そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

奇怪な様相を呈してきた森友学園の無料払下げ事件

2017-03-13 | 安倍晋三
森友学園が、皇国史観を掲げるカルト学校建設問題が時間が経つにつれて、疑惑のテーマパークの様相の本態が見えてきた感がある。
志波玲氏が現地に張り付き追及しているが、ここは1960年代まで水田と畑という農地であった。宅地開発がその後進んだが、関西空港建設に絡み騒音対策として買い上げられた。この用地買収は、阪神淡路大震災の経験直後であったこともあって、震災対応の公園として使うことを前提として、154人の住民から買い上げられた。
豊中市は国から払い下げを受けて公園にすると1999年の豊中市議会で決議している。ところが国は突如として、異例の高額を吹きかけてきたので、豊中市は公園用地予定地の半分を、14億2300万円で購入するしかなかった。本来公共用地使用を目的であれば、国は自治体に対しては手が出しやすい価格を示すはずである。
森友学園には9億5600万円と評価したが、この数字自体も怪しく格安であるが、驚くなかれ8億1800万円も値引きしたのである。根拠は膨大な産業廃棄物があったということである。農地として使われ後に住民が住んでいた土地に、8億円もごみなどあるはずもない。ごみの存在など確認を国はやっていない。更地にする段階でもそのような処理がなされた経緯などどこにもない。と、かつての住民たちは証言している。他の補助金を加味すると200万円のという、無料払下げは異様である。
この価格を決定したのが、安倍政権下でとんとん拍子で出世したのが財務省・理財局長の迫田英典である。この迫田秀典と安倍晋三が、2015年9月3日に面談していることが産経新聞で報じられている。この迫田なる人物は安倍晋三と同郷の山口県で、東大に進学してお役人になった人物である。そして翌日の9月4日に、なぜか安倍晋三は論議の渦中にある安保法制の審議をすっぽかして、大阪を訪問している。この翌日の9月5日に、安倍昭惠が森友学園で講演して、名誉学長に就任している。アッキーこと安倍昭惠はこの日を含め4度も講演をしている。
安倍晋三の、「頼まれたから」とか、「何度も断ったのにしつこいから」というのは、全く虚偽の発言である。安倍晋三が直々に肩入れしていた状況証拠がプンプン臭う。金が動いたかどうかは解らないが、自民党は迫田を含め証人喚問を拒否している。

記者会見での質問には全く答えることなく、皇国史観の教育を通じてこの国を救うと自説を堂々と展開していたどや顔の籠池理事長が、突如として開校断念を発表した。この男を動かす、余程大きな力が働いたとしか思えない。
この時の籠池の記者会見は、安倍晋三が南スーダンからPKO派遣の自衛隊を撤退させるという報道で、突如中断された。安倍晋三は質問を受けることなく、「5年経ったから撤退する」と、真っ赤な嘘を理由に自衛隊を戦闘地から引き下げた。

地元住民たちが、背任行為として財務省近畿財務局を告発する動きもある。この不正払下げ事件は、安倍晋三以外の政治家が関わっていることは考えにくい。検察が動く気配もない。朴槿恵どころではない安倍晋三を、国有地不正売却疑惑で罷免するべきである。


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2 コメント

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シンクロナイズな官僚政治 (ノブ)
2017-03-13 20:58:26
安倍晋三ほど官僚にとって有難い政治家はいない。
官僚達が描く日本の姿と安倍の描く日本の姿がこれほど同調していることを識者もメディアも突いて来ない。安倍晋三は保守官僚の思うつぼに動くのである。かつて原発の巣窟に手を突っ込んでしまった菅直人は官僚達はもとよりメディアからも突き上げられ辞任するはめになった事がある。今回の森友事件 官僚達は知らぬ存ぜぬと書類上の正義で切り抜けるつもりだろう。メディアと野党政治家そして我々市民の真相追及力と忍耐が試される。
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Unknown (きなこ)
2017-03-13 19:20:35
すごく、理路整然としているように思います❗🙆👏
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