登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

四角岳-中岳

四角岳-中岳・・・貴重な晴れ間、県北の秀峰を堪能

今回は県内最北の二山に挑みました。本日の候補としては、同じ県北の遠島山か堺の神岳を考えましたが。ここ最近の天候を見ればもはや入梅の感じ。天候急変(雷)を考慮し、なるべくアプローチが短くかつ樹林帯歩きが長そうな四角岳-中岳に決定しました。とは言え、ここも登山口まで相当長かったですが・・・。そして、天候が比較的安定する朝方の出発にします。安代ICからR282号と県道経由で林道へ。7Kmほどのダートな道を進むと、登山口が・・・わかりにくい

■記録

ここが登山口なんだけど、地図が無ければ絶対無理。一度通り過ぎてしまった

しかも、登山口の看板はこんな状態。よーく見れば登山口という程度だ。そして誰もいない・・・実はタケノコ採りか来週の清掃登山刈払い部隊位は期待していたんだが

まっいいか。覚悟を決めて行ってきます!最初はこんな感じの雑木林の道だが、

だんだんとこんな感じの明るいブナ林に変わる。登山道は全体的にしっかりと踏み固められ、そして刈払いもされていてとても歩きやすい

ところが・・・恐らくタケノコ採りだと思う。こんな登山道の真ん中で焚き火すか。しかも缶ビールの空き缶捨ててあるし。焚き火の跡はもう一箇所、タバコのポイ捨て散見、その他落し物多数。マナー違反どころか犯罪だな

沢との出合い渡渉地点。ここから反転して尾根を回りこんでいくところ

これが噂の分教場跡か。本当にここに存在したのだろうかという位、何も無い場所であった。ツワモノ共がユメの跡

ここはズリ捨て場というところ。その昔鉱山発掘で出た岩を廃棄した場所らしいが、ここだけは草木がほとんど生えていない不思議。お陰で眺めは良く休憩地点にはいい場所

稜線鞍部に向けての急登だ。息が上がるが一気に登り切る

十字分岐という地点に到着。岩手と秋田からのルートの出合いと両岳への分岐点。まずは四角岳へ

ほぼ笹の中の道を歩いて10分ほどで到着!天気も良くなってきた

この瞬間、私の身体は岩手秋田青森の三県に接しているのだ(笑)

四角岳山頂から見た中岳。三角岳の方が良かったのに・・・と勝手に思う

登山道に面して咲くツガザクラさん。踏まないように

中岳目指す直登。最後の登りだ。青空が眩しい・・・

中岳山頂到~着!おお~いい感じの頂だ。4畳半位しかないが完璧な360度の大展望。この頂は自分の中ではベストとなった

対峙する平べったい四角岳。登山道が見えている。四方に尾根を伸ばすから四角岳か

遠くに岩手山。割と近くに七時雨山か。でも岩手山方面は積乱雲っぽいな・・・。今日はひどいかも

こっちは秋田方面?鹿角方面?かな。いい天気でしばしドリンクタイム。しかしやっぱりこの山域に自分一人か・・・と思うとゆっくりもしていられないな

分教場跡まで降りてきた。ここで半分くらいかな

ほぼ終盤の辺りで10人くらいのグループとスライド。どうせならもっと上で会いたかったぜ

■タイム
07:22 岩手側中沢登山口出発
07:57 小沢出合(渡渉点)
08:08 四角分教場之跡
08:14 ズリ捨て場
08:31 十字分岐
08:38 四角岳頂上到着
08:49 十字分岐
08:58 中岳頂上到着 
09:10 下山開始
09:26 四角分教場之跡 
09:59 登山口到着
 ※登り 1時間36分、下り 49分(中岳)

■GPSログ(距離:9.4km、高度の上昇/下降:716m/-716m)

■勝手に難易度指数:24points

■感想、反省等
・登山道、眺望、品格・・・総じてとてもいい山だと思う。
・しかし繰り返すが、タケノコ採りはひどいものだ。
・山の恵を頂戴してゴミのポイ捨てか。
・改心しないと山の罰が当たるぞ~
・ちょっとでも居て欲しいと期待した自分が恥ずかしい。
・来週の清掃登山に参加すべきだった。でも日程的に無理か・・・

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