算数・数学の問題を、どうやって作っているのか?
というお話は、あまり紹介されていません。
手の内を見せないのか?いやいや、そうではないと思いますが・・・
前回の文章問題の場合、どうやってこの問題を作ったのか?をばらしますと、
まず、連立方程式の 答えを設定します。
X=50、Y=30
この、X と Y を使って式を作ります
2X+5Y=3X+2Yと、ここまで書いて X,Yを代入してつじつまの合うように40を足します。
2X+5Y=3X+2Y+40= ここでもう一つの短い式を考えますと
2X+5Y=3X+2Y+40=5X と書けます。
これは、
2X+5Y=5X と
3X+2Y+40=5X の2つに分けることができますので
連立方程式としての問題になります。上の2つの式を整理しますと
-3X+5Y=0
-2X+2Y=-40
となります。
上の式を2倍、下の式を5倍にして引き算をしますとXの値が計算できますね。
-6X+10Y=0
-10X+10Y=-200
上の式-下の式より 4X=200 X=50
この最初の式 2X+5Y=3X+2Y+40=5X
を見て、式を文章に変えていく訳です。
ここにたくさんのクッキーがあります。
このクッキーをAグループの人に2個ずつ、
Bグループの人に5個ずつ配ると、残らず配れます。
また、Aグループの人に3個ずつ、
Bグループの人に2個ずつ配ると40個あまり、
Aグループの人だけに5個ずつ配るとあまりは出ません。
クッキーは全部で何個あったのでしょうか?
Xは、50 と計算できましたので、クッキーは
5×50=250 で、 250個
問題を解くというのは、問題作成者が考えた道筋の
反対方向から考えるということと同じですね。
ここで、クッキーの数をXとしてしまうと、
式は、かなり複雑になります。
ある程度回り道をするのも、早期解決の秘訣!
人生とおなじですな~
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