及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

教育改革について(12月議会一般質問②11/30)

2022-12-16 14:05:16 | 日記

教育改革について一般質問しました。

〇会派で先日埼玉県戸田市の教育改革について行政視察した。

産官学民との連携による戸田市SEEPプロジェクトが教育改革の重点だ。

SはSubject、教科の本質を捉えた授業改善、全ての取り組みを学びに結びつける。

EはEvidence Based Policy Makingで教育データの活用、エビデンスに基づく政策立案を行う。

EはEducation×TechnologyでICTの文具的活用と学びの改革。

PはProject Based Learningで実社会のリアルな課題を探求的に解決する学びの推進。

コンセプトとしてはAIでの代替が難しい力などの育成、産官学と連携した知のリソースの活用、「経験と気合と勘」から「客観的な根拠」への船出、授業や生徒指導を科学するということ。

で先進的な取り組みをしている。

これらの点について市としてはどう考えるか❔

⇒本市でも戸田市の取り組みなどは参考にする部分もあるかと思う。

ただ、本市としても様々な分野との連携では教育活動の充実を図っている。

タブレットの使用ではNTTコミュニケーションやNTTデータと連携した教員の研修、NHKの番組に応募して情報モラルの学習、プロ野球チームとの協力による体育の授業、また大学連携では東京学芸大学、東京経済大学と連携して教員の夏季研修や学生ボランティアも行っている。

科学的な視点からの分析も必要だが教員の勘と経験も大切な部分だと考えている。

〇ヒヤリングして本市のいろいろな取り組みについて知った。

戸田市は連携推進プランは100以上やっている。市はお金を全く負担しないということ。参考にしていただきたい。

〇とても先進的な取り組みで実はなかなかついていけないお子さんもいるのではないかと質問したら、授業がわかるかどうかのアンケート調査をやっているとのことだった。とても良い取り組みだと思うがいかがか❔

⇒本市でも毎年国や都で実施している学力・学習状況調査をして子どもたちの学習状況は把握している。

調査も大切だが、基本となるのは毎日行う授業において教員一人一人が子どもたちの学習状況をしっかり見取りながら丁寧に指導を行っていくことだ。

〇戸田市ではふるさと納税を利用して未来の学び応援プロジェクトを実施しているところ。

ガバメントクラウドファンディングでプロジェクト型の学びや部活動の地域移行、メタバース空間での創作活動、体験活動、教職員の対話や意識改革などの提案を実現するために寄付金はアプリの開発や資材購入、研修費、人件費等の経費に活用するそうだ。

本市でもクラウドファンディングを利用してはいかがか❔

⇒クラウドファンディングはまずその目的を明確にしていく必要がある。加えて教育として行う活動に適切な手段かも慎重に検討する必要がある。

〇了解した。

先行事例があるので見習っていただいて本市でもさらに教育改革に取り組んでほしい。

 



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