忙しい施術の中から、久しぶりに臨床について一つ。
僕の院にも毎月何人か急性腰痛の方がこられまして、
その多くの方が、施術直後に痛みが改善され帰宅されます。
しかし中には、施術直後に痛みが改善しにくい方がいます。
それが、タイトルになっている”不安定性を伴う急性腰痛”です。
このような状態を抱えて来院される方は過去にも何人かいらっしゃいますが、
本当に手ごわいです。
なので、検査をしながら「これは難しいかな‥」と思ったらそれを患者さんに伝えて
施術をするように心がけています。
で、この”不安定性を伴う急性腰痛”について
僕が鑑別する指標みたいなものが、下記のような所見です。
・患者自身が痛みの部位を特定できない。
・術者が触診しても、関連する痛みを触知できない。(関連の無い圧痛は除外)
・動作直後に不安定性を感じて、動作を嫌う。(起立や寝返りなど)
・特に前屈において痛みが強いが、
その痛みは「抜けるような、くだけるような、表現しえない」感じがある。
SLR・ケンプテスト陽性や、下肢痛を訴えるような状態ではありませんが
以上のような問題がある場合、要注意となります。
もちろん、臨床上そんなに多くありません。
では、なぜ不安定性があるのか?というと、
見えない部位ですし、触診もできないので難しいところですが、
・椎体終板の骨折
・髄核の不安定性
といった内部の問題が起こっている可能性や、
・過去の線維輪損傷による線維輪瘢痕形成部位の脆弱性の関与
などが考えることはできるのではないか?と思っています。
予後に関してですが、
3週間から1カ月位と、完全に不安定性から開放されるまで時間がかかります。
もちろん損傷程度や正確な知識と予防を行っているかで個人差もあります。
そして安定し出すと、痛みはなくなります。
痛みがず~~~と、続く訳ではありませんので必要以上に恐れないように。
但し! 恐怖感による運動制限を無意識に行ってしまうとちょっと困る‥
なぜならそれは再発や、二次的な疼痛が出てきたりする恐れもあるからです。
そのためには”再発予防”と”慢性痛への移行防止”をすることが重要です。
そのために、正確な情報を得て
一番良い選択をするように心がけてみてください。
ーーちなみに‥
今日の臨床で、ちょうどこのような患者さんが来られたので記事にしたのでした。
僕の院にも毎月何人か急性腰痛の方がこられまして、
その多くの方が、施術直後に痛みが改善され帰宅されます。
しかし中には、施術直後に痛みが改善しにくい方がいます。
それが、タイトルになっている”不安定性を伴う急性腰痛”です。
このような状態を抱えて来院される方は過去にも何人かいらっしゃいますが、
本当に手ごわいです。
なので、検査をしながら「これは難しいかな‥」と思ったらそれを患者さんに伝えて
施術をするように心がけています。
で、この”不安定性を伴う急性腰痛”について
僕が鑑別する指標みたいなものが、下記のような所見です。
・患者自身が痛みの部位を特定できない。
・術者が触診しても、関連する痛みを触知できない。(関連の無い圧痛は除外)
・動作直後に不安定性を感じて、動作を嫌う。(起立や寝返りなど)
・特に前屈において痛みが強いが、
その痛みは「抜けるような、くだけるような、表現しえない」感じがある。
SLR・ケンプテスト陽性や、下肢痛を訴えるような状態ではありませんが
以上のような問題がある場合、要注意となります。
もちろん、臨床上そんなに多くありません。
では、なぜ不安定性があるのか?というと、
見えない部位ですし、触診もできないので難しいところですが、
・椎体終板の骨折
・髄核の不安定性
といった内部の問題が起こっている可能性や、
・過去の線維輪損傷による線維輪瘢痕形成部位の脆弱性の関与
などが考えることはできるのではないか?と思っています。
予後に関してですが、
3週間から1カ月位と、完全に不安定性から開放されるまで時間がかかります。
もちろん損傷程度や正確な知識と予防を行っているかで個人差もあります。
そして安定し出すと、痛みはなくなります。
痛みがず~~~と、続く訳ではありませんので必要以上に恐れないように。
但し! 恐怖感による運動制限を無意識に行ってしまうとちょっと困る‥
なぜならそれは再発や、二次的な疼痛が出てきたりする恐れもあるからです。
そのためには”再発予防”と”慢性痛への移行防止”をすることが重要です。
そのために、正確な情報を得て
一番良い選択をするように心がけてみてください。
ーーちなみに‥
今日の臨床で、ちょうどこのような患者さんが来られたので記事にしたのでした。