ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

まず自分の健康を守れてこそ、優しい介護ができるのではないでしょうか

2014-03-15 22:12:51 | 自分を守ること
介護情報紙向けに、介護に活かすアロマ というテーマで記事を書くことになりました。

介護にどんな風に使うかというと、先日もおはなしした睡眠障害の改善や脳の活性化のほか、消毒やニオイ対策、水虫の改善、など用途はいろいろです。

アロマテラピーでなくても、便利グッズや薬で対応できますよね?と言われたらその通りなのですが

わたしの中にある思いは

家族が一緒に癒されること


だって薬は患者だけのものではないですか?

便利グッズに癒されますか?


結局、被介護者をアロマテラピーでどうにかする、ということよりも、介護している人が介護しながらホッとする。

そんなシーンをつくりたいんです(想像しているわけなんです)


みんな、自分のちょっとした不調を

まだだいじょうぶ  自分のことに構う余裕がない  って見ない振りをしてしまう

それが積もって病気になるよりは 未病の段階で日々少しずつ 自分のメンテナンスをする方が結果的には 介護に余力を残せると思いませんか?


もし、いま どこかおかしいなと思ったら 早めに手をうってください


ストレスは 痛みとなって現れる場合もあります


どうか、自分を大切に

あなたの(わたしの)元気度は 介護の質を左右するものです









空、見上げてますか?

2013-10-08 18:53:06 | 自分を守ること

今日はとてもさわやか青空が広がっていました。金木犀の香りもちょっとぜいたくな気分にさせてくれます。

介護で行き詰った時、ネガティブな心が優勢になってきた時、わたしはただ空を見上げて流れる雲を追うクセがつきました。

雲を見ていると、時間は止まっていないんだなあとあたりまえですが気づいたり、この空の下にはわたしより苦しい人もいるよね・・・とぼんやり考えます。

お金もかからずリフレッシュできるので、おすすめですよ!

もしも空を見ることも、季節のにおいを感じることも忘れているようだったら、それは相当ココロが疲れてしまっている証拠です。

自分をいたわることを先延ばしにしないで、ちょっと手を抜きましょう。

介護を抱えてるというだけで、じゅうぶん頑張ってると思うんです。

こどもの成績が心配でね~というのが最大の悩みという主婦だっているわけです。

ココロがネガティブになっていると「ふん、わたしはそれどころじゃないの!!」という気持ちになりますが、「そうかわたしはあの人よりずっと頑張ってるんだし、夕飯はお弁当買ってきちゃおう」という風に手を抜く ことも覚えました。

 

きょうは母に会いにいかなかったけれど、退屈してたかな・・・・・

 

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介護を楽しめないから

2013-10-04 09:01:11 | 自分を守ること
介護で辛い時、迷った時こちらのサイトで思いを吐き出し、みなさんの温かさで励まされてきました

いろいろな立場の方がいます

いろいろな性格の方がいます

認知症介護を笑って楽しめる方もいます

でも、わたしは無理なんです

目の前に起きている問題を、どちらかというと「深刻に」考えてしまうタイプ

その先に起こる最悪の状態を考えて、 転ばぬ先の杖 が必要なタイプ


だから、母に新しいトラブル(行動や病気)が起こるたびに、全速力でシュミレーションします

母の老いを受け入れることが下手

介護を楽しむなんて到底無理

それでも

それだからこそ うつにはならないぞ! と自分に宣言しているのです

人間にストレスは必要です

たとえば、つらいトレーニングに耐えて結果を出した時の喜びと、何の努力もしないで結果を出したときの喜び はまったく別のものです

病気になってはじめて、平凡でなんでもない日のありがたさがわかります


ただ、ストレッサー(ストレスを与えるもの)がずーっと居座ると 心や体は壊れます

長引くストレスが、病気やうつを引き起こすことが知られています

そうだとしたら、意識してそのストレッサーから解放される状況を作らないといけません



だから、わたしは 転ばぬ先の杖 で 「だいじょうぶ」という安心感を手にすること

あえて外に出て<仕事>をすることで、介護に携われない時間をつくること

息抜きになる楽しみを要所要所にスケジュールとして組み込むこと

で自分を守っています


(ただ、いま不幸にも失業してしまったので、わたしの時間はいつでも介護に使うことができます。こうなると、空いている時間を「母のために使わなければ」という妙な拘束間 があって、ちょっとピンチです) 


介護者の4人にひとりだか3人にひとりだか の割合でうつを発症するというこの時代

どうか 自分を守ることも 賢い介護生活の一部だと 当事者も 世間も 気づいて欲しいです


全国の 介護を楽しめない介護者のみなさんと お茶でも飲みながら 息抜きしたいものです

東京、横浜、大阪、福岡 、札幌  あたりで どうでしょう?


って、わたしが何者かわからないのにコワいですよね

こちらであまりに赤裸々に書いているので、素性を明かすことがちょっと怖いのですが

こちらのサイトで 過去に”チームひとりっこ”(そんな名称は使ってませんが・・・)を呼びかけたわたしです

「あれ?もしかして?」と思ったら 

ぜひ 左のサイドバーになる メッセージを送る  から こちらのサイトでお使いのニックネームで話しかけてくださいね




一人っ子だからこそひとりで頑張らない

2013-10-02 21:38:44 | 自分を守ること
一人っ子なうえに、付き合いのある親戚もない、仕事もしていてこどももいる

そんなわたしが介護に直面したのは30代の時だったので、友人知人に親の介護をしている人はいませんでした

みんなが芸能や流行りのスイーツの話題で盛り上がる中、話にのる元気もなく、まして40を過ぎて物忘れが多くなったといいながら「アルちゃん(アルツハイマー)だけにはなりたくないわー!!」と笑う知人に、心の中でこぶしを握り締めました・・・・

区で主宰された認知症勉強会も介護をする家族の会でもみなさんは60代前後の方で、場違いな感じをうけました。

同じ境遇で悩みを分かち合える人はいなかった・・・


そんなとき私の支えになってくれたのは、母の通うデイサロンのボランティアスタッフさんや区役所の方でした。

送迎のたびに「頑張ってるね」とか「いつでも愚痴は聞くからね」と気遣ってくれたのが支えになりました。

「なんとか一緒に方法を考えましょう」と担当外のことまで力になってくれた区の職員さんにもお世話になりました

そう、家族でなくても頼ればいいんです!


ひとりで全部頑張ろうとすると、パンクしてしまいます

たとえば母がアルツハイマーだということを隠している時よりも、カミングアウトしてしまったほうが 気がらくになりました

あの人の言動ちょっとおかしくない?

とさぐりを入れられるよりも、「病気だからそうなのね」と分かってもらった方が広い心で見守ってもらえるから


どんどん愚痴も吐き出して(ただし介護経験のない相手は お互いにとってマイナスの空気を生むのでだめです)

頼れるものは猫でも頼りましょう

自分で自分の心と体をまもることで、よりよい体制で介護ができる と 思います

「困っている」

「手助けしてほしい」

ひとりで頑張らない、を胸に いっしょに 乗り越えられたら と思います


心のもやもやがたまっていたら、どうぞ メッセージ欄で吐き出していただいてもかまいません


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介護でうつになってはいけません

2013-09-20 13:17:24 | 自分を守ること
介護で、娘である自分がうつになることだけは避けよう と心に誓いました。

これが、ひとりで両親の面倒をみるにあたって決めたことです。

なぜなら身近な知人が、介護でうつになったのを知っているからです。

自分を犠牲にして、結果自分がうつになったらどうなるか。

みなさん「自分さえ我慢すれば・・」と思ってしまいがちですが、そうしてうつになって苦しいのは自分だけではない、ということを真剣に考えなくてはいけないと思うのです。

一家の主婦がうつになれば、夫や子どもがいる場合、あらたな苦しみを産むことになるのです。

もちろん、不安定な精神状態では介護にも支障が出てくるでしょう。

しかも、介護という直接要因が無くなっても、「うつ」は簡単に治らないのだそうです。彼女も3年たっても精神安定剤から卒業できないのだと言っています。


介護の問題は、自分の意思だけではどうにもならないこともたくさんあります。

でも、少なくとも「じぶんさえ我慢すれば」という気持ちは捨ててください。

自分を守ることは、家族を守ること

家計を支えている立場ならば、収入を守ること

になるのです


わたしも何度も限界を感じ、迷い、悩み・・・その都度「ここがギリギリ」と感じた時に「手放す」選択をしてきました

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