当院に限らず、代替医療で施術を受けられる方。
施術者の立場としてですが
”よぽどの場合”を除き、3回以上は通う事をお勧めします。
そしてそこで起こった体の反応は、
良い事も・悪い事も・不安も含めて相談してみましょう。
人の体は千差万別です。
痛みの耐性も、反応の出方も、運動のできるできない、クセもまるで違います。
初診で、施術者は施術方針と計画を考え実行します。
実行は過去の経験や知識に基づいたフィードフォワードで行われます。
つまり、「予測でしか施術ができない」のです。
二回目、施術者は患者さんの反応を聞くことができます。
反応によって、前回の施術を補正したり修正したりできます。
これをフィードバック制御と呼び、初めて「予測でしかなかった施術をあなたのための施術へ補正する」ことができます。
それに基づき、アドバイス（指導）などを行うことができます。
三回目、アドバイスも含め、全てについてフィードバック（話）をしてください。
施術だけでなく、指導した内容の理解度や正確性も聞けます。
残念ながら間違ったストレッチ・運動であれば痛みや不快感がでることもあるので、中止や変更を含め補正することができます。
このように、施術者へのフィードバックは遠慮なく伝える事が大事です。
それは施術者の施術精度を上げると同時に、
一緒になって体への理解を深める事にもつながります。
逆に！どこへ行っても1～2回で終わってしまっては
最良の施術を受けることなく、諦めと失望を感じるだけです。
もちろん患者さんの立場としては１～2回の施術で手応えが欲しい！と考えるでしょう。
実際、１～２回で十分に喜ばれる方も多いのですが、そのような方はそれでＯＫな話なので。
今回はそうではない方へ向けた内容にしました。
施術者は健康であってもらおうと施術をします。
施術後すぐに、次回施術に向けて患者さんの情報を反芻し準備に取り掛かっています。
あなたの抱える苦痛、ぜひ共有してください。
「あそこへ行って、ここへ行って‥」と当たり障りのない施術だけでガッカリしないように。
健康に向かってじっくり着実に歩む道を選びましょう！
