そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

「コロナに負けた証として」の東京オリンピックが始まる

2021-07-15 | オリンピック
オリンピック開催都市東京の、新型コロナの新規感染者数が1308人であった。全国の新規感染者3419人の38%にもなる。首都の1都3県では全国の67%にもなる。
さらに、10万人当たりの感染者数が、圧倒的に東京は他府県を引き離して多い。2位の神奈川県の倍近い。よりによって、日本で最も感染者数が多く、比率も高いところに世界中からアスリートと報道を集めて、オリンピックを開催するのである。
これを愚行と言わずになんと表現したらいいのだろう。
菅義偉の言葉を借りると、「コロナに負けた証として」オリンピック・パラリンピック開催を開催することになる。馬鹿げた話である。
もうすでに1週間を切ったのに、海外からの選手や関係者の受け入れの水際対策がボロボロである。善意の方々や日本人のように規律を優先する人たちばかりではない。
入国者を特別扱いして短期の隔離で入国させるのであるから、それなりの根拠を持った対策をするべきである。ところが実行委員会や政府は、事前に対策のシュミレーションすらやっていなかったことが今頃になってバレて、ドタバタしている。
菅義偉が最も頼りにしていた、ワクチン接種も進んでいない。国民の協力もままならず、ワクチンも来ていない。自治体が隠しているとかいう話を、平然と政府関係者が口にする。
6月末には4000万回接種しているハズであったが、実際は1300万回であったことを、都議会選挙が終わって発表したところを見ると、河野太郎も拙かったと思っているようである。いずれにしても、ワクチン接種が思うように進んでいないことは深刻である。
開催直前であるのも関わらず、東京オリンピックはボロボロである。

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