カイロプラクティックと院日記 in 島根 ~ 関節ケアルーム ~

開業して二十数年。試行錯誤しながら今も松江で施術の日々。人体は奥が深い‥まだまだ勉強。 KCA会員/JCR登録者

足のむくみ(個人的な考察)

2009年09月19日 15時15分46秒 | ちょっと専門
足のむくみについてちょっとお話。

足の特に下腿がむくむと言う方がいます。
女性や手術歴のあるかた、骨折をした経験がある人などに多いです。

このむくみを減少するためには血流を良くする必要があることから、
 リンパを流す。
 筋肉をゆるめる。
という方法が一般的な方法です。

で、僕が特に重要視するのは”脛腓関節の運動”です。
なぜなら、脛腓間の運動が足からのポンプ作用を高めると考えるからです。
(手なら橈尺関節の運動ですね。)

心臓から離れている場所と言うのは、頭、手、足です。
特に手と足は心臓よりも下位ににあり、また末梢の血管が細くなるため、
血管の不随意運動のみでの血液の供給と排出では効率が悪いです。

そのため血流を促進するために筋肉・皮膚・関節が活動して補います。
そこでこれらの問題を改善するために、
 皮膚へはリンパマッサージ、
 筋肉にもMETやサブラクセーションの矯正
この二つは普通に行うと思いますが、ここでもう一声!
脛腓関節の横断面での伸縮によるポンプ作用を高めるため脛腓関節をチェックします。
上脛腓関節、下脛腓関節、距腿関節の運動です。
屈伸での可動域を正常にし、背屈ではカチッと固定、底屈では遊びができるように矯正します。

そして最後は生活習慣の改善。
歩行での立脚相と遊脚相の足首の屈伸と体重移動を意識して、
下腿の筋と脛腓関節の運動性を出すことが重要です。
(特に踵接地から前遊脚期まで)

脛腓関節の改善は、関節矯正ができるカイロプラクターが得意とします。
こういう観点から、”足のむくみ”に取り組むのも大事だと思います。



最新の画像もっと見る