪多いな~

大分積もり木々も大変だね

彫刻のような陰影。素晴らしい

雪多いので何とかかがんで一枚

いよいよ森林限界。開けたぜ

人がいる。飛行機雲と男女岳

この景色。これがあるんで止められない

2時間弱で8合目到着。看板はストックで届く

ここからの景色もまた絶景。正面に森吉山

思ったより疲れていない。周りを見るとBCの方大勢

ということでシラっと着いて行ってみよう^^

滑るルートもよくわからないし登れなきゃ下るまで

滑ってる~。あそこ滑るんだ。でも登っている人もいるな。危険なのかな?雪崩れるかな?などど

BCの人たちの話し声に聞き耳を立てながら着いて行く・・・成程この雪質ならば雪崩れることは無いようだ

おっと去年苦労した場所。止まるとさすがに寒くなる。早く行ってくれないかな~

やはりここトラバースするんだ。パーティーがバラけたのでちゃっかり途中に潜り込む^^

去年はスノーシューだったのでここ怖かったがスキーは安定するね。そしていかにもパーティーの一員のように見えるだろう自分がいる^^あいつは何者なんだと噂されてただろうね

去年登れなかった男女岳が目の前にドン。トレース跡が色々。やはりあそこを滑るんだろうね

阿弥陀小屋を左に見ながら登攀開始

振り返ってさっきのグループ。おっ岩手山が模型のよう

キツクなってきた~。直登できないのでここから自分はジグザグなり

すごい空色。この辺は風強くシュカブラ

スノーシューボーダーは直登でスキーヤーはジグザグ

下るスノーシューの人達。カッコいい

頂上が見えた!!

数年振りの男女岳登頂!!

男岳、鳥海山そして鏡のような田沢湖。こんな田沢湖初めて見た。感動~

八幡平方面。遥か彼方に岩木山と八甲田。北海道まで見えそうな勢いだね

下方に阿弥陀池、横岳、女岳、奥には和賀山塊お見事!!地球が丸い

続々スキーヤー到着。後でYAMAP見たら山頂にいた全員お仲間さんだったようだ。部外者は自分だけ^^

自撮り風強いので精一杯

早池峰と紫波八ツ。薄っすら雲海っぽい

みんな早く滑んないかな~。出来れば着いて帰りたいが寒くなってきたぞ~

結局耐えられなくなり未知のバーンに単独アタック。振り返って何とか降りてこられた

完全な新雪でもないので途中引っ掛かりスライディング。次はこの谷か。ここは・・・斜滑降なり^^

おお~曲げずらいけど気持ちいい

この谷間を抜けるんだよね

8合目が目と鼻の先。無事降りてこられた

後はダラダラ滑る。キャットの路ではないので難しい

でコケる。トレースに引っ掛かるし足に来てる

無事下山なり。今日も素晴らしい山行に感謝

■タイム
08:30 アルパこまくさ出発
09:24 旧ゲレンデトップ
10:22 8合目小屋
11:10 阿弥陀池小屋下鞍部
11:36 男女岳
11:55 滑降開始
12:08 8合目小屋通過
12:35 アルパこまくさ到着
※登り3時間6分、下り40分

■GPSログ
距離:11.00km、高度の上昇/下降:1100m/-1100m
※ログ揺れにつき距離及び高度マイナス補正


■勝手に難易度指数
35+5(シール滑る度)=40points

■感想、反省等
・滅多にない極上の天気でした
・ついに男女岳の頂をスキーで踏むことができました
・この装備でも諸条件が揃った結果の奇跡でしょう
・この時期こんな天気はもうないだろうって感じです
・名だたる山々全部見えました。冬山素敵です
・あんな田沢湖初めて見ましたね
・そしてひたすら登り森林限界の一面の銀世界
・去年も書きましたがこのコースは屈指だと思います
・キャットの跡があれば下りもっと楽なんですけど
・やはりコロナの影響なんですね
・やっぱり未整地の斜面は難しいです
・でも怪我なく滑れたので大満足です
・滑落と雪崩れ、ホワイトアウト気を付けましょう
・状況次第で常に勇気ある撤退・・・心がけます
・でもやっぱり夏山が好きです^^

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