カイロプラクティックと院日記 in 島根 ~ 関節ケアルーム ~

開業して二十数年。試行錯誤しながら今も松江で施術の日々。人体は奥が深い‥まだまだ勉強。 KCA会員/JCR登録者

信頼関係あってこそ

2010年04月03日 12時44分58秒 | 院日記
施術において一見不必要に見えて必要なもの。
それが信頼関係です。

お互いが必要な情報を提供しあい、納得・信頼して施術に取り組むことで、健康への大きな一歩を歩むことができます。

もしかすると一部の一般の方からは、
「施術家は黙々と施術していればよい。腕があるならそれで治る」
と思っているかもしれませんが、決してそんな訳ではありません。

医療の世界でインフォームドコンセントと言う言葉が使われだし、
患者と医師によるコミュニケーションの重要性が指摘され出したのは、さほど遠い昔の事ではありません。

お互いが双方向で話し合う事で分かる事実もあるし、改善のヒントにもなる。
それは僕らカイロプラクターでも同じことです。

さて、なんで今回こんなことを記事にしたかというと、今週これに該当する患者さんが来られたからです。

「久しぶりにこのような患者さんに出会った」と感じましたが、
・説明がめんどくさい。
・ストレッチやエクササイズなんて時間が無いし億劫でできない。
・バカだから話を聞いても覚えられない‥。

脊柱管狭窄症と診断されてますからやっかいな症状の上にこの返事。さすがにこれは困った‥。
しかし、施術をするうちに会話に変化があるんじゃないかと思っていましたが、
3回目の施術となる今週もやはり同じような対応だったので、さすがに施術をご遠慮頂き帰ってもらいました。
(但し、ストレッチの指導だけはしておきました)

そしてもしもっと真剣に向き合うようになったらお越しくださいと説明しました。


このような経験を通じてまた一つ勉強になりました。
そしてこれからも信頼関係を大事にしようと、改めて認識させられました。

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2 コメント

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苦渋ではありますが‥ (ジャンぽぽ)
2010-04-03 22:54:50
Dr.Sさん、コメントありがとうございます。
そう言って頂けると安心します。

「成長の糧になる」というのは金言ですね。
こういった出来事によって考させられること全てが自分の成長につながる気がします。

全ての人と共感する事はできなくとも、
多くの人と共感できるようになりたいと思っています。
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英断 (Dr.S)
2010-04-03 13:26:16
でしたね。

この患者さんの場合、「良くなりたい!」
という気持ちが少なかったのかな?

それにしても、こういう仕事をしていると
いろいろな人に出会いますね。
特にこういう人との出会いが、
自身の成長の糧になるんですよね。


Dr.S


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