不思議なひかり電話

昔、糸電話で遊んだことがあった。

家に電話がなかったので、ほんとうの電話にはさわったこともなかった。

当時は電話のない家が多かった。

電電公社に予約しても電話の設置まで数ヶ月かかった。

電話加入権のために用意するお金は家計の負担になっていた。



光ファイバーを引いたついでに、NTTさんのひかり電話を入れた。

電話加入権はNTTが預かるという。

ただし、ip電話なのに、電話番号が今までどおりでいい。

そのかわり、ip電話にしては電話代が高い。

もっとも、メタル・ワイヤーを使った電話としては格安になる。



昨日までフージョン・コミュニケーションさんのお世話になっていました。

これまでメタルでも遠距離電話の時に気軽に長電話できて便利でした。

ひかり電話のことを知ったのは10月に入ってからすぐのことでした。

メタルを残そうか、とも考えましたが諸経費高騰、実質賃金低下の折ゆえ、メタルから足を洗うことになりました。



ひかり電話の弱点は、停電のときに通話できないことです。



特に災害時の停電が心配です。しかし災害時は、いずれにしても電話がつながる見込みが薄いので変わりあるまいと決断したのです。



インターネットを光にする件でプロバイダーにたずねたいことがあった。

この時点で家からネットにつなぐ手段はなかった。

連絡手段はひかり電話のみ。

ひかり電話で指定のプロバイダに連絡をとろうとした。

受話器の向こうから、声が聞こえてきた。



お客様のお電話では、通話できません。



このプロバイダさんもip電話を販売されておられるのだがなあ。