ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

今日の母

2013-10-06 21:41:23 | 母のこの頃
毎週土日のどちらかは親孝行の日と決めています。

といっても母のホームは家から徒歩15分なので、実家に通っていたころよりはるかに楽ですが。

しかも最近の母は、昔のように優しく娘思いなので、よし!っと気合を入れていくこともありません。

いつまでこの穏やかさが続くでしょうか・・・・

今日は母とコスモスの咲く川沿いを散歩しました。

もともと目が不自由な上に、最近はすっかり耳も遠くなりました。

やはり脳も関係しているのでしょうか?

単純に耳が遠いのではなく、「聞いて理解する」という一連の作用が衰えたのかな?という感じもするこの頃です。

なぜなら、「○○」だよ、と言って「聞こえない」と返された後に、ゆっくり正面から「○○だよ」と言い直しても、

ぽかーんとしているんです。

そんなわけで散歩も大騒ぎ?

「ほらコスモスが咲いているよ!」と言っては手をとって、ものすごく接近し、大きな声で何度も話しかけ・・・・

幸いいまは 金木犀 のいい香りがそこらじゅうに漂っているので、母は目が見えなくても耳が遠くても

「いい匂いがするねえ~」と嬉しそうに何度も立ち止まります

今日の母はお散歩のあとに、ひさしぶりに2人の孫とランチも一緒に出来て とてもうれしそうでした

いつまでもこんな日が続くといいなと願う娘です


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親の家を片づける②

2013-10-06 17:46:23 | 実家の処分
一人暮らしの80代の男性のアパートの荷物を処分するには20万円はかかる

と新聞で読んだことがあります。

同居でない限り、いつかは親の家を片づける日はやってきます。

最終的には業者にお願いするとしても、とりあえず早めに大切なものとそうでないものを自分の目で確認することは娘の義務だと思いました。

もちろん、できるだけ費用も抑えられれば、という思いもありました。

しかし、なんといっても戦後の物の少ない時代に生きた母はモノを捨てるということが嫌い。

「いらないものも片づけようよ」などと言ったら怒り出す怒り出す・・・・

粗品でもらった懐中電灯がごろごろとそこらじゅうにあり、買いためた食器もいったい何人家族?というくらい。

父が残した仕事道具の数々(大量の文具や紙や写真)も、母は

「お母さんのものじゃないから勝手に捨てられない」と。

しかたがないので母が気付かないよう、ふだん家にいても開けない場所からこっそり物を処分することにしました。

ちょうど今頃(10月)から週に1度実家に通いました。

  すし飯用のおけや大きな鍋

  製菓用の道具

  昔懐かしいオレンジ色の象印の重たい魔法瓶

  わたしが幼稚園のころに使っていたお弁当箱

  がっちりとしてそれだけで重い荷物になる旅行カバン

幼いころの父と母と3人だけの生活を思い出して 涙で手元がかすみました

作業はなかなか進みません