名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

回したり、切ったり、貼ったり、・・・円は 不思議~

2013-05-28 12:20:49 | 小学5~6年

前回の問題

色の付いた部分の面積ですが、円の面積から中の正方形の面積を引けばいい!

ということになりますが、・・・

中の正方形の面積は?一辺の長さは?

というと、どうしましょう?

 

こうしましょう~ 円をぐるっと回してみると

このように、なります。(書いてある物は、回らないよ~)

(そういうときは、頭の中で想像するか、自分で書いてみてください)

中の正方形の一辺の長さは、小学生にはムツカシイのですが

面積だったら、外の正方形の半分だ!ってことは分かります。

(中の正方形の対角線を2本書いてみてください)

(ひし形と同じように考えれば、面積は縦×横÷2)

そうしますと、これはもうしめたもので、

円の半径5cm、円の面積は5×5×3.14

中の正方形の面積は、10×10÷2

よって色の付いた部分の面積は

5×5×3.14-10×10÷2=28.5     28.5平方センチメートル

 

 

もう一つの問題

この色の付いた部分の面積は?

もし、五角形がなければ、円が5つ分で計算はカンタンですね。

ところが、この五角形が円の一部の扇形を隠しているから

ややこしくなる~

こんな時は、全部まとめて考えましょう~

五角形が隠す扇形をすべて集めると、

円が何個分になるのか?を考えます。

これは、扇形の角度の合計が分かればいいので

五角形の内角の合計と同じになりますから

180°×3  (五角形は、三角形×3つで作れます。1つの頂点から対角線が2本引けます)

これは、半円が3つ分の角度ですね。

(ここで、180×3を計算してしまうと、後でまた割り算をすることになります)

と言うことは、円が1.5個。これを引けばいいので

色の付いた部分の面積は

円5個分-円1.5個分    円の半径は10cmでしたね

10×10×3.14×(5-1.5)=1099       1099平方センチメートル

 

今回の2つは、定番の問題ですから

考え方を覚えておけば、数値が変わっても大丈夫。

五角形が、四角形や三角形になっても大丈夫。

 

内角の和   と   外角の和

復習しておいてください~

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿