お母さん、ごめん。
ひとりっこの私が、大好きな母と同居する道を選ばなかった自責の念・・・・は心の深いところでいつもくすぶっています。
でも、アルツハイマーになってしまった母が、「ボケちゃってー」という笑えるような状況でなく、時間かまわず電話をしてきたり、服薬のたびにわたしとバトルになっているのを見て、夫も子どもも「ばあちゃんが嫌いになりそう」という状態では、同居は母のためにも家族のためにも最善策ではなかった。
幸いグループホームが近いので、最低でも週に3回の面会が可能なこと。夜の時間帯になにかあってもすぐに駆け付けられることが母にとってもわたしにとっても救いです。
で、夢というのは 将来の介護のカタチ のことなのですが
働きながらひとりで親を見なければいけない状態の人が、同居という形を維持しつつ、介護施設が隣接されている住居。
朝、娘や息子は親と一緒に自室で食事をして「行ってきまーす」と仕事に出かける。
残った老人は自室で過ごすもよし、廊下でつながったコミュニティスペースで日中過ごすこともよし。
図にしないと説明が難しいのですが、中庭のように中央に離れとしての介護拠点があって、まわりの囲む個々の住居と廊下でつながっている。
デイサービスのように環境を変えなくていいし(行きたがらないお年寄りはたくさんいる)、家族不在の緊急時は専門のスタッフがサポートしてくれる。
似たような環境の隣人なら助け合えるし、心強いだろうなー と
いつもそんな絵に描いた餅 を想像してます
夢物語でいまのところ、庶民のわたしには実現不可能ですが
心やさしいどこかの大富豪が、こんな設計の認知症介護兼用住宅を建ててくれないかなー