ＨｂＡ１ｃ

ちょっと空き時間ができましたので‥。

みなさん糖尿病って知ってますか？（知ってますよね）
この糖尿病の検査、どうやら見直されるようです。

今までだと血糖値で評価されていましたが、
今後ＨｂＡ１Ｃ（ヘモグロビンエーワンシー）という項目が重視されるようです。

糖尿病はブドウ糖を細胞に取り込むためのインシュリンが不足し
血液中にブドウ糖が余るようなのですが、
これがヘモグロビンとくっつくとグリコヘモグロビンというものになります。
この中の一つがＨｂＡ1Ｃで、ブドウ糖と多く結合するとこの数値が高くなる。
すなわち糖尿病の判断基準となるようです。

今までの糖尿病の検査は、食事をとらずに検査しないと行けなくて、
僕も小学生の時に病院で検査したけど結構大変でした。

しかし今後ＨｂＡ１Ｃ検査のみで糖尿病を判定するなら、
この検査はヘモグロビンの寿命４カ月の平均値である１～２か月前の状態を見ることになるので、
採血のための絶食をする必要が無い。
検査を受ける方としては少し楽になるかもしれません。

そして施術者側としては、判断基準が変わることで糖尿病を持つ患者数が変化する可能性もあります。
糖尿病は鑑別や臨床に重要な要素となりますので、
ちょっと頭の隅に残しておいた方がいいかもしれません。

血糖値の補助としてＨｂＡ１ｃが使われるのか、
それともＨｂＡ１ｃがメインの検査法となるのか。
ちなみにＨｂＡ１ｃの正常値は４，３～５，８％、
６，５％以上で糖尿病と今のところは判断されているようです。